【外車SUVのオススメ】その魅力は?アメリカ製と欧州製の特徴を解説

今や世界的なブームとなっているSUVですが、世界初のSUVはアメリカで誕生し、流行の始まりはヨーロッパのメーカーからだったのをご存知でしょうか?
SUVに乗るならぜひ外車をおすすめしたい、その理由をくわしく解説!車種別の特徴や買取相場など、SUVの購入を検討している人に必見の情報を紹介します。

外車のSUVがおすすめの理由


外車のSUVをおすすめしたい一番の理由は、SUV(スポーツユーティリティーヴィークル:スポーツ多目的車)はもともと海外で誕生した自動車ジャンルだからです。「SUVってどういう車なの?」と聞かれると、きちんと答えられる人はあまり多くはないかと思いますが、SUVは【多目的車】と呼ばれるだけあって、その定義は非常に曖昧です。

SUVには二種類のタイプがある

SUVには大きく分けて二種類あり、一つはトラックと同じ頑丈なラダーフレームを持ったクロカンSUV、もう一つは乗用車と同じモノコックフレームを持つクロスオーバーSUVです。そして、このいずれも海外のメーカーから誕生しています。

現在のSUVブームの主流は、乗用車がベースのクロスオーバーで、国産車でもトヨタC-HRやホンダ ヴェゼル、日産エクストレイルといった車が市場をにぎわせています。ですが、外車のSUVは、長い実績を持つ海外メーカーならではの楽しさがあり、国産車では得られない魅力が満載です。

SUVに乗るおもしろさをもっと深く味わいたい人に、外車のSUVはぜひおすすめしたい車です。

世界的トレンド

現在の爆発的なSUVブームを生み出すきっかけとなった車は、2002年に登場した、<ポルシェ カイエン>です。カイエンは、フォルクスワーゲン製の前輪駆動車用プラットフォーム(土台)をベースに、ポルシェのスポーツカーづくりのノウハウをふんだんに詰め込み、優れた高速性能を持つ【SUVの形をした新しいスポーツカー】として開発されました。

その性能は、従来のSUVが持っていた重たくて遅いというイメージを、完全にくつがえす俊足ぶりを発揮しています。トップグレードの<カイエンターボ>は、4,500ccのV8エンジンにターボチャージャーを装備し、0-100km/h加速が5.6秒というスポーツカーに匹敵する高性能を持ち、富裕層を中心に大ヒットしました。

カイエンの成功でブームに火がついた

ユーザーからは「ゴルフバッグを楽々積めるポルシェ」だと評判になり、以後はメルセデスやBMWといったドイツ勢を始め、フランスのプジョーやスウェーデンのボルボなど、各メーカーから続々とクロスオーバーSUVがデビューし始めます。またSUVの本家アメリカからも、クロカンSUVのニューモデルや新しいクロスオーバーが誕生しました。

自動車メーカーのSUV戦略はさらなる拡大を見せ、その勢いはセダンやコンパクトカー、ステーションワゴンといった他のジャンルを完全に凌駕し、今や自動車の世界的トレンドとなっています。

フェラーリがSUVを出すまでは時間の問題?

外車のSUVは現在、小型車のミニから高級SUVのレンジローバーまでラインナップされるのはもちろん、イタリアの高級車マセラティにアルファロメオ、超高級車のベントレーやロールスロイスにまで展開されています。驚くことに、あのランボルギーニまでもがSUVを発売しており、もはやフェラーリやマクラーレンがSUVを出すのも、時間の問題だと噂されています。

数が少ないからこその特別感

日本で大人気のトヨタC-HRやホンダ ヴェゼル、日産エクストレイルといった国産SUVは、毎日のように街で見かけますが、これらに比べて外車のSUVは明らかに少数派です。ユーザーにとっては車の値段やメンテナンスといった面から国産車の方が購入しやすいですが、数が少ないからこその存在感や特別感が味わえるのが、外車SUVのいいところです。

ボディの大きさやデザインも迫力のある車が多く、走っている姿に「おおっ!」と声を上げたくなるなど、周囲から見られる優越感が魅力です。同じSUVに乗るなら、カッコよくて目立つ外車がおすすめです。

外車suvのデメリット


外車SUVは、国産車にはない個性と楽しさがあり、ぜひおすすめしたい車ですが、注意すべきデメリットはあるのでしょうか?ここでは外車SUVのデメリットについて説明します。

維持費が高額になることが多い

車選びの大切な基準として、維持費の安さがありますが、外車SUVは国産車に比べて高めになるのは止むを得ないところです。日本と海外では車に対する考え方が違い、車が生活必需品の海外では「車は機械だから壊れるのはあたりまえ」で、故障しないための定期的な部品交換の費用は不可欠という考えです。

