ローンで購入した車は名義変更必須!ケース別・名義変更の方法

車を売却できるのは所有権を持っている人だけです。ローンを組んで購入した車は所有権が信販会社にある可能性があるので注意が必要です。売買や譲渡するまえに名義変更を必ず行わなければならないでしょう。

今回は、名義変更が必要になるケース別に方法をご紹介します。

メーカー・車種別、ボディタイプ別の売却のコツ、エリア別の業者情報、
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車のローンと名義変更の関係

ローンを組んで車を購入すると必ず所有権が自分にあるわけではありません。また、ローンを完済すれば自動的に名義が自分に変わると勘違いしている方もおられますが、手続きを行わなければ所有者はディーラーもしくは信販会社のままです。

名義変更をしなければどんなデメリットが生じるのでしょうか。

名義変更が終わっていないローン完済車の売却はできない

まず、使用している車の車検証をチェックしてみてください。所有者の欄に自分の名前が記入されているでしょうか。ローンを組んで購入した車の場合、その欄に信販会社かディーラーの名称が記入されているかもしれません。

名義変更を行わず、所有者が自分ではないなら車を売却することができません。廃車にすることもできません。すぐに現金が必要だから車を売却したい!というときにもまずは名義変更の手続きからしなければならないのです。

所有権留保の解除方法

車の名義変更を行うタイミングは人それぞれです。ローンの返済期間が終了してすぐに名義変更を行うか、売却や廃車手続きの必要が生じてから行うかは個人が決定することです。

では所有権留保を解除するためにどのようなステップを踏まなければならないのでしょうか。

所有権留保の解除方法
  • ローン支払い完了後にローン会社または信販会社から書類が届く
  • 必要な書類をそろえる(下記参照)
  • ローン会社から送付された書類とそろえた書類を合わせて送り返す
  • 新しい車検証が送られてくる

所有権留保の解除に必要な書類は次の通りです。

  • 自動車納税証明書
  • 印鑑証明書
  • 車検証の写し
  • 住民票
  • 実印

必要な書類をまとめてローン会社や信販会社に返送してから、名義変更が完了するまでには約1週間ほどかかります。ですから、切羽詰まった状況になる前にローンを完済したら早めに手続きを行っておくことをおすすめします。

ローン完済車の名義変更を楽にする方法

ローンを完済した車はいつでも名義を自分に変更できます。最も楽な名義変更の方法はディーラー代行です。車を購入したディーラーや販売店に出向いて、名義変更の手続きをお願いしましょう。

ディーラーに名義変更の手続きを代行してもらうには印鑑証明書・実印・車検証の3点セットが必要です。これさえ揃えておけば何かに記入する時間がかかることも、書類を郵送する手間もかかりません。ただ、代行してもらうにしても手続きが完了するまでには1週間程度かかります。

また、ディーラーに名義変更を代行してもらったからと言って代行料を支払う必要はありません。車を販売したディーラー側には法律上、名義変更を無償で行う義務があるからです。

名義変更にかかる費用

新車か中古車かにかかわらず、自動車をローンで購入し返済が完了したら、できるだけ早く名義変更を行うようおすすめします。では、名義変更にはどれほどのお金がかかるのでしょうか。

自分で行う場合、代行サービスを利用する場合それぞれの名義変更にかかる費用を解説いたします。

自分で行う場合にかかる費用

最も安く名義変更を行う方法は自分で行うというものです。名義変更を行い陸運局に届け出ると500円の手数料がかかります。印紙を使用するため印紙代も必要でしょう。ただ、印紙代は1部数10円で購入できますので大きな出費にはなりません。

車庫証明を取得する場合には、+2,600円程度の手数料が必要です。警察署に2回行かなければならないという手間がかかる点がデメリットの一つです。また、さらにナンバープレートを変更する必要があるのであれば、変更手数料の1,300円も必要でしょう。

家族内で名義変更を行う場合にかかる費用

家族内で所有権を持つ人を変更する場合にも、名義変更は必ず必要です。家族内での名義変更も他人との名義変更も手続き方法鵜は一緒です。

最低510円から名義変更が可能ですが、ナンバープレートの変更や車庫証明の取得などの手続きが加わると約4,500円の費用が掛かるでしょう。

相続が関係している場合にかかる費用

車の名義変更に相続が関係していると、名義変更に必要な書類が増えます。車を譲渡する旧所有者が死亡しているので委任状を制作できず、戸籍謄本を取得しなければなりません。

車を一人の人が単独で相続するのか、何人かの人とともに相続するのかによって書類の内容は異なりますが、名義変更の手続き自体は普通の名義変更と何ら変わりありません。最安510円から手続きが完了できます。

名義変更を代行してもらう場合にかかる費用

名義変更を自力でやると最低限の費用だけで済みます。しかし、費用の安さよりも楽に手続きが行えることを望んでおられるのであれば、ディーラーや代行を専門としている業者に依頼することもできるでしょう。

その場合に費用はどれくらいかかるのでしょうか。

ディーラー

ディーラーに名義変更を頼む場合、名義変更そのものにかかわる金額は0円です。車の販売店は販売した車の名義変更代行を無償で行わなければならない義務を課せられています。

