【2021年最新】車検を受ける時に必要なものを解説!印鑑は不要?

車検は自家用乗用車の場合、新車で購入したクルマは初回のみ3年後で、以降は2年ごとに受けなければなりません。車検は任意に行う定期的なメンテナンスや点検とは違い、国である国土交通省が行うものであり公道走行の許可をもらうものなので、必要とされるものを確実に用意しなければ受けることができません。

また2021年からは印鑑が不要になりましたので、車検には何が必要で用意しなければいけないのかを2021年の最新版としてお伝えするとともに、必要なものを紛失した場合の対処方法についてもお伝えします。

車検に必要なもの

マイカーの車検を受ける場合、多くの人はディーラーをはじめ販売店や整備工場など、どこかに依頼していると思います。車検は必ずどこかに依頼しなければ受けられないものではなく、所有者(ユーザー)自身で受けることも可能です。ここでは、どこかに依頼して車検を受ける場合に必要なものと、ユーザー自身で車検を受ける場合(ユーザー車検)に必要なものをお伝えします。

※ここで先にお伝えしておきたいことがあります。2021年(令和3年)1月1日より継続検査申請書(OCRシート)への「印」・「自署」が不要となり、申請者欄(使用者)の記載については、印刷・ゴム印等で申請可能となりました。

どこかに依頼して車検を受ける場合

①自動車検査証(車検証)

通称「車検証」と呼ばれる自動車検査証で、そのクルマが車検に合格していることを証明するものです。この車検証があることで、クルマにナンバーを付けて公道を走行することが可能になっているのです。

車検証には車検についての情報だけではなく、そのクルマの情報(車名・車体番号・車体寸法・車両重量・エンジンの形式名など)や所有者の氏名・住所といった個人情報も記載されています。

車検証は、クルマを運行する時には常に携帯しなければならない書類のため、ファイルなどに入れられて車のグローブボックスなどに保管されています。一度、クルマのグローブボックスを見て確認しておきましょう。

②自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

通称「自賠責保険」と呼ばれる保険で、クルマを運行するためには必ず加入しなければならない保険です。そのため「強制保険」とも呼ばれています。

自賠責保険の補償内容は対人のみであり、死亡時で最大3,000万円、後遺障害時で最大4,000万円を補償します。もし、自賠責保険に加入せず公道を走行した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

自賠責保険証明証は、車検証と同じくクルマを運行するときには常に携帯しなければならないものなので、車検証と一緒に保管されていることがほとんどです。

③自動車税(種別割)納税証明書

毎年4月1日時点でクルマを所有しているユーザーに対して課せられる「自動車税(種別割)」の納付を証明する書類です。毎年5月頭に、クルマの所有者あてに自動車税の納付書が届きます。納付期限は5月31日までになりますので、忘れないように納付しましょう。

この納付書で自動車税を納税すると、自動車税(種別割)納税証明書を手渡されます。都道府県によって違いがありますが、最近ではキャッシュレス決済で自動車税を納めることが可能となり納付書を使用せず納付するため、自動車税(種別割)納税証明書が手に入らない場合もあります。

現在でも、車検を受けるときに自動車税(種別割)納税証明書を提出することが確実な方法なのですが、2015年(平成27年)4月より、車検の際にある条件を満たしていると、車検時に自動車税(種別割)納税証明書の提出を省略することが可能となりました。

その条件とは

  • 継続車検であること
  • 自動車税を滞納していないこと
  • 納税から約2~4週間ほど経過していること

です。

上記の条件に該当する場合は、自動車税をキャッシュレス決済で納税し、自動車税(種別割)納税証明書を発行させなくても車検をうけることができます。

ユーザー自身で車検を受ける場合(ユーザー車検)

ユーザー自身が陸運局へクルマを持ち込んで車検を受けることを「ユーザー車検」と呼びます。ユーザー車検は車検のすべてを自分自身で行うため、代行業者に依頼していた書類作成なども自分で行わなければなりません。

「どこかに依頼して車検を受ける場合」でお伝えした①自動車検査証(車検証)と③はユーザー車検でも同じく必要となります。これ以外にも必要になるものをお伝えします。

④自賠責保険証明書(新契約分)

車検を受けるためには、次の車検まで有効な自賠責保険に加入している証明が必要になります。ディーラーなど代行業者に車検を依頼した場合は、次の車検まで有効な自賠責保険への加入をやってくれます。しかしユーザー車検の場合は誰もやってくれませんので、ユーザー自身で自賠責保険への加入手続きを行わなければなりません。

自賠責保険の継続加入は、現在契約している自賠責保険の保険会社に依頼するのが一番簡単でスムーズに行えます。万が一、自賠責保険の継続加入をわすれた場合は、車検を受ける車検場でも加入が可能になっています。

