プジョー初!完全自社開発&生産のSUV3008の維持費を徹底調査

3008は、2009年から販売されていますが、プジョーとしては初めて自社で開発・生産を行ったSUVです。欧州カー・オブ・ザ・イヤー2017を含めて、世界各国で60以上ものアワードを受賞するなど、世界的にも人気の高いプジョー3008。

プジョーを代表する人気SUV・3008の維持費について紹介していきます。

3008の特徴

3008のベースとなっているプラットフォームは、308やシトロエンC4ピカソと共通のアルミニウムや超高張力鋼板を採用した新世代PSA EMP2プラットホームです。

インテリアでは、まるでピアノの鍵盤のように美しく並べられたトグルスイッチや、i-Cockpitと呼ばれるインストルメンタルパネルが採用され、機能性と先進的な空間になっています。

3008に採用されているエンジンは、1,600cc 直列4気筒DOHCターボエンジン+6速ATのガソリン車と、エコカー減税対象となる2,000cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン+8速ATの2種類です。

●1,600cc 直列4気筒DOHCターボエンジン

  • グレード  :Allure/Allure LED Package/GT Line
  • 最高出力  :165ps
  • 最大トルク :240Nm

●2,000cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン

  • グレード  :BlueHDi Clean Edition/GT BlueHDi
  • 最高出力  :177ps
  • 最大トルク :400Nm

3008でかかる維持費は年間どのくらい?

3008には、1,600cc 直列4気筒DOHCターボエンジン搭載の【Allure/Allure LED Package/GT Line】と、2,000cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン搭載の【BlueHDi Clean Edition/GT BlueHDi】が用意されています。3008の維持費として、年間どれくらいの費用が掛かるのかを調べてみましたので紹介します。

税金

3008を購入後、維持していく上で課せられる税金について紹介します。

自動車税

自動車税とは、自動車を所有した全ての人に支払いが義務付けられている税金で、税額はエンジンの総排気量によって定められています。

自動車税は、車検有効期間の有無に関わらず、ナンバープレートを返納しない限りは、所有者に納税する義務があります。毎年4月1日の時点で、自動車検査証に記載のある所有者宛てに、自動車税納付書が送付されます。

何らかの理由で自動車税を滞納している車は、車検を受けることができないので、車検を受ける時には延滞料を含めた自動車税を全て納付する必要があります。

3008に採用されているエンジンの総排気量は、1,600ccと2,000ccなので自動車税は、どちらも【¥39,500-】です。尚、2,000cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン搭載モデルは、エコカー減税の対象となるため、新車を購入した翌年の自動車税が1度だけ75%軽減されます。

重量税

自動車重量税は、自動車税と違って車検を受ける時に課せられる税金ですが、車検を受けなければ自動車重量税を納める必要はありません。自動車重量税は、自動車の重量に応じて課せられる税金で、車検の有効期間分を車検を受ける前に納付しなければいけません。

3008を新車で購入した場合は、初めての継続車検時に車検有効期間である2年間分の自動車重量税を納付してから車検を受けることになります。

3008の自動車重量税は、ガソリン車が車両重量・1,460kg~1,470kgなので【¥24,600-/2年】、ディーゼル車はエコカー減税の対象となるので、新規検査後に受ける最初の継続検査時も自動車重量税が100%免税になります。

1年間に換算すると、ガソリン車が【¥24,600-÷2年=¥12,300-/年】、ディーゼル車は100%免税のため【¥0-】です。

保険

自動車に関する保険は、大きく分けて【自賠責保険】と【任意保険】の2種類があります。自動車を購入した全ての人に加入が義務付けられているのが【自賠責保険】で、自賠責保険では賠償しきれないため、任意で加入することができる保険を【任意保険】と言います。

自賠責保険と任意保険について説明していきます。

自賠責保険

自賠責保険は、自動車を所有する全ての人へ加入が義務付けられた保険で、自賠責保険に加入しなければ一般道を走行することもできませんし、車検を受けることもできません。

自賠責保険は、人に対して適用することができる保険で、車本体や建物などを壊しても補償は一切されません。自賠責保険は、死亡時でも3,000万円しか補償されないので、補償額は決して満足の行く額ではありません。

