【購入検討者必見】日産・ティアナにかかる維持費を徹底調査!

日産ロゴ

「コスパ最強の高級セダン」として人気の日産・ティアナ。2003年にセフィーロの「室内の広さ」とローレルの「高級感」を併せ持つ高級大型セダンとして登場し、ライバルの他社同格セダンに比べて新車価格が安いことが魅力です。

車は安く買えたけど、そのあとに色々とかかってくる「維持費」が高ければ安く買えたメリットがなくなってしまいます。日産・ティアナの維持費はどれくらいかかるのでしょうか?新車の場合と中古車の場合で購入する時の費用や年間の維持費などを徹底調査してみました。

日産・ティアナの特徴

ここでは現行型の3代目日産・ティアナの特徴をご紹介していきます。

エンジン

初代と2代目のエンジンはV型6気筒と直列4気筒の2種類がありました。しかし、3代目からはV型6気筒が無くなり直列4気筒エンジンのみとなりました。エンジンは全グレード共通になります。

  • エンジン形式:QR25DE型 2,488cc 直列4気筒DOHC
  • 最高出力:127kW (173PS)/6.000rpm
  • 最大トルク:234N・m (23.9kgf・m)/4,000rpm

トランスミッション

トランスミッションは、全グレードに「エクストロニックCVT」が採用されています。エクストロニックCVTとは、車速や負荷に応じてプーリー比を変える油圧を電子制御で滑らかにすることで、今までの油圧制御に比べてドライバビリティが大幅に向上しました。とくに坂道発進や車庫入れなどの微速走行をするときには、その効果をかなり実感できるでしょう。

燃費

燃費は、エンジンとトランスミッションの改良により先代に比べて向上しています。カタログの燃費数値はJC08モードで14.4km/Lで、実走行では平均12.7km/Lという燃費を記録しています。大型高級セダンとしては優秀な燃費数値でしょう。

ボディサイズ

日産・ティアナのボディサイズは以下になります。

  • 全長:4,880mm
  • 全幅:1,830mm
  • 全高:1,470mm

室内空間

日産・ティアナの室内サイズは以下になります。

  • 室内長:2,130mm
  • 室内幅:1,515mm
  • 室内高:1,215mm

ニッサン・ティアナでかかる維持費は年間どのくらい?

自動車を維持する場合、税金や保険、ガソリン代に駐車場代などさまざまな維持費がかかってきます。日産・ティアナを愛車にした場合、1年間でどのくらいの維持費がかかるのか調査してみたところ、1年間でおおよそ33万円ほどが必要だとわかりました。その内訳をご紹介していきます。

税金

自動車にかかる税金には「自動車税」と「重量税」があります。それぞれの税金がかかるタイミングと金額を紹介します。

自動車税

自動車税とは、毎年4月1日現在の自動車の所有者に対してかかる税金のことです。自動車税の税額は排気量によって決まってきます。日産・ティアナの排気量は年式やグレードにより異なります。初代では2.0L、2.3L、2.5L、3.5L、二代目では2.5L、3.5L、3代目は2.5Lです。排気量ごとの1年間の税額は以下になります。

  • 2.0L:39,500円
  • 2.3L、2.5L:45,000円
  • 3.5L:58,000円

自動車重量税

自動車重量税とは、新車購入時および車検実施時に必要となり自動車の重量と新規登録から13年以内か超過によって税額が決まる税金です。日産・ティアナは初代~三代目の現行型までで車両重量が1,500㎏以内と超過が存在、また13年以内と超過が存在します。さらに自動車重量税は毎年の税金ではないため1年間の税額に計算しなおすと以下の範囲になります。

  • 新車購入:12,300円
  • 新規登録から13年以内および車両重量1,500㎏以下:12,300円
  • 新規登録から13年超過および車両重量1,500㎏以下:17,100円
  • 新規登録から13年以内および車両重量1,500㎏以上:16,400円
  • 新規登録から13年超過および車両重量1,500㎏以上:22,800円

保険

自動車を運行する場合、必ず加入しなければいけない「自賠責保険」と自賠責保険だけでは補償しきれないためにさらに加入する「任意保険」があります。現在では自賠責保険だけは万が一の時に十分な補償ができなため任意保険にも加入するのが一般的です。

自賠責保険

自賠責保険は新車購入時および車検切れの中古車購入時、車検時かその前に加入する自動車保険です。自賠責保険は次の車検が来るまでの期間をカバーするような期間設定で作られていますので、新車購入時には3年(36か月や37か月)で、中古車購入の場合は2年(24か月や25か月)で加入となります。これを1年間に計算しなおすと以下の保険料になります。

  • 25,830円÷2年=12,915円

任意保険

任意保険は加入しなくても新車および中古車の購入は可能で車検も受けることができます。しかし、万が一のことを考えると加入すべき保険と思われます。任意保険はその車を運転する人の年齢や過去に保険を適用した回数(事故回数とは異なる)、また保険会社や補償内容で保険料が変動します。

任意保険に加入する場合の補償条件で一番重要視されるのは、対人保険と対物保険です。どちらも無制限の保険にかけておくことが一番安心です。下記は、ある状況に基づいて1年間の保険料を算出したものです。