外車では、走行km数や使用年数によって指定された交換部品があり、その都度に部品代と工賃で数万~数十万といった費用が発生します。

外車は定期的な部品交換で新車時の性能を維持

ところが、日本のユーザーは車の故障に非常に神経質で、壊れる=ダメな車という考え方です。日本車は、走行10万kmでも大きな部品交換なしに走り続けられる信頼性の高さがあり、日本では「これが常識」と考えている人が多いです。外車SUVに乗るのであれば、このような考えは捨てて「定期的に部品交換をするからこそ、新車時の性能をずっと楽しむことができる」と、発想を転換する必要があります。

大型SUVは自動車税額に注意

また外車SUVの中には、日本車ではほぼありえない排気量5,700ccや6,100cc、7,000ccといった巨大なエンジンを積む大型の車が存在します。この場合は、年間の自動車税が8万8,000円~11万1,000円と跳ね上がるので、購入の際は、維持費が高くなることを考えておきましょう。

車高が高い

住宅事情によってタワーパーキングを使うユーザーは、外車SUVの車高にも注意が必要です。タワーパーキングの高さ制限は、ほとんどが1,550mmで、制限が大きいものでも1,580mmまたは1,650mmまでとなっています。SUVはオフロードの走破性や室内の広さを考慮して、他の車よりも車高が高いです。

例えば、メルセデスベンツのミドルクラスSUV、GLEでは全高が1,795mmで、一般のタワーパーキングでは入庫できません。ただし、ハイルーフ対応の駐車場では2,050mmまでOKのところもあるため、購入前に確認をしておくと良いでしょう。外車でも、コンパクトSUVクラスなら全高が1,550mm以下のため、入庫が可能です。

車高が低い外車SUVには以下のような車種があります。

    ・メルセデスベンツGLA:1,505mm
    ・BMW X2:1,535mm
    ・アウディQ2:1,500mm
    ・シトロエンC4カクタス:1,530mm
    ・プジョー2008:1,550mm

日本の道路規格に合わない場合も

海外に比べて日本の道路が狭いのは、国土が狭いために仕方がありませんが、日本の道路規格でも運転がしやすいのは、全幅が1,700m以下の5ナンバーサイズです。といっても、今やコンパクトカーでも全幅1,750~1,800mmという堂々の3ナンバーサイズがほとんど。外車のSUVではコンパクトクラスでさえ、全幅1,800mmを超えています。

これがミドルクラス以上になると、1,900mm~2,000mmの車が多く、狭い場所では大きすぎて持て余してしまうでしょう。外車SUVを購入する際は、必ず全幅が何mmかを確認することをおすすめします。

国別の外車SUVの特徴


外車SUVの特徴を、アメリカ製とヨーロッパ製に分けて説明します。

アメリカ製のポイント

アメリカ製SUVのポイントは、オフロード性能を重視していることです。SUVの本家と言えばアメリカ製ですが、SUVが誕生する直接の原因となった車は、第二次世界大戦で大活躍した元祖4輪駆動車の【ジープ】です。広大な国土を持つアメリカでは、地域に限らずオフロードを走る機会が多いために、抜群の悪路走破性を持つジープがユーザーから支持されていました。

それまではジープの独占市場だったジャンルに投入されたのが、世界初のSUV<フォード ブロンコ>です。ブロンコは、頑丈なラダーフレームを基本に、ジープの欠点だったオンロードでの操縦性や乗り心地の悪さを改善した、専用設計の車体によって開発されました。

ジープに匹敵する悪路走破性に加え、街乗りでの扱いやすさを兼ね備えたブロンコは、オフロード派ユーザーに歓迎されてヒットします。

ブロンコの市場を奪ったシボレー ブレイザー

ライバルのGM(ゼネラルモータース)は、ブロンコの登場を横目にしながら非常に画期的なSUVを誕生させます。それが<シボレー ブレイザー>です。ブレイザーは、ブロンコのような専用設計ではなく、既存のピックアップトラックをベースにワゴン型のボディを乗せた、お手軽な4WD車でした。

ジープほどの悪路走破性はないものの十分なオフロード性能を持ち、見た目がピックアップトラックに似てゴージャスなことから、ブレイザーはユーザーに受けてまたたく間に大ヒットします。ブレイザーの人気により、市場を奪われたブロンコの販売は低迷。その後は、ピックアップトラックをベースにしたSUVが主流となります。

