プジョーオープンカー207CCが3ナンバーで登場!年間維持費は?

207CCは、206CCの後継モデルで2007年~2012年まで販売されていたプジョーを代表するコンパクトクーペカブリオレです。シトロエンC3と共通のプラットフォームで、全幅を拡大したことにより日本では3ナンバーで販売されました。

今回は、プジョーを代表するオープンカー・207CCの維持費について紹介していきます。

207CCの特徴

207CCは、206CCの後継車ですが大幅なサイズアップが図られて、5ナンバーから3ナンバーへ変更されて販売されていました。206CCと比べて207CCは全体的に厚みのある外観で、搭載されているエンジンは最高出力・120psを発揮しますが、ボディサイズがアップしたことで車両重量が1,410kgとなり、206CCよりも200kg重たくなってしまいました。

サイズアップしたことにより、走行安定性は増しましたが、燃費性能はあまり向上していません。207CCに搭載されているエンジンは、BMWと共同開発したロングストロークのバルブトロニック付き1,600cc 直列4気筒DOHCで、重たい車体を軽快に走らせることができます。

●1,600cc 直列4気筒DOHC

  • グレード  :プレミアム AT/グリフ AT
  • 最高出力  :120ps
  • 最大トルク :16.3kgf・m

207CCでかかる維持費は年間どのくらい?

207CCのグレードには、1,600cc 直列4気筒DOHCを搭載した【プレミアム AT】と【グリフ AT】の2グレードが用意されています。207CCの維持費として、年間どれくらいの費用が掛かるのかを調べてみましたので紹介します。

税金

207CCを維持していく上で課せられる税金について紹介します。

自動車税

自動車税とは、自動車を所有した全ての人に支払いが義務付けられている税金で、税額はエンジンの総排気量によって定められています。自動車税は、車検有効期間の有無に関わらず、ナンバープレートを返納しない限りは、所有者に納税する義務があります。

毎年4月1日の時点で、自動車検査証に記載のある所有者宛てに、自動車税納付書が送付されます。何らかの理由で自動車税を滞納している車は、車検を受けることができないので、車検を受ける時には延滞料を含めた自動車税を全て納付する必要があります。

207CCに採用されているエンジンの総排気量は、1,600ccなので自動車税は【¥39,500-】です。

重量税

自動車重量税は、自動車税と違って車検を受ける時に課せられる税金ですが、車検を受けなければ自動車重量税を納める必要はありません。自動車重量税は、自動車の重量に応じて課せられる税金で、車検の有効期間分を車検を受ける前に納付しなければいけません。

207CCの継続車検を受ける時に、車検有効期間である2年間分の自動車重量税を納付してから車検を受けることになります。207CCの車両重量は1,410kgなので、自動車重量税は【¥24,600-/2年】になります。

1年間分に換算すると、【¥24,600-÷2年=¥12,300-/年】です。

保険

自動車に関する保険は、大きく分けて【自賠責保険】と【任意保険】の2種類があります。自動車を購入した全ての人に加入が義務付けられているのが【自賠責保険】で、自賠責保険では賠償しきれないため、任意で加入することができる保険を【任意保険】と言います。自賠責保険と任意保険について説明していきます。

自賠責保険

自賠責保険は、自動車を所有する全ての人へ加入が義務付けられた保険で、自賠責保険に加入しなければ一般道を走行することもできませんし、車検を受けることもできません。

自賠責保険は、人に対して適用することができる保険で、車本体や建物などを壊しても補償は一切されません。自賠責保険は、死亡時でも3,000万円しか補償されないので、補償額は決して満足の行く額ではありません。

自賠責保険は、保険料が決められているので、どこの保険会社で加入しても保険料は同じです。車検を受ける時に、車検期間分の自賠責保険料を支払うので、一般的な継続検査の場合は、2年間分(24ヶ月)【¥25,830-】となります。

車検の有効期間と自賠責保険の有効期間は同じ24ヶ月ですが、満了日の時間に違いがあります。車検の有効期間満了日は【深夜24時まで】、自賠責保険の有効期間満了日は【昼の12時まで】で、満了日に12時間のズレが生じています。自賠責保険に加入していない車は公道を走ることができないので、自賠責保険に加入する場合は24ヶ月ではなく、25ヶ月で加入することが通例とされています。

207CCの車検時に加入する自賠責保険は、25ヶ月で【¥26,680-】で、1年間分に換算しますと【¥26,680-÷2年=¥13,340-/年】になります。

任意保険

自賠責保険は、人に対してのみ保険が適用されますが、補償内容が乏しく、事故を起こした時に自賠責保険だけでは、全てを賠償することが不可能です。

自賠責保険では補償されない【相手や自分の車】【相手や自分の搭乗者】【事故によって破損した物】などを補償するためにも、補償内容が揃っている任意保険に加入しておく必要があります。

