優雅でスポーティなBMW3シリーズ!維持費は車検代が高い?

究極のスポーツセダンとも呼ばれる3シリーズは、常識を良い意味で裏切る車です。予測がつかない特性に目がいきがちで、維持費についてはあまりフォーカスされない印象も持ちます。そこで今回は、3シリーズの維持費についてご紹介します。

3シリーズの特徴

3シリーズは、BMWを代表する車種でスポーツセダンの雄とも言われます。1975年のデビュー以降、常に時代の先駆者として存在感を保ち、その歴史をさらに未来へとつなぎます。

細部に至るまで、純粋な走る歓びを叶えるスタイリングで、多くのドライバーを魅了してきました。セダンの快適性を持ちながらも、走行性能に特化したその姿は、非常に独自性を強く持っています。

速く直感的に走る3シリーズは、直線での加速性はもちろん、カーブに差し掛かった時の安定感やハンドルレスポンスの良さは、比類なきものがあります。その見紛うことのない個性は、どんな車と並んでも輝きを放ち、走る喜びをユーザーに与えてくれます。

3シリーズのデザイン

現行モデルの3シリーズは、BMWが持つデザイン哲学に、新たなエッセンスが加わったことを感じさせる仕上がりです。

走ることに特化したことを隠さない明快な形状と、不思議な温かみを感じさせる情緒的なスタイリングは、天性のダイナミズムを最新の感性で表現していると言えます。伝統的なデザイン要素に、大胆な再解釈を加えることで、他のモデルとの差別化を図ることに成功しています。

3シリーズのエクステリアは、フロント・サイド・リアとどの部分においても、伝統と革新が絶妙にミックスさせた形となっています。インテリアも細部のパーツまで上質さが伺える仕上がりで、スポーツ仕様の車に見られる、軽量化のための簡素な作りは一切感じません。

全体的な落ち着いた雰囲気ながら、3シリーズのコックピットは、そのスポーティなコンセプトを裏切らないデザインとなっています。上質さの中にスポーティさをアクセントとして加えることで、3シリーズが持つオリジナリティが完成している印象です。

3シリーズのボディサイズ

現行モデルの3シリーズは、下記のボディサイズになります。

  • 全長:4.72m
  • 全幅:1.83m
  • 全高:1.43m~1.44m

3シリーズは日本でも高い人気ですが、このサイズ感も魅力の一つです。室内は十分に余裕が感じられる作りなのに、取り回しも非常に楽な特徴を持っています。さらに近年のモデルでは、先進的にドライブアシスト機能が搭載されているので、高速域の走行時以外でも、安心感をもたらしています。

3シリーズの走行性能

究極のスポーツセダンと名高い3シリーズを常に進化させたのは、時代の最先端をいくパワフルで高効率なエンジンでした。

現行モデルに搭載されているエンジンは、低回転域においても並外れた俊敏性とレスポンスを発揮します。さらに抜群の効率性を持ち、燃費性能を向上させ排出ガスを減らすことにも成功しています。

また、走行性能にはボディやシャーシの安定化も大きな要素となりますが、3シリーズは、状況に応じてサスペンションのダンピング特性を自動調整する、電子制御式ダンパーが採用されています。そしてボディは軽量で低重心となり、50:50の前後重量配分を維持しています。

3シリーズが持つ高い走行性能の裏には、常に現状に満足しない精神が糧となり、あらゆる方法で走行性能の向上を模索しています。

3シリーズにかかる維持費は年間どのくらい?

続いては、3シリーズの維持費をご紹介します。

税金

3シリーズの所有時に発生する税金は、自動車税・自動車重量税です。自動車税は毎年4月1日に、自動車重量税は新規登録時と車検時に課税されます。

自動車税

自動車税は、排気量を基準にして課税されます。3シリーズの現行モデルは1,998cc で、年間39,500円となります。

重量税

車重によって自動車重量税の額は異なりますが、3シリーズの車重は、1,560kg~1,630kgとなります。3シリーズには、1年あたり16,400円の自動車重量税が発生します。

保険

車の所有時は、法律で加入が決まっている自賠責保険と、一般的な自動車保険と呼ばれる任意保険の保険料を計算する必要があります。

自賠責保険

自賠責保険は強制力のある保険で、加入していないと新規登録や車検を受けることができません。支払うタイミングは、原則毎回の車検時となります。

自賠責保険は保険会社との契約が必要で、どこの保険会社で契約しても法律で定められた保険料が基準です。3シリーズを使用する場合は、自家用乗用自動車の用途で使用すると仮定して、加入月と保険料は下記となります。

  • 12ヶ月:15,520円
  • 13ヶ月:16,380円
  • 24ヶ月:25,830円
  • 25ヶ月:26,680円
  • 36ヶ月:35,950円
  • 37ヶ月:36,780円

任意保険

任期保険は、補償や手続きの方法を定めた普通保険約款と、故障時のサポートなどの補償を定めている特約によって、成り立っています。

任意保険は、各保険会社でサービスも異なり、補償内容の上限やプランも様々です。任意保険は、下記のような要素で保険料が算出されます。

  • ドライバーの年齢
  • 車種・型式・用途
  • ドライバーの範囲
  • 車の登録年月
  • 安全性能
  • 契約者の事故歴
  • 付保台数(ノンフリート・フリート)
  • 支払限度額

