クリーンディーゼル車はお得?維持費詳細、ガソリン車と徹底比較!

「クリーンディーゼル車を買おうと思っているけど維持費ってどれくらいかかるの?普通のガソリン車とは違うの?購入前に詳しく知っておきたい」と考えているあなた。今回は、クリーンディーゼル車の【維持費の詳細】について詳しく解説します!

テレビCMなどでちらほら見かけますが「クリーンディーゼル車って何?なんとなく環境に良さそう」というイメージですよね。

クリーンディーゼル車の基本情報から維持費の種類、さらにはガソリン車との比較まで詳しく解説するので、素敵なカーライフを送るためにもぜひ参考にしてみてくださいね。

クリーンディーゼル車とは

「そもそもクリーンディーゼル車って・・・?」と疑問に思っている人も多いはず。そこでまずは、クリーンディーゼル車の基礎知識を解説します。

クリーンディーゼル車=軽油で走行する車

クリーンディーゼル車とは一言で言うと【軽油で走行する車】のことです。

ご存知の通りガソリンスタンドに行くと、軽油・レギュラー・ハイオクの3種類があります。レギュラーとハイオクはイメージできますが、軽油を使う車はあまり浮かびませんよね。

クリーンディーゼル車には【ディーゼルエンジン】と呼ばれるエンジンが搭載されており、ノーマルなエンジンよりも燃費性能に優れているのが特徴です。

しかし、エンジンが動いているときの振動や騒音はガソリンエンジンよりもややうるさくなります。

一方で「性能がパワフルである」と言い換えることもできます。ガソリンエンジンよりも大きめのトルクが使われているので、自動車を動かすパワーがとても大きくなるのです。そのため【加速力】が飛躍的にアップします。

クリーンディーゼル車は海外では禁止されている!?

クリーンディーゼル車は日本においてはよく知られていますが、実は海外ではあまり良いイメージを持たれていません。というのも、ディーゼルエンジンの排気ガスには粒子状物質や窒素酸化物といった大気汚染の原因物質が含まれているからです。

ヨーロッパ各地では「ゼロエミッション」と呼ばれる排気ガス0を目標とする動きが盛んに行われているため、完全に禁止されているわけではありませんが、クリーンディーゼル車の販売台数は年々減少しています。

日本でも「ディーゼルエンジンは環境に良くないのでは?」と議論された時期がありました。しかし現在では、技術の進歩によって、二粒子状物質や窒素化合物の排出を少なくする装置が取り入れられているため、問題はありません。

クリーンディーゼル車の良い点は?

まずはクリーンディーゼル車の良い点を見ていきましょう。

ガソリン代が安い

軽油は、レギュラーガソリン、ハイオクと比べても圧倒的に安いため、トータルのガソリン代を抑えることができます。20194月現在であれば、軽油120円・レギュラー140円・ハイオク150円となっています。1リットルで20円もの差があるため、トータルで考えるとかなりの節約になりますよね。

燃費も良い

ガソリン代が安いことに加えて、【好燃費】もクリーンディーゼル車の魅力です。車種によって燃費はさまざまなですが、ガソリン車を比べると、4km/Lもの差が開くこともあります。ガソリン代が安い上にたくさん走れるので、コストパフォーマンスに優れています。

現行モデルは静粛性が高い

「クリーンディーゼル車はエンジン音が大きい」と説明しましたが、現在日本で発売されているクリーンディーゼル車は、騒音・振動が劇的に改善されています。

運転性能も良くなっているためドライバーへのストレスも軽いです。長時間ドライブでもほとんど疲れずに走れます。

加速性能が高い

クリーンディーゼル車には馬力のあるエンジンが使われているので、ガソリン車よりも加速がスムーズです。また坂道発進でも優れたパフォーマンスを発揮します。アップダウンの激しい峠などでも快適な走行が可能です。

クリーンディーゼル車の悪い点は?

メンテナンス費が高くなる場合がある

クリーンディーゼル車には窒素酸化物の排出を抑える装置が備わっています。具体的には尿素SCRシステムと呼ばれるものです。要するにメンテナンスの際は、システムの装置を定期的に取り替えなければならないということです。

加えてクリーンディーゼル車は、エンジン始動時にススが出やすくなります。いわゆる買い物などの「チョイ乗り」をするとススが溜まりやすくなるため、ディーラーや整備工場に持ち込む回数が増えるのです。それゆえにメンテナンス費がかさんでしまう傾向にあります。

ガソリン車よりも車両コストが高い

一般的なガソリン車とは異なり、特殊なシステムが導入されているため必然的に製造コストが高くなり、それに伴って新車価格も高くなってしまいます。

たしかに新車価格は高いものの、エコカー減税対象車であれば、自動車重量税や自動車取得税においてはコストダウンが可能です。新車そのものの価格だけでなくトータルコストで判断しましょう。

「寒冷地」では注意が必要

クリーンディーゼル車に使う【軽油】は、低温にさらされると燃えにくい特徴があります。そのため、寒い場所で自動車を駐車した場合、凍ってしまい目詰まりを起こすことがあるので要注意です。