・保険対象者年齢:30歳以上
・等級:なし
・免許の種類:ブルー
・年間走行距離:5000㎞
・運転者:配偶者限定
・対人賠償:無制限
・対物賠償:無制限
・車両保険:なし

  • 保険料:約36,000円

その他費用

自動車を走らせるためには燃料となるガソリンが必要になります。また自宅に駐車場がなければ、駐車場を借りる必要があります。それぞれ1年間にかかる費用をおおよそで算出してみました。

ガソリン代

年間走行距離を5,000㎞、レギュラーガソリンの価格を1Lあたり142円、実走行燃費を9.8㎞/Lとした場合の1年間のガソリン代は以下になります。

  • 5,000㎞×142円÷9.8㎞/L=約72,449円

駐車場代

自宅に駐車場がない場合、自宅近くに駐車場を借りる必要があります。駐車場代は地域や状況により違いがあります。1か月の駐車場代で一番高い東京都が31,077円、一番安い長野県が4,144円、全国平均が8,288円となっています。全国平均の駐車場代をもとに1年間の駐車場代を算出すると以下になります。

  • 8,288円×12か月=99,456円

車検代

自動車の車検は新車購入時のみ3年後、以降は2年毎に受ける必要があります。現行型の日産・ティアナの場合で継続車検をディーラーで受けて、交換部品がなかった場合の最低限の車検内訳と費用は以下になります。

・検査手数料:1,800円
・自賠責保険:25,830円
・自動車重量税:24,600円
・点検費用:30,000円
・代行手数料:10,800円
・合計金額:93,030円

  • 1年あたりの費用:93,030円÷2年=46,515円

消耗品

自動車にはいくつかの消耗品があり、寿命はさまざまです。年間走行距離が5000㎞でディーラーで対応と考えた場合の消耗品別に1年あたりにかかる費用を算出したものは以下になります。

エンジンオイル交換
  • 約3,500円÷1年=約3,500円

※5,000㎞走行で交換と想定した場合。

ブレーキオイル交換
  • 約10,000円÷2年=約5,000円

※車検ごとに交換と想定した場合。

タイヤ交換
  • 約60,000円÷3年=約20,000円

※3年ごとに交換と想定した場合。

ワイパーブレード交換
  • 約3,000円÷2年=約1,500円

※車検ごとに交換と想定した場合。

ブレーキパッド交換
  • 約12,000円÷6年=約2,000円

※30,000㎞ごとに交換と想定した場合。

ニッサン・ティアナの購入時にかかる費用は?

自動車を購入する場合、自動車の本体価格だけの費用では購入することができません。購入と同時に必要となる税金やリサイクル料金、場合によってはディーラー代行手数料なども必要となります。日産・ティアナを購入する時に、どのくらいの費用がかかるのか調査してみました。

車体価格

新車購入の場合

  • XV ナビAVMパッケージ:3,513,240円
  • XL ナビAVMパッケージ:3,213,000円
  • XL:2,896,560円
  • XE:2,563,920円

※価格はメーカー希望小売価格(消費税込)です。実際はディーラーにより値引きしてもらえる可能性があります。

中古車購入の場合

  • 初代 J31型(2003年-2008年):10,000円~1,090,000円
  • 2代目 J32型(2008年-2014年):159,000円~1,890,000円
  • 3代目 L33型(2013年- ):998,000円~2,896,000円

※グレード、走行距離、外装や内装の状態、オプション装着状態により価格は異なります。

オプション

日産・ティアナを中古車で購入する場合は、すでに装着されているため特別に費用はかかりません。しかし、すでに中古車の本体価格に反映されている場合があります。新車で購入する場合は、オプションパーツを装着する分は費用が追加で必要となります。

日産・ティアナの新車購入でよく選ばれている人気のオプションパーツと価格は以下になります。

  • NissanConnect ナビゲーションシステム+アラウンドビューモニター+ステアリングスイッチ+6スピーカー+LDW(車線逸脱警報)+BSW(後側方車両検知警報)+クルーズコントロール:327,240 円
  • ガラスルーフ(電動スライド&フロントチルトアップ、UVカット機能付プライバシーガラス、シェード付):118,800 円
  • ナビレコお買い得パック(MM518D-W)/(MM318D-W)+ETC2.0:198,382 円~294,110 円

自動車重量税

新車で購入する場合は、3年分の自動車重量税が必要になります。日産・ティアナは車体重量が1,500㎏以下でエコカー減税対象車ではないので以下の税額が必要になります。

  • 12,300円×3年=36,900円

中古車で購入する場合は、車検が残っている中古車なら不要で車検を受ける必要がある中古車は2年分の自動車重量税が必要になります。初代もしくは2代目の場合は、グレードによっては車体重量が1,500㎏を超える車種があります。さらに初代の場合は新規登録から13年以上経過した中古車があります。それぞれの場合の自動車重量税は以下になります。