事故の可能性が少ないほど、保険料は安くなりますが、初心者などは保険料が高めに設定されます。不測の事態に備え、任意保険は万全にしたいものです。

その他費用

ここでは、3シリーズを所有すると発生する、税金や保険料以外の維持費をご紹介します。

ガソリン代

3シリーズのカタログ燃費は、15.2km/L~15.7km/Lとなります。

ガソリンの平均価格は、2019年5月現在で、レギュラーが141円・ハイオクが152円・軽油が119円となっています。年間10,000km走行でシミュレーションすると、3シリーズには約97,000円〜100,000万円かかる計算となります。

3シリーズのガソリン代は、各グレードの差が少ないので、装備品や性能などが大きな決め手となりそうです。

駐車場代

都心などは、自宅に駐車スペースがない世帯も多く、近隣で駐車場を契約しているケースが多いのではないでしょうか。

駐車場代は都道府県によって相場が異なりますが、全国の駐車場の平均相場は月額8,288円です。そのため、駐車場代として、年間100,000円程度発生する可能性があります。

3シリーズは、平均的な機械式駐車場のサイズであれば、問題なく駐車できます。しかし、狭いスペースで作られている駐車場もあるので、サイズ規定のある駐車場ではしっかり確認を行いましょう。

車検代

車検代の内訳には、法定費用、車検基本費用、部品交換費用があります。法定費用は、自動車重量税や自賠責保険に、印紙代を含めたもので、3シリーズの印紙代は1,800円です。

また車検基本費用は、定期点検料、検査料、代行手数料があります。3シリーズの車検をディーラーで受けた場合は、60,000円程度が平均相場となります。

さらに、消耗品の交換や、不具合がある箇所を交換すると、これらの部品代も発生します。以上を合計して、3シリーズのディーラーでの車検代金は、150,000円程度が相場となるようです。

ディーラーでの車検を例に出しましたが、ガソリンスタンドや整備工場でも受けることが可能です。ただ輸入車の整備ノウハウを持っていない業者もいますので、実績が豊富な業者に車検を依頼することをお勧めします。

3シリーズの購入時にかかる費用は?

3シリーズの購入時にかかる費用をご紹介します。

車体価格

3シリーズの車体価格は、グレードごとに4,520,000円〜6,320,000円となっています。320iSEというグレードが最も安く、320i M SPORTというグレードが、3シリーズの中でも最も高くなっています。

オプション

オプションは、生産時で取り付けられるメーカーオプションと、車両がディーラーに到着した後に取り付けされるディーラーオプションに分類されます。オプション品によって費用も様々ですが、車体価格の約5%~10%が平均的な相場です。

自動車重量税

3シリーズは、3年間有効で49,200円の自動車重量税となります。

自動車取得税

自動車取得税は購入時に発生する税金で、3シリーズは取得価格(税抜き車体価格×0.9)の3%が発生しますが、車両価格が最大200万円弱グレードによって違うので、税額も大きく異なります。

自賠責保険

陸運局でナンバープレートの交付される際に、自賠責保険の加入義務が生じます。3シリーズは、37ヶ月契約で36,780円となります。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、所有者が購入時に前払いする費用です。廃車時に、エアバック・シュレッダーダスト・フロン類などをリサイクルするための費用ですが、廃車にしない場合には、前払いした費用が返還されます。現行モデルの3シリーズは、グレードごとに19,380円~20,730円となっています。

ディーラー代行手数料

新規登録や下取り車の処分に関する諸手続きを販売業者が代行する際に発生する費用です。新車購入時には、下記のような手数料が考えられます。

  • 検査登録代行費用
  • 納車費用
  • 下取り車の手続き代行費用
  • 新車の車庫証明書(印紙代)

これらを自分で行う場合に、費用は発生しませんが、流れを把握していないと煩雑に感じる作業です。早く納車して3シリーズに乗りたいのであれば、販売業者に任せた方がスムーズに進みます。

壊れやすいところや注意するべき点

最後に3シリーズに多い不具合をご紹介します。

  • ラジエーターの水漏れや不具合
  • エンジンの不具合
  • 警告灯の点灯
  • 横滑り防止装置の不具合

特にこの4つが多く報告されています。

また、3シリーズは消耗品の交換箇所が多いことも指摘されています。オイル・タイヤといった一般的な消耗品以外にも、フィルターやポンプ類など劣化が考えられるパーツの点検は欠かせません。

消耗品をこまめに交換しないことで、最悪エンジンユニットの交換などが発生し、修理費が高額になってしまうケースもありますので、日常のメンテナンスを習慣づけておきましょう。

まとめ

今回は、3シリーズの維持費についてご紹介しました。3シリーズは、手頃な価格で本格的なスポーツ走行を楽しむことができる車です。ただ整備をこまめに行わないと、修理費がかさみ維持費が高額になってしまうことがありますので、所有時には注意が必要です。