任意保険は、サービス内容によって保険料も保険会社によって全く異なります。任意保険に初めて加入した場合は、6等級から始まりますが、無事故で保険を使わなかった場合は、保険契約を更新すると等級が上がって保険料が安くなります。

保険契約更新時に保険会社を変更しても、等級の引継ぎは行えるので補償内容が良く、保険料の安い別の保険会社を探すことで維持費を抑えることができます。任意保険は保険会社や補償内容によって料金が違いますが、1例として任意保険の料金を紹介します。

●207CCの料率クラス:対人・4/対物・3/搭乗者・4/車両・4

  • 年齢     :26歳以上
  • 等級     :12等級
  • 年間走行距離 :9,000km
  • 免許の種類  :ブルー
  • 運転者限定  :限定無し
  • 運転者年齢制限:26歳以上
  • 対人賠償   :無制限
  • 対物賠償   :無制限
  • 年間の保険料(車両保険無し):¥43,600-
  • 年間の保険料(車両保険有り):¥99,300-

207CCは、206CCよりも車両料率が低いので、少し保険料が安く感じます。

その他費用

207CCを維持するために税金や保険以外で掛かる費用で、最も大きなウェイトを占めるのは、ガソリン代と駐車場代です。

故障や事故などで大きな出費に見舞われることもありますが、ガソリン代と駐車場代は維持費の中でも大きなウェイトを占めています。税金や保険以外で必要となる費用を紹介していきます。

ガソリン代

207CCに使用する燃料は【無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)】で、ハイオクガソリンの全国平均価格は【¥161.2-/L】です。一般的に1年間に走る距離は、10,000kmと言われていますので、1年間に必要なガソリン代を求める計算式は、【1年間の走行距離÷カタログ燃費数値×燃料価格】となります。

●プレミアム AT/グリフ AT(カタログ燃費数値・11.2km/L)

10,000km÷11.2km/L×¥161.2-=¥143,929-

ガソリン価格情報NAVI:https://oil-stat.com/high.html

207CCは、1,600ccクラスにしては車両重量が重たいこともあり、決して燃費が良いとは言えませんが、電動ハードトップを搭載しているオープンカーなので仕方がありません。

エンジンオイル交換費用

207CCのエンジンオイル交換時期は、他のプジョーと同じで1年又は10,000kmと推奨されています。エンジンオイルは、左の数字と右の数字の差が大きいほど価格が高いとされていますが、メーカーが207CCに推奨しているエンジンオイルは5W30で、価格は¥3,000-/L前後です。207CCのエンジンオイルの量は【4.3L】で、交換工賃は¥3,000-ほどが相場になっています。

207CCのエンジンオイル交換の料金は、【(4.3L×¥3,000-)+¥3,000-=¥15,900-(消費税別)】です。

プジョー適合オイル:http://www4.total.fr/asia-oceania/japan/automotive_lubricants/product_information/NT0009F952.pdf

駐車場代

日本国内で輸入車販売台数が多い近畿圏の中で、近畿圏と東海圏に挟まれている三重県も、輸入車販売台数では上位にランクされています。

愛知県や大阪府に比べて輸入車が多い印象は強くありませんが、鈴鹿サーキットがある三重県なのでモータースポーツとは繋がりが深く、自動車の好きな人が多いのかもしれません。三重県の月極駐車場代を調べてみましたので、1例として紹介します。

●三重県の月極駐車場平均月額

  • 三重県の月極駐車場平均額:¥5,459-(¥65,508-/年)

207CCのサイズは、全長4,045mm×全幅1,750mm×全高1,395mmなので、立体駐車場でも問題なく駐車することができます。大阪府や愛知県の中間の位置にありながら、駐車場料金は全国的にもかなり安い部類に入ります。

車検代

207CCを購入すると、初年度登録から10年が経過するまでは、2年に1度の間隔で必ず車検を受けることになります。

今回は大きな修理もなく車検に合格したことを想定した金額で車検費用を算出していますが、車検時には必ず消耗品の交換があるので207CCの場合は、20万円ほどは交換部品用に準備しておくようにして下さい。

  • 自動車重量税:¥24,600-/24ヶ月
  • 自賠責保険料:¥26,680-/25ヶ月
  • 印紙代   :¥ 1,100-
  • 車検整備費用:¥30,000-
  • 車検代行料 :¥10,000-
  • 消費税   :¥ 3,200-
  • 車検費用合計:¥95,580-