特に「マイナス〇度」のような寒いところに長時間停めたあとは注意しましょう。

凍結や目詰まりを防ぐためには、定期的な給油が重要です。【目的に着いたときにタンクが半分くらいになっているように給油しておくこと】を意識しましょう。

クリーンディーゼル車の維持費とは

続いてはディーゼルエンジンの維持費をご紹介します。

自動車税

自動車を持っている全ての人に課せられる税金です。毎年5月末ごろに支払いますが、排気量によって金額が異なります。またクリーンディーゼル車の場合、登録から10年が経つと、自動車税が10%増になるので覚えておきましょう。

自動車税の排気量ごとの税額については、下記記事をご参考ください。

自動車重量税

自動車の重量によって金額が異なる税金で、新規登録時もしくは車検時に支払うことになります。またエコカー減税対象車の場合は、重量税が安くなります。

自賠責保険

もし事故を起こしてしまった際に被害者を救済するための保険です。自動車所有者は必ず加入しなければなりません。金額は一律となっており、12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月など期間によって額が違います。

車検費用

車検を受けるときにかかる費用です。車検費用は重量税や自賠責保険などの法定費用と、点検整備などによる車検基本料から成ります。

ガソリン代

維持費の大きな割合を占めるのがガソリン代です。クリーンディーゼル車の場合は軽油を使うため、ガソリン車よりもコストは低くなります。

駐車場代

維持費で忘れてはならないのが駐車場代です。持ち家などすでに駐車場を持っている人であれば関係ありませんが、車の保管場所のない人は駐車場を契約しなければなりません。

メンテナンス費

車を快適に走らせるためにかかる費用です。タイヤ交換やオイル交換などが代表例です。また故障したときに整備工場に持っていく場合のことと考えておくと良いでしょう。

クリーンディーゼル車の維持費のメリット・デメリット

続いてはクリーンディーゼル車の維持費のメリットやデメリットを解説します。ガソリン車よりもコストパフォーマンスに優れている面もあれば、劣っている面もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

ガソリン代が安く済む

クリーンディーゼル車の維持費における最大のメリットはやはり「ガソリン代が安い」ということです。先述したように、クリーンディーゼル車は軽油を使って走るため、給油時での1リットルあたりの価格も20円ほど安くなります。

またクリーンディーゼル車は燃費も良いため、結果的にガソリンスタンドへ行く回数が減り、圧倒的なコストダウンへとつながります。車両価格は高いですが、走行距離が長くなればなるほどおトクになるのです。

エコカー減税対象車だと維持費も安い

クリーンディーゼル車に限ったことではありませんが、エコカー減税対象車を選んだ場合、大幅な減税が可能です。またクリーンディーゼル車は、ガソリン車と比べて税金(自動車税・重量税・取得税)が安くなります。

通常であれば「燃費基準〇〇%達成」が減税条件となりますが、ディーゼル車の場合は「クリーンディーゼル車である時点」で免税になったり、非課税になったりします。

選ぶ車種によってばらつきはありますが、クリーンディーゼル車の大きなメリットです。

補助金がもらえる

かつて排気ガスが問題になっていたクリーンディーゼル車ですが、現在では大幅に改善され「エコな自動車」として国が認めています。そのため電気自動車やハイブリッド車といったエコカーと同じように「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」を受け取れる対象車となっています。

車種によって補助金の有無は異なりますが、クリーンディーゼル車を買った後に手続きを行えば補助金を受け取ることが可能です。

また、こちらの補助金は国が支給しているものですが、なかには補助金を出す自治体もあるので、お住いの地域を調べておくと良いでしょう。

専用のエンジンオイルが必要になる場合がある

普通車であればノーマルなエンジンオイルで事足りますが、クリーンディーゼル車の場合、車種によっては【クリーンディーゼル専用エンジンオイル】を使う必要があります。

当然ながらディーゼル車向けに作られているエンジンオイルなので、価格もやや高めになっています。エンジンオイルは頻繁に換えるものではないので、そこまで大きな出費にはなりませんが、覚えておきましょう。

クリーンディーゼル車とガソリン車の維持費比較

それでは最後に、クリーンディーゼル車とガソリン車の年間維持費を比べてみましょう。(マツダ アクセラの場合)

維持費

クリーンディーゼル車

ガソリン車

自動車税

34,500

34,500

重量税

0

12,30016,400

自賠責保険

12,915

12,915

車検費用

25,00050,000円程度

25,00050,000円程度

ガソリン代

55,500

68,620

駐車場代

120,000

120,000

メンテナンス費

25,000

22,000

まず重量税ですが、ガソリン車だと10,000円程度かかるところクリーンディーゼルモデルだと免税となるのが大きなメリットです。ガソリン代については、やはりクリーンディーゼル車の方がコストが低くなります。

そこ他の費用についてはほとんど差がありません。クリーンディーゼル車とガソリン車の維持費の高低を分けるのは、重量税とガソリン代の2つと言えるでしょう。

トータルするとクリーンディーゼル車の方が40,000円程コストが低くなっています。ただ新車価格はガソリン車の方が安いため、車両も含めたトータルコストでしっかりと調べることが大切です。

まとめ

クリーンディーゼル車の維持費について詳しく解説しました。いかがでしたか?

聞きなじみのあるクリーンディーゼル車ですが、実は多くのメリットがあったんです。維持費においても、ガソリン車よりも優れている点がたくさんあります。

車種によって燃費性能や維持費も異なるので、欲しいクリーンディーゼル車があったら、下調べを入念に行いましょう。今回の記事を参考にしながら、素敵なカーライフを送ってくださいね!