自賠責保険は、保険料が決められているので、どこの保険会社で加入しても保険料は同じです。車検を受ける時に、車検期間分の自賠責保険料を支払うので、一般的な継続検査の場合は、2年間分(24ヶ月)【¥25,830-】となります。車検の有効期間と自賠責保険の有効期間は同じ24ヶ月ですが、満了日の時間に違いがあります。

車検の有効期間満了日は【深夜24時まで】、自賠責保険の有効期間満了日は【昼の12時まで】で、満了日に12時間のズレが生じています。

自賠責保険に加入していない車は公道を走ることができないので、自賠責保険に加入する場合は24ヶ月ではなく、25ヶ月で加入することが通例とされています。3008の車検時に加入する自賠責保険は、25ヶ月で【¥26,680-】となります。

1年間分に換算しますと、【¥26,680-÷2年=¥13,340-/年】です。

任意保険

自賠責保険は、人に対してしか保険が適用されず、補償内容自体も乏しいため、事故を起こした時には自賠責保険だけでは、全てを賠償することは不可能です。

自賠責保険では補償されない【相手や自分の車】【相手や自分の搭乗者】【事故によって破損した物】などを補償するためにも、補償内容が揃っている任意保険に加入しておく必要があります。

任意保険は、サービス内容によって保険料も保険会社によって全く異なります。任意保険に初めて加入した場合は、6等級から始まりますが、無事故で保険を使わなかった場合は、保険契約を更新すると等級が上がって保険料が安くなります。

保険契約更新時に保険会社を変更しても、等級の引継ぎは行えるので補償内容が良く、保険料の安い別の保険会社を探すことで維持費を抑えることができます。

3008のユーザー層は、若い人からファミリーまで幅広い年齢の人から指示されています。一般的な任意保険の料金を1例として紹介します。

●3008の料率クラス:対人・4/対物・4/搭乗者・4/車両・6

  • 年齢     :26歳以上
  • 等級     :16等級
  • 年間走行距離 :無制限
  • 免許の種類  :ブルー
  • 運転者限定  :家族限定
  • 運転者年齢制限:26歳以上
  • 対人賠償   :無制限
  • 対物賠償   :無制限
  • 年間の保険料(車両保険無し):¥ 49,700-
  • 年間の保険料(車両保険有り):¥134,400-

3008は、若い独身者からファミリーまで幅広い年齢の人がターゲットなので、日常使いから長距離ドライブまで多目的に利用する人が多いものと想定して、年間走行距離を無制限に設定しました。

その他費用

3008を維持するために税金や保険以外で掛かる費用で、最も大きなウェイトを占めるのは、ガソリン代と駐車場代です。

故障や事故などで大きな出費に見舞われることもありますが、ガソリン代と駐車場代は維持費の中でも大きなウェイトを占めています。税金や保険以外で必要となる費用を紹介していきます。

ガソリン代

3008のガソリンエンジンに使用する燃料は【無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)】で、ハイオクガソリンの全国平均価格は【¥161.2-/L】です。

3008のディーゼルエンジンに使用する燃料は【軽油】で、軽油の全国平均価格は【¥130.9 -/L】です。一般的に1年間に走る距離は、10,000kmと言われていますので、1年間に必要なガソリン代を求める計算式は、【1年間の走行距離÷カタログ燃費数値×燃料価格】となります。

●Allure/Allure LED Package/GT Line(カタログ燃費数値・14.5km/L)

10,000km÷14.5km/L×¥161.2-=¥111.172-

ガソリン価格情報NAVI:https://oil-stat.com/high.html

●BlueHDi Clean Edition/GT BlueHDi(カタログ燃費数値・17.8km/L)

10,000km÷17.8km/L×¥130.9-=¥73,539-

軽油価格情報NAVI:https://oil-stat.com/light.html

エンジンオイル交換費用

3008のエンジンオイル交換時期は、他のプジョーと同じで1年又は10,000kmと推奨されています。3008はSUVですが、ガソリンエンジンはダウンサイジングターボエンジンのため、SUVらしからぬ走行性能を誇っています。