しかし、車を購入したところではないディーラーや車販売店に名義変更を代行してもらう際には人件費を支払わなければなりません。

もしも、名義変更と同時に車庫証明も取得しなければならないのであれば、その分の費用も加算されることでしょう。車庫証明の取得には15,000円前後の費用がかかります。

ディーラーによっては値引きしてくれたり、サービスしてくれるところもあるので、賢く選んでお得に楽に名義変更を行いましょう。

専門業者

車に関する手続きを専門としている業者に名義変更代行を依頼するとしたらどれほどの費用が掛かるのでしょうか。自動車のナンバーも変更しなければならない場合、車を陸運支局に持ちこむという手間がプラスされますので、それだけ費用も掛かることでしょう。

専門業者それぞれが設定している価格は異なりますが、一例を取って東京都内でサービスを行っている専門業者は20,000~35,000円ほどで名義変更またナンバー変更手続きを代行してくれます。

行政書士

ディーラーや専門業者以外に手続きを代行してくれるプロといえば行政書士です。行政書士は国家資格であり、書類の代行を行う資格があります。そのため、名義変更の手続きもしてくれるでしょう。

行政書士に、ローン完済後の車の名義変更手続きを依頼する場合には費用が20,000~40,000円程度かかると言われています。ナンバー変更の手続きもプラスされるとそれだけ費用も割高になると予想できます。

車のローンを支払う契約者が死亡した場合の名義変更

完済されていないローン支払い中の車の名義変更が必要になるケースもあります。それはローン契約者また車の所有者が死亡した場合です。ローンの契約者が死亡すると、車とローンは相続者に引き継がれます。ただし、相続人が複数ある場合もありますので、すべてが同じ手続きで済むとは限りません。

ローン契約者が死亡すると、相続人への車の名義変更が必要です。この記事のはじめの方で紹介した方法で手続きを進めてください。その際にローン残債も相続することになります。

ケース別の対応
  • 車のローン以外の負債を抱えている→車を引き上げてもらう
  • 車は必要ない→相続放棄する
  • 車をお金に換えたい→車を売却する
  • ローンの引き落としをストップさせたい→銀行へ死亡届を届出

車のローン契約者がローン返済中に死亡するケースでは、いろいろな対応ができますので、司法書士や弁護士といった法律上手続きの知識が豊富なプロにアドバイスを求めると良いでしょう。

離婚するときに車にローンがある場合の名義変更

家族で車を所有している場合、離婚というケースで名義変更が必要になることがあるでしょう。夫か妻のどちらかが車を引きとることになった場合、名義変更をしなければなりません。

どちらが車を所有するかについてはきちんと話し合ったうえで、手続きを行いトラブルを回避しましょう。

現在の車所有者を確認する

まずは、現時点で誰が車の所有権を持っているのかを確認してください。車検証の所有者欄で確認できます。夫や妻だけではなくローン会社や信販会社または親族の誰かの名義になっているかもしれません。

名義人がだれであっても、名義を変更するためには現在所有権を持っている人が承諾する必要があることを忘れないでください。新所有者に車を譲渡してもいいかの了承を得るようにしましょう。

自動車を受け取った人を使用者として登録する

名義人の了承を得たうえで自動車をだれが受け取るかを決定したのであれば、自動車を受け取った人を使用者として名義登録する必要があります。離婚時の財産分与において、車を財産として受け取る人へ名義変更を行うということです。

車を妻が引き取るが、手続きが面倒なので名義は夫のままにして離婚したというケースを考えてみましょう。法律上、車を所有しているのは夫になります。夫が自動車税を払わなければなりません。

しかし、車を実際に使用しているのは妻ですから、毎回自動車税の請求書を妻に何らかの形で渡さなければなりません。

離婚した二人が税金関係で何度も顔を合わせなければならないというのは少し面倒なことではないでしょうか。また、妻がもし税金を延滞すれば夫の素に督促状が届きます。

使用者と名義人が異なると信用情報においても不便な点が生じますので、離婚する際はどちらが車を使用するかを決めて名義変更をきちんと行うようにしてください。

ローンの完済をディーラーや販売店が連絡する義務はない

ローン完済後の名義変更は、はっきりいって車販売店にしてみると何のメリットもありません。ですから、ディーラーや信販会社の方から、名義変更をせかすような連絡をしてくることはまずないでしょう。連絡する義務をないのでなおさらです。

ローンが完済されたことはきちんと書類を送ってお知らせしてくれますが、きちんと送付された書類をチェックしなければ、名義変更のタイミングを逃してしまうかもしれません。もちろん同じディーラーで車を購入し続ける予定であるのなら名義変更する必要はないでしょう。

しかし、他社メーカーに乗り替えたい、車を高額買取してもらいたいと考えておられる方は名義変更できる時期をしっかりチェックしておくべきです。

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まとめ

ローンを組んだ車を売却したり譲渡するときには、所有者が自分であるかどうかをきちんと確認しなければなりません。もし、所有者が自分以外のディーラーや信販会社、または家族の名義になっているなら、できるだけ早く名義変更を行いましょう。

名義変更にはどんな方法をとっても1週間程度の期間を有します。焦って名義変更を行わないように、ローンの完済が終了したらすぐに、車の名義を自分に変更しておくようおすすめします。

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