車のナンバープレートの種類と見方・変更するときの4STEPを解説

車やバイクについているナンバープレート。普段、よく目にするものですがどんな意味があるのかまでは考えたことがないという人がほとんどでしょう。車のナンバープレートの意味を知ることは車に関する知識を増やす上で重要です。

車両によって区分されているナンバーの種類や表記の見方、役割などについて概要をまとめています。ナンバープレートを希望ナンバーに設定したい、変更したいと考えている方に知ってほしい情報も紹介しますので参考になさってください。

ナンバープレートは車両によって区分される

日頃、道路を眺めていると良く目にするナンバープレート。しかし、ナンバープレートにどのような意味がありどのような役割を果たしているのかについて調べてみたことはあるでしょうか。

実は、ナンバープレートは一種類だけではありません。現在、日本で保有されている自動車の台数は約8,300万台であり、膨大な数の自動車を管理し識別するためにナンバープレートは欠かせません。

ナンバープレートは3種類あり、ナンバープレートをつける対象によって名称が異なります。正式名称は自動車登録番号標ですが、車両番号標、標識(原動機付き自動車番号標)と呼ばれることもあるのです。

自動車登録番号標

自動車登録番号標とは、ナンバープレートの正式名称。登録自動車に取り付けます。対象者となるのは普通自動車、小型自動車、大型特殊自動車です。

登録自動車にも自家用、事業用の2種類があります。また、特別仕様のものもあるのでナンバープレートのデザインは一概に決まっているわけではありません。

車両番号標

二つ目の名称は車両番号標です。この名称で呼ばれているナンバープレートが取り付けられる対象車は軽自動車や自動二輪車です。登録番号標に記載されていない自動車はどれも車両番号表が取り付けられることになります。

標識

ナンバープレートの3つ目の名称は標識。このタイプのナンバープレートは小型特殊自動車や原動機付自転車に取り付けられます。

自動車とは違い、125cc以下の原動機付自転車が対象となっており、条例に基づいて地方税を納めるための識別として用いられています。

ナンバープレートの必要性・役割について解説

Crimea, Russia – September 20, 2015: Mazda 6 car drive on road at daytime

なぜ、車にはナンバープレートをつけなければいけないのでしょうか。ナンバープレートは道路運送車両法で義務付けられています、この理由は2つあります。

  1. 自動車登録ファイルに登録されている証明になるため
  2. 自動車検査を受けて保安基準に適合している証明になるため

ナンバープレートがついている車は、見るだけで自動車として登録されており、保安基準を満たしている安全な車であることがわかるのです。運転することを許可されている車であるという証明になります。ですから、もしナンバープレートがついていない車が一般道を走行しているとすると違法になります。

車を持っている人が、車を所持し意地していく上で必要な行政上の手続きを完了しており、適正な仕方で車を管理していることがナンバープレートからわかるのです。

ナンバープレートには他にも様々な役割があります。いくつか取り上げてみましょう。

  • 自動車保管場所照明の取得
  • 自動車損害賠償席に保険契約の締結
  • 自動車重量税の納付
ナンバープレートは様々な車に関する手続きの証明になります。自動車を安全に保管する場所が確保されているか、加入が義務付けられている保険に加入しているか、自動車に関連する税金を納付しているか。これらの事柄がしっかり行われているかが、ナンバープレートがついているかによって判断できるのです。

法律や税金に関係しているナンバープレートの役割以外にも、自家用車と事業者を区別するためや、レンタカーの乗り逃げ防止、ひき逃げ捜査のためなど様々な役割を持っています。

ナンバープレートがなければ、安心して道路を走行できませんし、治安を守るのも大変になります。犯罪を防止するためにもナンバープレートは役に立っているわけですから、車に関係するものの中でもウェイトの大きな部品であることが分かりますね。

ナンバープレートの見方

ナンバープレートには色々な文字が記載されていますが、それぞれどんな意味があるのでしょうか。ナンバープレートには4つの項目が表示されています。

  • 地域名
  • 分類番号
  • ひらがな
  • 指定番号
それぞれの項目について簡単に紹介します。

地名

まず、1番左上にある地名。対象となっている車を管轄している運輸支局、自動車検査場を表しています。表示できる地名は年々増加していますが、2017年7月の段階では117種類の地名が登録されていました。

例えば、関東運輸局には品川、練馬、足立、八王子、国立に運輸支局の登録事務所があります。ですから、東京では5種類の地名がナンバープレートにそれぞれ割り当てられているのです。

地名の横の数字

地名の横には数字があてがわれています。「3ナンバーの車」などと表現されることがありますが、地名の横の数字は車を分類している番号です。何に用いる車なのかによっても数字が異なります。

