ハイブリッドなら維持費が安い?憧れのスカイラインの維持費の秘密

日産が誇るスポーツセダンとして世界中から愛されてきたスカイラインは、ハイブリッド車の登場でその維持費も大きく変化しています。

維持費が安くなったことで手に入れたいという人も増え、ますます人気を集める1台です。そこで、スカイラインの魅力を維持費の観点から紹介していきましょう。

スカイラインの特徴

1957年に誕生した初代スカイラインは、当時の国産車1500ccクラスで最速を誇るクルマでした。最高速度125km/h、最高出力は60psというエンジンを搭載し、若者の憧れの1台となったのです。

そんなスカイラインは現在でも生産が続けられ、60年もの歴史を持っています。2013年のフルモデルチェンジでは、これまでのNISSANのエンブレムから、インフィニティのエンブレムが採用されました。

海外向けの高級車ブランドであるインフィニティのエンブレムがつけられたことで、世界に知られる高級車としての地位を確立。高級大型セダンとなったスカイラインは、ハイブリッド車もラインアップされ、世界中の注目を集めています。

フェアレディZ譲りのエンジン!

スカイラインのエンジンには2.5Lと3.5Lの2種類があり、どちらもV6エンジンを採用しています。非常にパワフルなエンジンでしたが、CV36スカイラインクーペは後にZ34フェアレディZと同じ3.7LのVQ37VHRが装備されました。

そのことにより、3.7リッターのZ34フェアレディZと同様の走りが楽しめるようになったのです。また、Z33以降のフェアレディと同じ系統のプラットフォームやパワーユニットを使用しているのも魅力でしょう。

スポーツセダン版のフェアレディZともいえるスカイラインは、満足のいく走りが楽しめる1台です。

4WASへと進化したHICAS

1980年代後半から、スポーツ系モデルに搭載されてきた日産独自の4WS(4輪操舵)メカニズムである<HICAS>。これまでのスカイラインにももちろん搭載されてきましたが、V36からは新システムへのオプション設定が可能になりました。

この新システムは<4WAS(4輪アクティブステア)>と呼ばれるものです。速度に対して4輪の操舵角を変え、あらゆる速度域でのスムーズで安定した走行性能を発揮します。

高速安定性と低速での違和感を感じさせず、安定した走りが両立できるHICASは高級スポーツセダン向きのシステムとして人気です。

スカイラインのスペック

<350GT HYBRID Type SP>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,440
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):130
  • 車両総重量(kg):2,085
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):17.8

<350GT HYBRID Type P>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,440
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):130
  • 車両総重量(kg):2,065
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):17.8

<350GT HYBRID>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,440
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):130
  • 車両総重量(kg):2,055
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):17.8

<350GT FOUR HYBRID Type SP>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,450
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):120
  • 車両総重量(kg):2,165
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):17.8

<200GT-t Type SP>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,450
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):120
  • 車両総重量(kg):1,965
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):13.0

<200GT-t Type SP>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,815×1,820×1,450
  • ホイールベース(mm):2,850
  • 最低地上高(mm):120
  • 車両総重量(kg):1,955
  • 燃料消費率JC08モード(km/L):13.0

スカイラインでかかる維持費は年間どのくらい?

税金

スカイラインの維持費には税金があります。自動車税と重量税の2種類があり、それぞれ違った計算方法や納め方です。

自動車税

自動車税は排気量によって異なります。350GTの排気量は3,498Lですので、自動車税は58,000円です。200GTの場合には排気量が1,991Lとなり、自動車税は39,500円となります。

ただし、350GTはエコカー減税対象車ですので、翌年度は50%の減税が受けられ29,000円となりお得です。

重量税

重量税は車両重量によって課税される税金です。また、エコカー減税の対象車の場合には減税が受けられます。スカイライン 350GT HYBRID Type SP(2WD・7M-AT)は重量税が50%減税です。

そのため、新車購入時に3年間分として納める重量税は18,700円となります。その後、車検時に2年分納める重量税は25,000円ですので、新車購入から5年間の重量税は18,700+25,000の43,700円です。

1年あたりの重量税として計算すると8,740円になります。

保険

スカイラインの維持費には保険もあります。保険には自賠責保険と任意保険の2種類がありますので、詳しく説明していきましょう。

自賠責保険

自賠責保険は、車を所有する人に加入が義務付けられています。国の保険ですので保険料はどこで加入しても一律です。新車購入時に3年分、車検時に2年分を支払います。

スカイラインの自賠責保険は3年で35,950円、車検ごとに25,830円です。これを9年間支払うと仮定すると、9年で113,440円となります。

さらに、1年あたりの保険料を計算すると、113,440÷5となり、年間12,604円が自賠責保険料として必要となるのです。

任意保険

任意保険は強制保険ではありません。ただし、自賠責保険だけでは事故などの際に十分に補償されないといえるでしょう。そのため、任意保険に加入していると安心です。

任意保険は、補償内容や年齢、等級などによって異なります。車両保険なしの場合では1年あたり60,000円程度だと考えましょう。

保険料は定期的に見直すと安くなります。少しでも保険料がおさえられるよう、更新のタイミングでは保険料を見直すようにしましょう。

その他費用

維持費は、税金や保険のほかにも、ガソリン代や駐車場代、車検代がかかります。

ガソリン代

スカイラインはグレードによって燃費が異なります。200GT-tのJC08モード燃費は13.0km/L、ハイブリッド車の350GTは17.8km/Lです。実燃費で考えると、200GT-tは9.1km/L、350GTは15.3km/L程度となります。