モデルチェンジで二代目となったブロンコも、トラックベースとなり、貴重な初代ブロンコは現在はマニアに大人気のクラシックカーとなっています。

クロスオーバーの元祖はジープ チェロキー

現在人気のクロスオーバーSUVの元祖も、アメリカ製です。80年代になると、都会に住む人が週末のレジャーに便利に使える4WDが欲しいという要望に応え、登場したのが世界初のクロスオーバーSUVの<ジープ チェロキー>です。

乗用車がベースのために既存のSUVよりもずっと乗り心地が良く、ジープ譲りのオフロード性能も必要十分で四角いボディデザインも好評で大ヒットします。その後は、日本車でもトヨタ ハリアーやRAV4といったクロスオーバーが登場し、人気となりました。

ヨーロッパ製のポイント

ヨーロッパ製SUVのポイントは、豪華で贅沢なことです。欧州製SUVの元祖は、イギリス生まれの<レンジローバー>で、【砂漠のロールスロイス】と呼ばれる最高峰のSUVです。他には、メルセデスGクラス ゲレンデヴァーゲンくらいしか存在しませんでしたが、ポルシェ カイエンのヒット以降は、各メーカーから高級SUVが続々登場しました。

その特徴は、オンロードでの快適性を追求している点にあります。

おすすめの外車SUV


現在市場で販売されている、おすすめの外車SUVを紹介します。

フォード エクスプローラー

アメリカンSUVを代表する車の一つが、フォード エクスプローラーです。エクスプローラーは、二代目ブロンコの後継モデルとなるピックアップトラックがベースのSUVです。日本にも輸入され、室内の広さとV6エンジンによるスムーズな走りで人気となりました。ゴージャスなインテリアで7人乗りができるエクスプローラーは、アメリカン高級SUVの元祖と言えます。

ジープ チェロキー

現在のチェロキーは、アメリカのクライスラーとイタリアのフィアットが合併した、<FCA:フィアットクライスラーオートモビルズ>が販売するクロスオーバーSUVです。ポイントは、フィアットと共同開発した、2,400cc直列4気筒自然吸気の<タイガーシャーク>エンジンにあります。9速ATとの組み合わせによる非常になめらかな走りと、ジープの名に恥じない悪路走破性が魅力です。

BMW X3

X5でクロスオーバーSUV市場への先鞭を切ったBMWが、次に登場させたのが3シリーズがベースのX3です。全長4,720×全幅1,890全高1,675(mm)という、もはやコンパクトとは言えないX3ですが、存在感の強さと電子制御4WD<X-ドライブ>の高性能が注目の車です。

メルセデスベンツ ML(GLE)クラス

メルセデスが出した初のクロスオーバーが、MLクラスです。MLは、ダイムラークライスラー時代に米国で生産された車で、<米国産のメルセデス>として賛否両論がありました。今では<GLE>クラスに名前を変え、Eクラスセダンの快適性とSUVならではの居住性の高さを持つ、SUVファン憧れの高級モデルです。

プジョー3008

プジョー308をベースにしたクロスオーバーが3008です。0が一つ多い<マルハチ>シリーズが、プジョーのクロスオーバー車ラインナップです。背の高いボディと、フランス車らしい気の利いたデザイン、そしてプジョーならではの<猫足>が快適な乗り心地を実現しました。ライフスタイルにこだわる、おしゃれな都会人にぜひおすすめしたい、外車SUVです。

外車suvの買取相場


外車SUVの買取相場について説明します。

suvは高額になりやすい

「外車は高い。SUVなんて、とんでもなく値段が高いのでは?」このような疑問には迷わずYesと答えますが、忘れてはいけないのは「外車は高いのにリセールが悪い」ということです。多くの輸入車が買う時は高いけれど売る時は安いというのが常識ですが、人気のある外車SUVは中古車市場での引き合いが非常に多く、高額買取が期待できます。

人気のコンパクトSUV、メルセデスGLA250 4マチック(新車価格475万円)の2年落ち走行2万kmの買取相場は、278万3,000円でリセールバリュー率は59%となっています。

古いモデルは注意

人気の外車SUVも年式が古いと買取額がガタンと下がるため、注意が必要です。同じメルセデスでは、ミドルクラスのML350 4マチック(新車価格714万円)の7年落ち走行7万kmの買取相場は、229万6,000円でリセールバリュー率は32%となっています。

まとめ


外車SUVは、国産にはない魅力を持つところがおすすめの車です。SUV発祥であるアメリカは、オフロード性能の高さを始めとする長い実績から独自の魅力を持っています。欧州製SUVは高級感が魅力で、ゴージャスな雰囲気に浸れます。

外車SUVは古くなると値落ちが激しく、売るなら早めがおすすめです。街を走れば目立つことは間違いない、外車SUVの世界をぜひ体験してくださいね!