車検は2年に1度なので、1年間の維持費として計算を行うと、【¥95,580-÷2年=¥47,790-/年】となります。

年間の維持費合計

  • 自動車税   :¥ 39,500-/年
  • ガソリン代  :¥143,929-/年
  • オイル交換代 :¥ 15,900-/年
  • 車検費用   :¥ 46,190-/年
  • 年間維持費合計:¥245,519-/年

※上記の金額には消費税は含まれていません。

この年間維持費合計には、加入条件によって大きく金額が異なる任意保険料と、お住いの地域によって大きく価格が異なる駐車場代は含まれていません。

207CCの購入時にかかる費用は?

207CCを新車で購入するときの費用を調べてみましたので、紹介していきます。尚、207CCは販売が終了したモデルなので現在は新車で購入することはできません。

車体価格

  • プレミアム AT:¥2,847,222-(消費税別)
  • グリフ AT  :¥3,180,556-(消費税別)

206CCの後継車の207CCですが、エクステリアやインテリアなど全てにおいてバージョンアップされているにも関わらず、車両本体価格は206CCと殆ど変わらないのでお得感を感じることができます。

自動車重量税

自動車重量税は、新車を購入する時と車検を受けるときに課せられる税金で、車体の重量によって税額が決められています。207CCの新車を購入した場合は、初回の車検期間が3年なので、3年間分の自動車重量税を新車契約時に納めることになります。

207CCの新車購入時に課せられる3年分の自動車重量税額は、【¥36,900-/3年】です。

自動車取得税

自動車取得税は、平成26年4月以降に登録・納車の自家用自動車に課せられる税金です。取得価額は車両本体の他にも、簡単には取り外すことのできないエアコンやカーナビなどのパーツについても取得価額として3%が課税されます。オプションは無しと言う条件で今回は算出します。

  • プレミアム AT:(¥2,847,222-×0.9)×3%=¥76,875-
  • グリフ AT  :(¥3,180,556-×0.9)×3%=¥85,875-

自賠責保険

207CCを新車で購入した場合、初めての継続車検までの期間が3年なので、自賠責保険も36ヶ月または37ヶ月で加入することになります。自賠責保険と車検の有効期間満了のズレについては、先ほど説明したので省かせて頂きます。

207CCを新車で購入する場合の自賠責保険料は、37ヶ月分で【¥36,780-】となります。

登録に必要な諸経費

207CCを新車で購入した場合、車庫証明や名義変更の手続きを管轄の警察署や陸運局で行わなければいけません。207CCの新車購入登録に必要な諸経費の内容と費用を紹介します。

  • 検査登録手続代行費用:¥35,000-
  • 車庫証明費用    :¥ 2,600-
  • 車庫証明手続代行費用:¥25,000-
  • 納車費用                      :¥35,000-
  • ナンバープレート代 :¥ 1,500-
  • 消費税       :¥ 7,600-
  • 諸経費合計     :¥106,700-

※手続き代行費用、車庫証明費用、ナンバープレート代などは、店舗や地域によって金額は異なります。

207CCの壊れやすいところや注意するべき点

207CCは、同型のトランスミッションを使用するシトロエンやルノーにも言えることですがATのトラブルが多いように感じます。206CCと比べてATも、かなり改善されているはずですが、207CCでもATのトラブルは良く耳にする故障の1つです。

ATFオイルを定期的に交換している車だと良いのですが、走行距離が延びている車でATFの交換をしたことが無い場合は、逆にATFの交換をしない方が良い場合があります。

ATは、各自動車メーカーが独自に開発を行っている繊細なメカニズムで、純正以外のATFオイルを使用すると相性が合わず、ATFオイル交換後にATが壊れることがあります。

その要因としては、新しいATFでAT内部が洗浄されて、蓄積していたスラッジなどが再度循環してしまい、内部に詰まることで不具合が生じたり、クラッチが滑ったりします。ATFの交換を行う時には、必ずディーラーで1度相談することをオススメします。

まとめ

207CCは、206CCよりも走行安定性能や安全装備などグレードアップしたモデルになります。国産車に乗る感覚で購入することはできますが、207CCも輸入車ですからある程度の故障は覚悟しなければいけません。

故障と上手く付き合って行くのも、輸入車に乗る醍醐味と思えばきっと輸入車の虜になるはずです。輸入車に興味がある人にとって、207CCは最適な入門車になり、国産車では味わえない乗り心地や優越感を満喫できる1台です。