⑤自動車検査票

自動車検査票とは、車検や構造等変更検査、新規登録検査の際、検査項目ごとの合否を記録するための用紙です。検査を受ける自動車が道路運送車両法の保安基準に準じている場合のみ、この自動車検査票に合格印が印字されます。

具体的には、クルマを車検の検査ラインにのせて、各項目で検査員が道路運送車両法の保安基準に準じて合格と認めた場合に、合格印が印字されていきます。もし不合格だった場合はその旨が注記され、15日以内の再車検の時には不合格の箇所のみ受験し、合格すれば車検合格となります。

自動車検査票の用紙は、陸運局の窓口でもらえますので前もって準備する必要はありません。

⑥自動車重量税納付書

自動車重量税納付書とは、車検や構造等変更検査、新規登録検査の際、クルマの車両重量に対して課税される「自動車重量税」の納付を行うための用紙です。自動車重量税は、車両重量以外に車種や新車登録からの経過年数によって課税額が決まります。その課税額分の印紙を購入し、用紙に貼り付けて申請します。

自動車重量税納付書も、陸運局の窓口でもらえますので前もって準備する必要はありません。印紙も陸運局で購入が可能です。

⑦継続検査申請書

継続検査申請書とは、車検の際に車検証をコンピュータで発行する為に必要なOCR用紙のことです。正式名称は「専用3号様式」といい、車検の検査終了後に継続検査申請書を陸運局の窓口に提出します。そして運輸局が申請書をコンピュータに入れ、記載内容を読み取り、車検証が発行されます。

継続検査申請書は、陸運局の窓口で入手可能で当日に用紙しても問題ない用紙ですが、事前に入手しておきたい場合は、国土交通省のウェブサイトでダウンロードして入手することが可能です。ただし、一般家庭で使われているインクジェットプリンタで印刷した用紙は、コンピューターで読み込めないため、車検当日に陸運局の窓口で入手するようにしましょう。

⑧定期点検整備記録簿

定期点検整備記録簿とは、24ヶ月点検や12ヶ月点検といった法定点検を行った際に、その点検内容を記録するための書類です。定期点検整備記録簿には、過去に行われた点検・整備の記録が正確に細かく記載されています。定期点検整備記録簿は、何時どこでどんな整備を受け、どの部品を交換したのかが一目瞭然でわかり、各部品や消耗品の交換時期の判断に重要な役割を果たしています。

車検に必要なものを紛失してしまった時の対処法

もし車検に必要なものを紛失してしまったら、車検を受けられないと思っている人が居るかも知れませんがご安心ください。紛失したものは手続きすることで再発行してもらえます。

車検証の再発行手続き方法

車検証の再発行手続きは運輸局で受け付けています。クルマのナンバーを管轄する運輸局もしくは自動車検査登録事務所などで手続きします。必要なものは以下になります。

申請書

申請書は運輸局や自動車検査登録事務所の窓口でもらうか、国土交通省のウェブサイトからダウンロードで入手可能です。もし記入方法がわからなくても、窓口で教えてもらえますのでご安心ください。

使用者の印鑑もしくは委任状

印鑑は認印でも大丈夫です。代理人が手続きする場合は使用者の印鑑を捺印した委任状が必要になります。

使用者または代理人の本人確認ができるもの

運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカードなど顔写真付きの身分証明書が必要になります。

理由書もしくは車検証

車検証を再発行する理由が、紛失や盗難の場合はその理由書を持参します。再発行の理由が車検証の破損などで、車検証が残っている場合は持参します。

手数料印紙代

手数料印紙代として300円が必要です。印紙は運輸局もしくは自動車検査登録事務所で購入できます。

自賠責保険証明書の再発行手続き方法

自賠責保険証明書の再発行手続きは、加入している保険会社で行います。紛失や破損により再発行が必要となった場合、すぐに加入している保険会社に連絡、もしくは保険会社の営業所に直接行き再発行手続きを行います。自賠責保険の加入をディーラーなどに依頼したことで保険会社が不明な場合は、そのディーラーなどに問い合わせるようにしましょう。

自動車税(種別割)納税証明書の再発行手続き方法

自動車税(種別割)納税証明書の再発行手続きは、各都道府県の自動車税事務所、もしくは運輸支局場内の自動車税事務所のいずれかで行います。車検証と納税の領収証と身分証明書を持参します。窓口へ行けない場合は、郵送やインターネットでも再発行は可能です。ただし、自治体によって対応していない場合もありますので、事前に確認するようにしましょう。

まとめ

クルマに乗っている間は必ず定期的に受ける車検ですが、2年に1度というサイクルのため、ついつい必要なものを忘れがちになります。またディーラーや販売店など、人任せにしている人がほとんどだと思いますので、何が必要なのかもわからない人が多いと思います。

この記事にたどり着いた方は、そろそろ車検が近づいている人だと思いますので、早めに確認して揃えておくようにしましょう。また初めてユーザー車検にチャレンジする人は、焦らず落ち着いて対応し、ぜひ合格してほしいと思います。