車のローンは計算して選ぶ!車のローンをお得に利用する方法

車をローンで買う時に、一番気になるのは月々の支払い金額です。ローンでは、設定された利息によって大きく違ってきます。そこで、車の購入計画が立てやすいように、オートローンの利息を計算する方法について解説し、また支払いシミュレーションが可能な銀行を紹介します。お得に車をGETしたい人に、ぜひともチェックしてほしい必見の情報です。

自動車ローンの計算法


ローンを利用して車を買う時は、【金利】に注目しましょう。現金で購入するのとは違い、ローンの場合は購入する代金に加えて、【利息】分のお金を支払わなければなりません。利息とは、借り入れしたお金を月々分割で返済する代わりに、元金に上乗せされる手数料のことです。金利とは利息のことで、この利息金額こそがローンの利用代金となります。

金利は、年利4%や7%という1年間に掛かる利息の割合で表されます。この数字を利用してオートローンの利息金額を計算すれば、車を買うのにどれくらいのお金が必要なのかがわかり、購入計画を立てるのに便利です。

利息金額を出す

車のローンには、信販会社が提供するディーラー系のローンと、大手メガバンクや地方の信用金庫といった、金融機関が取り扱う銀行系のローンがあります。特徴は、それぞれのローンで金利の数字がまったく違うことです。利息金額の計算式は、以下になります。

  • 元金 × 金利 × 借入期間 ÷ 2 = 利息金額

この式を使えば、ローンで支払う大まかな利息の総額を計算することが可能です。例えば、購入代金が100万円の車を、年利2.5%のローンを1年間で組んだ場合の利息総額はこのようになります。

◇100万円の車を年利2.5%で1年ローンの場合

  • 1,000,000x0.025x1÷2=12,500

借り入れの元金100万円に対して利息の総額は1万2,500円で、あわせて101万2,500円になり、オートローンを選んで購入計画を立てる目安となるでしょう。ただ注意すべきなのは、車のローンの多くは【元利均等払い】となっており、実際の利息総額はこれよりも多くなります。元利均等払いとは、初回から完済まで月々の支払額を同じにする計算方式です。

月払いの利息は、毎月の支払残高に対して何%という利率で計算されます。元利均等払いでは、支払額に占める利息の割合が、だんだん少なくなっていくのが特徴です。元利均等払いの利息を計算する方法はやや複雑で、利息を割り出す前に月々の支払額の計算が必要です。

まずローンの年利を12で割った【月利】を出します。年利2.5%の場合は、0.025÷12=0.002083となり、月利は0.2083%です。元利均等払いで月々の支払額を計算するには、以下の数式を使用します。

◇元利均等払いでの月々の支払額

これを使って、ローンの年利が2.5%(月利0.2083%)で支払い回数12回(1年)、借入金100万円で毎月の支払額を計算すると

計算して出た数字は844,659,292,423で、これを四捨五入すると月々の支払額は8万4,466円です。これを元に支払い回数ごとの借入残高を計算して、それぞれ月利0.2083%分の利息を割り出し、その合計が利息の総額です。

◇元利均等払いでの利息の計算方法

    • 年利2.5%で借入金100万円、支払い回数12回の場合

月の支払額 8万4,466円(元金分+利息分)借入残高(元金-前月までの返済額)x月利(0.2083%)=利息額
1回目:1,000,000 x 0.002083=2,083 
2回目:917,617 x 0.002083=1,911 
3回目:835,062 x 0.002083=1,739 
4回目:752,335 x 0.002083=1,567 
5回目:669,436 x 0.002083=1,394 
6回目:586,364 x 0.002083=1,221 
7回目:503,119 x 0.002083=1,048 
8回目:419,701 x 0.002083=874 
9回目:336,109 x 0.002083=700 
10回目:252,343 x 0.002083=525 
11回目:168,402 x 0.002083=350 
12回目:84,286 x 0.002083=175

利息総額 13,587

借入残高の都合で、最終の完済月のみ支払い金額が8万4,461円になります。合計した利息の総額は1万3,587円で、支払総額は101万3,587円です。計算は面倒ですが、このようにすれば正確な利息額を知ることができます。