分類番号の種類について簡単にまとめてみましょう。3桁の番号のうち1桁目は車の用途と大きさを表しています。2桁目以降は指定番号が振られています。

用途・サイズ 分類指定番号
普通貨物自動車 1 100−199
普通乗合自動車 2 200ー299
普通乗用自動車 3 300ー399
小型貨物自動車 4・6 400ー499
600ー699
小型乗用自動車 5・7 500ー599
700ー799
特殊用途自動車 8 800ー899
大型特殊自動車 9 900ー999
建設機械に該当する
大型特殊自動車
10 000ー099

分類番号には主に数字がこれまで使われていましたが、最近ではアルファベットも導入されるようになっています。アルファベットが分類番号として交付されるようになったのは2018年1月。

A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字を使って下2桁に交付されています。

ひらがな

続いてナンバープレートの下段をみていきましょう。右端に1文字のひらがなが充てられています。このひらがなは自動車の種類を区別するために必要です。普通自動車、自家用車、事業用車の3種類に分けられてひらがながつけられています。

自家用車 さすせそたちてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆらりるろ
事業用車 あいうえかきくけお
レンタカー われ
駐留軍人用車両 よ EHKMTY

上記の表にまとめたように自動車の種類によって平仮名が決まっているため区別できるようになっています。表を見ればわかるとおり「お・し・へ・ん」の4文字は使用されていません。

お…「あ」と見間違えやすい
し…「死」を連想させる
へ…「屁」」を連想させる
ん…読みづらい

このような理由でひらがな50音の中でも4文字はナンバープレートに使用されていません。

一連指定番号

ナンバープレートで最も目が向かう場所であり、存在感の大きな4桁以下の数字。1〜9999までの数字が交付されます。希望ナンバー制が導入されてからは個人の好みで決められるようになっている数字です。ナンバーによっては人気が高く、抽選制になっているものすらあります。

ナンバープレートに関係している道路交通法

ナンバープレートにどのような法律が関係しているのでしょうか。どのような使用方法はNGなのでしょうか。注意点について説明します。

ナンバープレートカバーはNG

ナンバープレートをきれいに維持するためにプレートカバーを取り付けたいと考える人もいるでしょう。しかし、2016年4月から透明であってもナンバープレートにカバーを取り付けることは禁止されています。

自動速度取締装置オービスから逃れる目的で赤外線対策カバーを装着することを防止するためです。ナンバープレートは一定の位置や方法で表示することが義務付けられています。

カバーだけでなくシールをつけるのもNG。回転させたり折り返したりすることは道路運送車両法に違反します。

ナンバープレートフレームはサイズ指定

ナンバープレートのカバーは装着できませんが、フレームを取り付けることは許されています。ただし、ナンバープレートに記載されている全ての文字がはっきりと見えるように装着しなければなりません。

次のようなルールを守ってナンバープレートフレームを取り付けましょう。ただし、バイクのナンバープレートにはフレームを装着することが許されていません。

  • 幅:上部10mm以下・左右18.5mm以下・下部13.5mm以下
  • 厚さ:上部6mm以下・その他30mm以下
  • 脱落する恐れのないもの

カバー装着のルール

ナンバープレートにカバーを装着することはできませんがボルトカバーはできます。次のルールを守りましょう。

  • 直径28mm以下
  • 厚さ9mm以下
  • 脱落する恐れのないもの

ナンバープレート固定用封印を外すことはNG

ナンバープレートを固定するためにボルトにアルミ製のキャップがかぶせられています。このキャップを「封印」と呼びます。封印が取り付けられていることは車が運輸支局に登録されており、自動車検査を受けて安全性が認められていることを証明してくれます。

封印には運輸支局の刻印がされており、ナンバープレートの左側についています。なお、軽自動車にはありません。

封印がついていればナンバープレートが走行中に脱落する恐れはありません。車両が盗難された時にすぐに検索できるというメリットもあります。封印を意図的に外していると犯罪に加担されているという疑いをかけられることがあるということを覚えておきましょう。

もし、何らかの理由で固定用の封印が外れてしまった、壊れてしまったというときはすぐに運輸支局に行って再度、封印を取り付けてもらうための手続きを行ってください。

ナンバープレートを車内・ダッシュボード

ナンバープレートを車内やダッシュボードに置くことは違法です。稀に見かけることがありますが、ナンバープレートの設置場所は定められていますので自由に好きな場所に置き替えることはできません。

車内やダッシュボードだと周囲から見にくく、確実に車に取り付けていると言えません。また、封印を取り外していることにもなるので自動車の安全性と正当性においても疑われる存在となり得ます。

道路交通法でナンバープレートは確実に判読できる場所に取り付けるように定められていますので、遊び心は押し込んで法律に従いましょう。

ナンバープレートの番号人気ランキングTOP10

ナンバープレートの記載する番号は数字の組み合わせで覚えやすいもの、演技の良い数字や語呂合わせの数字を希望する人もいます。現在人気のあるナンバーにはこのようなものがあります。