ダウンサイジングエンジンは、エンジンオイルによって性能が左右されるデリケートなエンジンなので、オイルが劣化しないように半年又は5,000km毎には交換することをオススメします。3008に推奨するエンジンオイルは5W30で価格は¥3,000-/L、オイルの量は【4.3L】で、交換工賃が¥3,000-ほどが相場になっています。

3008のエンジンオイル交換の料金は、【(4.3L×¥3,000-)+¥3,000-=¥15,900-(消費税別)】です。

プジョー適合オイル:http://www4.total.fr/asia-oceania/japan/automotive_lubricants/product_information/NT0009F952.pdf

駐車場代

日本の立体駐車場のサイズは、全長5,000mm×全幅1,850mm~1,900mm×高さ1,550mm~1,600mmが最も多く、SUVや大型の車は駐車できないことがあります。3008のサイズは、全長4,450mm×全幅1,840mm~1,860mm×全高1,630mmなので、国内の一般的な立体駐車場には駐車することができません。

ただ、最近の立体駐車場も大型車に対応した物もあるので、駐車場を借りる場合は必ず確認するようにして下さい。

平面駐車場には問題なく駐車できるサイズなので、駐車場を借りる場合は、平面型駐車場をオススメします。3008のような輸入車は、大都市に販売台数が集中するため、大阪府・東京都・兵庫県の月極駐車場代を1例として紹介します。

●大阪府・東京都・兵庫県の月極駐車場平均月額

  • 大阪府の月極駐車場平均額:¥37,907-(¥454,884-/年)
  • 東京都の月極駐車場平均額:¥36,491-(¥437,892-/年)
  • 兵庫県の月極駐車場平均額:¥31,965-(¥383,580-/年)

車検代

3008を購入すると、初年度登録から10年が経過するまでは、2年に1度の間隔で必ず車検を受けることになります。今回は大きな修理もなく車検に合格したことを想定した金額で車検費用を算出していますが、車検時には必ず消耗品の交換があるので3008の場合は、20万円ほどは交換部品用に準備しておくようにして下さい。

  • 自動車重量税:¥0-~¥24,600-/24ヶ月
  • 自賠責保険料:¥26,680-/25ヶ月
  • 印紙代   :¥ 1,200-
  • 車検整備費用:¥30,000-
  • 車検代行料 :¥10,000-
  • 消費税   :¥ 3,200-
  • 車検費用合計:¥71,080-~¥95,680-

車検は2年に1度なので、1年間の維持費として計算を行うと、【¥71,080-÷2年=¥35,540-/年~¥95,680-÷2年=¥47,840-/年】となります。

年間の維持費合計

  • 自動車税   :¥39,500-/年
  • ガソリン代  :¥73,539-/年~¥111.172-/年
  • オイル交換代 :¥15,900-/年
  • 車検費用   :¥35,540-/年~¥47,840-/年
  • 年間維持費合計:¥164,479-/年~¥214,412-/年

この年間維持費合計には、加入条件によって大きく金額が異なる任意保険料と、お住いの地域によって大きく価格が異なる駐車場代は含まれていません。

3008の購入時にかかる費用は?

3008を新車で購入するときの費用を調べてみましたので、紹介していきます。

車体価格

  • Allure        :¥3,305,556-(消費税別)
  • Allure LED Package  :¥3,472,222-(消費税別)
  • GT Line       :¥3,800,000-(消費税別)
  • BlueHDi Clean Edition:¥3,702,778-(消費税別)
  • GT BlueHDi      :¥4,148,148-(消費税別)

3008公式:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/3008-suv/prices-versions.html

オプション装備

3008に用意されているオプション装備を一部、紹介します。

  • フロアマット ニードルパンチ:¥ 15,500-(消費税別)
  • 専用ナビ+ETCユニット   :¥224,500-(消費税別)
  • 延長保証          :¥ 87,000-(消費税別)

3008は、輸入車ですから国産車と比べて部品代や作業工賃が高いので、保証の延長をオプションとして加入するようにして下さい。車が故障するタイミングは、無料保証が切れた頃に突然訪れてきます。万が一に備えて、保証を延長することをオススメします。