月々の支払金額を出す

オートローンで月々の支払額を知るには、上記のような、べき乗計算を含めた数式で割り出すことができますが、大まかな金額を知りたい場合はより簡単な方法で計算します。

元金 × 金利 × 借入期間 ÷ 2 = 利息金額

こちらの計算式で、大まかな利息の総額を割り出し、元金に利息を足した数字を支払い回数で割った額が、月々の支払金額です。

(元金 + 利息金額) ÷ 支払い回数 = 月々の支払金額

この式を使って年利2.5%で元金100万円、支払い回数12回の場合を計算すると

1,000,000 x 0.025 x 12 ÷ 2 = 12,500
1,000,000 + 12,500 ÷ 12 = 84,375

毎月の支払額は、8万4,375円となります。

車のローンをお得に利用するには

では、車のローンをお得に利用するには、どのようにすればいいのでしょうか?上記のような方法で、ローンの利息や月々の支払額を計算して比較すると、共通するポイントがあります。それは、どのローンでも借り入れ金額が大きいほど、また支払い回数が多い(借り入れ期間が長い)ほど利息を多く支払わなければならないということです。

これは金利の数字に関わらず言えることで、お得に車を買うには、ローンで借りるお金をできるだけ少なくして、さらに短い期間で返済するのがベストです。方法としては、購入時に少しでも多く頭金を用意すること。またボーナス払いを利用して、ローン期間中に一気に元金を減らすのも有効で、元利均等払いの利息が少なくなります。

そして、収入に無理のない程度に月々の支払額を設定しながら、ローンの返済期間を短くすることです。もちろん、車を購入する時にしっかりと値引き交渉をすることも大切で、購入代金が少なくなれば、ローンの借り入れ金額を抑えることができます。現在乗っている車から買い替える場合は、少しでも高く買取りしてもらう工夫も、ぜひ実行したいですね。

その他計算する上で考慮したい費用


オートローンを利用する場合は、購入費用だけでなく、車に掛かる維持費もぜひ考慮したいところです。車を所有するには、毎年の自動車税を支払ったり、自動車保険にも入っておかなければなりません。他にもガソリン代やメンテナンス費用、自宅に車庫がない場合は駐車場代も必要になります。

ローンの支払いだけでも毎月負担なのに、いろいろとお金がかかりすぎて、せっかく車を買ったのに全然乗れないというのでは、あまりにも残念です。そのようなことにならないために、購入時には維持費のこともしっかりと考えて、計画を立てましょう。

保険料

車を買ったら、必ず任意保険に入っておくべきです。万が一事故を起こした時に、車に義務付けられている自賠責保険だけでは、十分な補償ができないことが多いためです。任意保険の保険料は、ユーザーの年齢や事故歴、補償される条件などによって変わり、2万円~10万円以上までと大きな差があります。

また、購入する車種によっても違いがあるため、保険料がいくらぐらいになるのか事前に確認しておきましょう。

燃料代

車に乗るために必ず必要なのが、ガソリンや軽油といった燃料代です。最新のハイブリッドカーやクリーンディーゼルは、1L当たり20~35kmという驚くほどの低燃費で、ガソリンスタンドに行くのを忘れてしまうほどだといいます。とはいえ、電気自動車でもない限り、燃料代が一切かからない車は存在しないため、月にどのくらいの費用が掛かるのかも計算しておきましょう。

特に、排気量の大きなエンジンを積んだ輸入車のSUVや、走りが魅力のスポーツカーなどは燃費が悪く、お財布にはキビシイです。

メンテナンス代

車を買う時は、車検などのメンテナンス費用も考慮しておくべきポイントです。車は数多くの部品で作られた機械のため、たとえ信頼性の高い日本車といえども、定期的なメンテナンスをおこたれば確実に壊れます。そうなると修理代が高くついて、結果的に損をしてしまいます。

特に輸入車では、国産車に比べて車検時の交換部品が多く、また作業工賃も高いために注意しなければなりません。

自動車ローンシミュレーションは3種類ある


Bottles Plastic Bottle · Free photo on Pixabay
車のローンを比較するのに計算をするのが面倒だという人に、便利なローンシミュレーションができるサイトがあります。これを使えば、月々の支払額や借入れ金額を、一発で確認することが可能です。自動車ローンシミュレーションには3種類あり、それぞれの特徴を説明します。

希望金額から月々支払いを算出

まず一つ目は、希望する借り入れ金額から月々の支払金額を算出できるサイトです。これは購入したい車が決まっている時に、自動車ディーラーなどへ行って見積書を作ってもらい、その金額を元に計算をすることができます。月にどれくらいの支払いをすれば良いのかがわかれば、購入計画が立てやすくなりますね。