1位 1 No. 1
最も優れている
2位 8 横にすると無限(♾)
漢数字は末広がりの八
3位 3 句切の良い数字
祝事との関係が深い
4位 8888 ゾロ目
5位 1122/1188 良い夫婦/良いパパ
6位 8008 素敵な出会い
良好な人間関係
7位 11 サッカーファンに人気
8位 7 ラッキーセブン
9位 2525 ニコニコナンバー
10位 55 「ゴーゴー」
ドライブ付きに人気
松井秀喜氏の背番号

最も人気の高い「1」は海外では5億円以上出してナンバープレートを落札した人もいるほどです。ナンバープレートの数字に思い入れがあったり、大切なものや好きなことをナンバーにこめている人は少なくありません。

番外編:地域特有のナンバープレート

人気の高いベーシックな数字のナンバーについて紹介しましたが、地域によって人気のナンバーは異なります。例えば「358」。島根県出雲市の国指定史跡である荒神谷遺跡からは358本の銅剣が見つかっているため神秘的な力を信じる人たちの間で人気のある数字です。

さらに「3776・2255」。静岡県でよく見かける人気の高いナンバーです。「3376」は富士山の高さを表しており、「2255」は富士五湖の語呂合わせしたものです。富士山を愛する静岡県民に人気があります。

また「178」は長野県で人気のあるナンバー。B’zの稲葉さんの名前を語呂合わせしたもので、長野県の松本では「178」ナンバーが多く、ライブ会場でもよく見られる数字です。

遊び心からマイカーのナンバープレートに記載する数字を希望指定する人もいますが、実用的に使うための希望ナンバーもあります。例えばバス会社ではバス号車とナンバーを合わせていたり、消防車のナンバーを119に設定していたりなどです。ナンバーひとつ撮っても所有者の個性が感じられると思うと、これからすれ違う車のナンバーを見る楽しみができますね。

ナンバープレートの希望ナンバー制

1998年にナンバープレートの希望ナンバー制が導入されました。自分の好きな数字をナンバープレートの指定番号に選ぶことができるのです。希望ナンバー制では抽選対象となっている人気ナンバーと一般希望ナンバーの2種類があります。

抽選対象希望ナンバーは応募者が集中するため、なかなか取得することが難しいでしょう。

全国一律抽選対象ナンバー
1 7 8 88 333 555 777 888 1111 2019 2020 3333 5555 7777 8888
抽選は毎週月曜日に行われています。

自動車の新規登録時やナンバープレートが破損した場合、引っ越しにより管轄運輸支局が変更された場合に希望ナンバーへの変更が可能です。

希望ナンバーを取得する方法

希望ナンバーを取得するには「希望番号予約センター」で申し込みを行います。郵送、FAX、インターネットによる申し込みが可能です。

ナンバープレートを希望ナンバーに変更する4STEP
  1. 書類を用意
  2. 運輸支局の窓口で申請
  3. ナンバープレートの交付
  4. 職員立ち会いの元プレートの交換
ナンバープレートの変更には次のような書類が必要になります。

  • 車検証
  • 申請書
  • 委任状(ローン会社)
  • 委任状(本人)
  • 住民票
  • 車庫証明書
  • ナンバープレート

車をローンで購入している場合、代理人という立場で希望ナンバーへの変更を申請することになります。そのためローン会社の委任状が必要です。ナンバーを変えると車庫証明も取り直しが必要になります。

希望ナンバーに変更する注意点

希望ナンバーに変更する際は通常のナンバープレートに変更するよりもお金がかかります。まず、申請手続きの手数料が350円

ナンバープレートの手数料

通常のナンバープレート:1,500円前後
希望ナンバープレート:3,900〜5,600円
図柄ナンバープレート:7,000〜9,200円

ナンバープレートを希望ナンバーに変更する場合は、費用もそれなりにかかることを覚えておいてください。

代行業者に依頼する

ナンバープレートの変更手続きを代行業者に依頼することができます。運輸支局で変更申請ができるのは基本的に平日のみです。変更手続きそのものは簡単なので誰でもできますが、時間帯が合わずなかなか自分ではできないという方は代理人にお願いしましょう。

自分の時間を節約できますし、確実にナンバープレートの変更が可能です。ただし、ここで注意するべきポイントは費用です。自分で手続きを行えば図柄ナンバープレートを選択したとしても1万円程度で済みます。しかし、代行業者に依頼すると1〜4万円ほどの手数料をさらに請求されることになることを覚えておきましょう。

まとめ

車のナンバープレートは、自動車を所有している人にとっても周囲で生活する人にとっても大きな意味があります。管轄運輸支局で登録されており、安全性が約束されている車であることを証明するからです。

ナンバープレートを無闇にアレンジしたり、置き場所を変えたり、封印を取り外したりしないようにしてください。フレームやボトルカバーを取り付ける時にもきちんとルールに従うようにしましょう。

ナンバープレートの数字は希望することができます。人気ナンバーは抽選制になっています。ゴロの良い数字や誕生日、記念日など個性的な数字を希望することも可能です。希望ナンバーを取得してマイカーライフを楽しみましょう。