  • 新規登録から13年以内および車両重量1,500㎏以下:24,600円
  • 新規登録から13年超過および車両重量1,500㎏以下:34,200円
  • 新規登録から13年以内および車両重量1,500㎏以上:32,800円
  • 新規登録から13年超過および車両重量1,500㎏以上:45,600円

自動車取得税

自動車取得税とは自動車を売買などで取得したときに課税される税金のことです。税額は新車で購入する場合と中古車で購入する場合で異なり、また中古車の中でも年式によって異なってきます。

新車購入の場合

新車購入の場合の自動車取得税の計算式は以下になります。

課税標準基準額+付加物の価額=取得価額(1,000円未満切捨て)
取得価額×3%=自動車取得税額

※課税標準基準額は新車価格ではなく、値引きなどを考量した額になります。おおよそ新車価格の90%程度となります。
※付加物の価額はオプションの価格です。

  • XV ナビAVMパッケージ:87,800円~
  • XL ナビAVMパッケージ:80,300円~
  • XL:72,300円~
  • XE:64,000円~

中古車購入の場合

中古車購入の場合の自動車取得税の計算式は以下になります。

課税標準基準額×残価率=取得価額(1,000円未満切捨て)
取得価額×3%=自動車取得税額

※残価率は新車時を1.0として経過年数ごとに決められた残価率があります。
※取得価額が50万円以下の場合は課税されません。

2016年式 XL ナビAVMパッケージ 2,100,000円の自動車取得税は、

2,100,000円×0.382(2.5年経過)=802,000円
802,000円×3%=24,066円

となります。

自賠責保険

自賠責保険とは強制保険とも呼ばれ、自動車を購入し運行するために必ず加入しなければいけない保険です。また次回の車検までの期間をカバーできるだけの期間を一括で支払ってかけなければいけません。新車で購入する場合は3年間分(36か月)の36,780円となります。中古車で購入する場合は、車検が残っている場合は不要です。車検切れの場合は2年間分(24か月)の27,840円となります。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、自動車を解体したあとに出たゴミをリサイクルもしくは廃棄するために必要な料金です。新車購入時に支払います。日産・ティアナの新車購入時のリサイクル料金は11,000円になります。このリサイクル料金は中古車で購入する場合も支払う必要があります。

リサイクル料金はリサイクル券という形で前のオーナーから引き継ぐ形になるためです。このような流れのため、リサイクル料金は車を売却すれば返却されます。

ディーラー代行手数料

日産・ティアナを新車で購入する場合のディーラー代行手数料は、登録諸費用として税込49,299 円(日産サイトより参考価格)となっています。中古車で購入する場合は購入するディーラーや業者により違います。

ニッサン・ティアナの壊れやすいところや注意するべき点

自動車は作り物なので、壊れない自動車はありません。ニッサン・ティアナの壊れやすいところや注意するべき点はあるのでしょうか?実際に色々なところで調べたところ特に壊れやすいところはありませんでした。しかし、経年劣化によるものは必ずあります。とくに注意すべき点は以下になります。

セレクターレバー

2代目のJ32型以降の日産・ティアナにはCVTが搭載されています。年式が古いものや走行距離が多い車にありがちなのが、エンジンを始動してブレーキペダルを踏んでもセレクターレバーがPポジションから動かなくなるというトラブルです。

日産・ティアナのシフトロックは電子式で、シフトロックコントロールユニットという電子パーツが担っています。年式が古くなったり多用されると故障につながるみたいです。修理自体はシフトロックコントロールユニットの交換と簡単で、部品代で約9,000円ほど、工賃が約5,000円となります。

オルタネーター

オルタネーターとは発電機で、エンジンの力を利用して発電し各電気機器に電気を供給したり余った電気はバッテリーへ蓄電させるものです。特に夏場に乗る機会が多い人の日産・ティアナに故障が多くみられます。理由は気温が高いことやエアコンを多用するためにオルタネーターの負担が一番大きくなるためです。

もしオルタネーターが故障してしまうと、バッテリーも上がってしまい車が走らなくなってしまいます。オルタネーターは丸ごと交換となりますので、部品代+工賃で50,000円以上と高額になります。

ATのロックアップ

初代のJ31型に搭載されている4速AT (E-ATx)において、ロックアップの不具合がいくつか見られています。具体的には、エアコンONのアイドルアップ状態でロックアップ機構がうまく作動せず、その結果トランスミッションを壊してしまうというものです。

原因は、エアコンONでロックアップされるとエンジン回転数が一度大きく落ち込むことで大きなギャップが生まれ、その後の変速動作が極端に大きくなるためトランスミッションに大きなショックを与えてしまうことです。トランスミッションの交換となれば部品代+工賃で約500,000円ととても高額になってしまいます。

まとめ

日産・ティアナの維持費や注意点についてご紹介していきました。自動車を購入するときには、本体価格だけでなくその後にかかる維持費にも注目しなければなりません。なぜなら維持費をまかなえなくなると大切な愛車を手放さなければならなくなるからです。

新車でも中古車でも本体価格が安くコストパフォーマンスが高い高級大型セダンですが、購入の時にはその後の維持費もしっかり考えて購入を検討しましょう。その時にこの記事を参考にしてもらえたらうれしいです。