希望の月々支払いから借入金額を算出

次に、希望する月々の支払額から、借り入れが可能な金額を算出するサイトがあります。現在の家計状況を考えて、毎月いくらぐらいまでなら返済できるのかで金額を決め、それを元にどのくらいお金を借りられるのかを確認できます。

買いたい車種はまだ見つかっていないけれど、例えばSUVが欲しいといったジャンルなどを決めている場合は、どの価格帯の車種なら購入可能なのかがわかるため便利です。

ローンが借り入れ可能か判断

最後に、自分の年齢や職業、現在の経済状況といった個人情報を元に、オートローンで借り入れが可能かを判断してくれるサイトです。ローンを利用するには、審査に通る必要があります。このサイトでは、自分が金融機関や保証会社による審査にパスできるかどうか、またどのくらいまでの金額を借り入れできるのかを確認できます。

ローンが利用できるのかはもちろん、借り入れ可能な金額もわかるので、希望する車を購入できるのか知りたい時に役立つでしょう。

自動車ローンシミュレーションの注意点


欲しい車の購入計画を立てるのに、とっても便利な自動車シミュレーションサイトですが、利用する際には大事な注意点があります。

保証料と手数料が込みではない

銀行系の自動車ローンは、金利が年利3%や2%といった安さが魅力です。信販会社が運営するディーラー系ローンは、年利がおよそ5~7%ですので、思わず目を凝らして見てしまいますね。ところが、この金利の安さには裏があり、ローンの利息分である手数料とは別に、【保証料】を取られる場合があります。

保証料は、手数料と込みではない別々になっていることが多く、こちらも年間何%といった設定で掛かってきます。ローンを選ぶ時には、銀行のホームページを良くチェックして、【保証料別】となっていないか必ず確認をしましょう。保証料は、年利1.0~1.6%ですので、シミュレーションをするときには、金利にこの数字をプラスして計算してください。

総返済額で比較が大切

車のローンを選ぶ時は、必ず総支払額で比較しましょう。金利が安いから平気だと勘違いして、長期のローンを組んでしまうと、利息の総額が高くなって思わぬ損をしかねません。シミュレーションサイトを使えば、頭金やボーナスを含めた総支払額がわかるので、ぜひ利用してチェックしましょう。

シミュレーションできる主な金融機関


Money Euro Finance · Free photo on Pixabay
オートローンのシミュレーションができる、おもな金融機関を紹介します。

みちのく銀行

シミュレーションができる金融機関でおすすめなのが【みちのく銀行】です。みちのく銀行のマイカーローンは年利が1.80~3.55%(変動金利)とお得で、しかも保証料込みと言うのがメリットです。シミュレーションでは、借り入れ希望額と借り入れ期間、年利を入力すれば、毎月の返済額がわかるというもの。月々の返済額に支払い回数を掛ければ、総支払額も確認できますね。

JAバンク

JAバンクが提供するマイカーローンでも、シミュレーションが利用できます。JAバンクでは、各地域によってローンの金利が異なります。シミュレーションで自宅の郵便番号を入力すると、住んでいる地域の、保証料を含めた年利が何%かを確認できるという仕組みです。また固定金利か変動金利かを、任意で選択できるようになっており、ローンの利用の仕方を判断するのに便利です。

りそな銀行

りそな銀行のマイカーローンは、年利が4.475%とお得で、申し込みから契約までネットですべて完結する手軽さが人気です。しかも、りそなで住宅ローンを利用している人には特典として、年利が何と1.900%となるサービスがあります。

シミュレーションでは、借り入れ希望額と借り入れ期間、金利を入力すれば、月の支払額や総支払額の確認できます。同時に利息の総額や年間の支払額などもわかるので、便利です。りそなのマイカーローンは、保証料や繰り上げ返済時の手数料も不要となっています。

まとめ


車のローンを利用する時には、月の支払額や利息の総額などを計算してから、選ぶのがおすすめです。金利の安さだけで安易にローンを組んでしまうと、総支払額で思わぬ損をしかねません。計算をするのは面倒ですが、シミュレーションを活用すると便利になります。必要なお金をしっかりと計算してローンを比較すれば、車をお得に買える方法がきっと見つかりますよ。