自動車重量税

自動車重量税は、新車を購入する時と車検を受けるときに課せられる税金で、車検の有効期間分を先に納付することになります。自動車重量税は、車体の重量によって税額が決められています。

3008の新車を購入した場合は、初回の車検期間が3年なので、3年間分の自動車重量税を新車契約時に納めることになります。

3008の新車購入時に課せられる3年分の自動車重量税額は、ガソリン車が【¥36,900-/3年】です。尚、ディーゼルエンジン搭載車は、エコカー減税の対象となるクリーンディーゼル車なので、自動車重量税が100%免税になります。

自動車取得税

自動車取得税は、平成26年4月以降に登録・納車の自家用自動車に課せられる税金です。取得価額は車両本体の他にも、簡単には取り外すことのできないエアコンやカーナビなどのパーツについても取得価額として3%が課税されます。オプションは無しと言う条件で今回は算出します。

  • Allure        :(¥3,305,556-×0.9)×3%=¥ 89,250-
  • Allure LED Package  :(¥3,472,222-×0.9)×3%=¥ 93,750-
  • GT Line       :(¥3,800,000-×0.9)×3%=¥102,600-
  • BlueHDi Clean Edition:100%免税
  • GT BlueHDi      :100%免税

BlueHDi Clean EditionとGT BlueHDiは、エコカー減税の対象となるクリーンディーゼル車なので、自動車取得税が100%免税になります。

自賠責保険

3008を新車で購入した場合、初めての継続車検までの期間が3年なので、自賠責保険も36ヶ月または37ヶ月で加入することになります。自賠責保険と車検の有効期間満了のズレについては、先ほど説明したので省かせて頂きます。

3008を新車で購入する場合の自賠責保険料は、37ヶ月分の【¥36,780-】となります。

リサイクル料金

3008を新車で購入する時に、解体するときの処理料金としてリサイクル料金を預託金として支払うことが義務付けられています。リサイクル料金の預託を行った証明として、リサイクル券が発行されるので自動車検査証と一緒に大切に保管して下さい。

●3008リサイクル預託金

  • Allure        :¥19,220-
  • Allure LED Package  :¥19,220-
  • GT Line       :¥19,220-
  • BlueHDi Clean Edition:¥20,170-
  • GT BlueHDi      :¥20,170-

登録に必要な諸経費

3008を新車で購入した場合、車庫証明や名義変更の手続きを管轄の警察署や陸運局で行わなければいけません。3008の登録に必要な諸経費の内容と費用を紹介します。

  • 検査登録手続代行費用:¥35,000-
  • 車庫証明費用    :¥ 2,600-
  • 車庫証明手続代行費用:¥25,000-
  • 納車費用 :¥35,000-
  • ナンバープレート代 :¥ 1,500-
  • 消費税       :¥ 7,600-
  • 諸経費合計     :¥106,700-

※手続き代行費用、車庫証明費用、ナンバープレート代などは、店舗や地域によって金額は異なります。

3008の壊れやすいところや注意するべき点

3008でよく起こる不具合は、アクセルを踏んでも吹けが悪く、速度が出ない症状です。スロットルバルブを制御する装置が故障しているか、トルクがほとんどない症状ならば燃料噴射装置の故障なども原因に挙げられるので、それぞれ部品を交換することで直すことができます。

その他では、以前リコールも出ていたブレーキマスターパックの不具合です。ブレーキが戻り切らず、ブレーキが効いた状態で走行するため、アクセルを通常よりも踏み込むため燃費も悪くなりますし、ブレーキパッド&ブレーキディスクの摩耗も激しく、様々な部品に悪影響を及ぼします。

ブレーキマスターバックを交換することで直りますので、ブレーキランプが点灯して消えないなどの症状がでた場合は、早急に修理するようにして下さい。

まとめ

3008の維持費について紹介してきましたが、大きな故障は起こりにくいのですが、細々とした箇所が壊れる可能性があります。故障さえしなければ国産車とあまり維持費は変わりませんが、部品の耐久性が低く小さな部品がちょこちょこ壊れるのが厄介です。

ドイツ車と比べてフランス車は良く壊れる印象がありますが、リビルト品を上手に取り入れながら修理を行うのが維持費を抑えるポイントとなります。