このように、ハイブリッド車のほうが格段に燃費がいいことがわかります。それでは、年間走行距離を10,000kmとした場合のガソリン代実燃費でを計算しましょう。

なお、ハイオクガソリンを160円/L、レギュラーガソリンを125円/Lとします。

10,000km÷9.1×160=約175,800円
10,000km÷9.1×125=約137,400円

10,000km÷15.3×160=約104,600円
10,000km÷15.3×125=約81,700円

200GT-tのレギュラーガソリン使用時は年間約175,800円、ハイオクガソリンでは約137,400円です。
350GTでは、レギュラーガソリン使用時に年間約104,600円、ハイオクガソリン使用時は約81,700円がかかります。

駐車場代

スカイラインを所有する際には駐車スペースが必要です。自宅に駐車場があるという人は問題ありませんが、マンションや集合住宅の場合には駐車場を別で借りる必要があるでしょう。

駐車場代というのは地域によって異なり、家賃と同じように都心では高い傾向にあります。全国の駐車場代の平均は月当たり8,000円が相場です。しかしながら、駐車場の契約を更新する際には1月分の更新料も必要となります。

毎年駐車場の契約を更新すると考えた場合の年間の駐車場代は8,000×12+8000となり、104,000円がかかると考えましょう。

車検代

新車登録後は3年、その後は2年ごとに車検を受けなければいけません。スカイラインの日産ディーラーの車検の基本費用は30,000円です。

スカイラインの車検を、車検業者に依頼した際の費用の内訳を紹介します。

  • 自賠責保険料(24カ月分):25,830円
  • 自動車重量税:25,000~32,800円
  • 印紙代:1,800円
  • 車検整備費用:25,000円
  • 車検代行料:10,000円
  • 消費税:2,800円

合計:90,430~98,230円

車検は2年ごとに受けますので、1年あたりにかかる車検代は45,215~49,115円です。

車検代とは別に、消耗品の交換も必要となるでしょう。なかでも、年式の古いスカイラインは交換する部品も増え、車検の費用に150,000円程度かかることもあります。

オイル交換にかかる費用は約10,000円、タイヤ交換には100,000円前後が必要です。定期的な交換が必要ですので、事前に準備しておきたい費用であるといえるでしょう。

その車種の購入時にかかる費用は?

車体価格

  • 350GT HYBRID Type SP:5,559,840円
  • 350GT HYBRID Type P:5,223,960円
  • 350GT HYBRID:4,955,040円
  • 200GT-t Type SP:4,713,120円
  • 200GT-t Type P:4,433,400円
  • 200GT-t:4,164,480円

オプション

スカイラインにはさまざまなオプションが用意されています。

  • フィニッシャー〈インストルメントパネル、センタークラスター、ドアトリム〉 本木目:75,600円
  • ウィンドウ撥水12ヶ月(フロントウインドウ1面+フロントドアガラス2面撥水処理):10,098円
  • アンビエントLEDライトシステム(おもてなし間接照明):99,576円
  • リヤスポイラー:65,510円
  • カーボンエクステリア リヤスポイラー:161,923円

自動車重量税

自動車重量税は自動車の総重量によって課税される税金です。200GT-tは総重量が1,965kgですので、重量税は新車購入時の3年分で49,200円です。

一方、350GTはエコカー減税が適用されますので、大幅な減税が受けられます。本来であれば3年分で61,500円がかかりますが、エコカー減税により7,500円になるのです。

自動車取得税

自動車取得税にもエコカー減税が適用されることがあります。200GT-tの場合にはエコカー減税が適用されませんので、取得税は128,400円です。

しかし、350GTは本来であれば139,000円の取得税がエコカー減税により83,400円安くなり、55,600円となります。このように、エコカー減税対象のグレードは、非常にお得であるといえるでしょう。

自賠責保険

新車購入時にかかる自賠責保険は、36カ月分で35,950円です。

リサイクル料金

スカイラインのリサイクル料金は、車種型式によって異なります。

  • V37/2013年~:10,440~11,610円
  • V36/2013年~:11,940~12,770円
  • V35/2013年~:12,990~13,700円
  • V34/2013年~:12,430~12,770円

ディーラー代行手数料

自動車の購入時の手続きをディーラーに依頼するとディーラー代行手数料がかかります。手続きを自分ですると、代行手数料は抑えられますが、時間がないという人も多いでしょう。

ディーラーに依頼するとすべてを任せられますので、簡単に手続きが完了します。代行手数料は業者によって異なりますが、15,000円程度が相場です。

壊れやすいところや注意するべき点

スカイラインのエンジンは日産の総力を終結させて作られています。そのため、故障はほとんどありません。ただし、電気系統のパーツには予期せぬトラブルが起こることもあります。

なかでも、ナビゲーションのトラブルには注意が必要です。パネル一体化のスカイラインのナビゲーションは、外付けができませんので修理代が高くなる傾向があります。

ナビゲーションの不具合によって250,000円といった修理代がかかることもありますので、こまめな点検が欠かせないといえるでしょう。

さらに、V36ではラジエーターファンが電動のため、いくつかの不具合が報告されています。制御系で警告灯がつくことも考えられるでしょう。ラジエーターファンの修理には約100,000円がかかります。

まとめ

スカイラインは、ガソリン車とハイブリッド車の2本立てとなり、選びやすいクルマとなりました。ハイブリッド車であれば重量税や取得税、自動車税などの減税が受けられ、維持費が非常に安くなります。

さらに、燃費性能も向上していますので、維持しやすく生まれ変わったといえるでしょう。ハイブリッド車の登場で、憧れのスカイラインが一歩近づいたという人も多い1台です。