【徹底比較】兄弟対決!最上級ミニバン アルファード vs ヴェルファイア

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ビッドちゃん
SUVに3列シートを装備する7人~8人乗りが増えてきたことで、ミニバンやワンボックスの需要が減少しています。ミニバン低迷の中、最上級ミニバンとして、不動の地位を確立しているのが「アルファード」と「ヴェルファイア」です。

今回は、最上級ミニバンのアルファードとヴェルファイアを、色々な視点から比較してみたので紹介していきます。

目次

アルファード/ヴェルファイアの特徴

トヨタの最上級ミニバンと言えば、ワンボックス車のハイエースが1990年代までは有名でしたが、日産エルグランドに人気の座を奪われたことで、2002年に打倒エルグランドとしてアルファードの販売が開始されました。

アルファードが発売されてからは、最上級ミニバンの座を不動のもにしているアルファードですが、アルファードVの後継車として2008年にヴェルファイアが発売されてからは、「アルファード」と「ヴェルファイア」で最上級ミニバンの座を分け合っています。

日本を代表する最上級ミニバンのアルファードとヴェルファイアの特徴をそれぞれ紹介していきます。

アルファードの特徴

2002年に発売されてから最上級ミニバンの座に君臨し続けているアルファード。2002年~2008年までは、トヨペット店で販売していた「アルファードG」と、ネッツ店で販売していた「アルファードV」の2種類のアルファードが存在していました。

アルファードGとアルファードVはフロントグリルが違うくらいで、どちらのアルファードもエクステリアやインテリアにも大きく異なることもなかったのですが、ファミリー層や富裕層にはトヨペット店の「アルファードG」、若者にはネッツ店の「アルファードV」と言う感じで客層が分かれていました。

アルファードは、国産ミニバンとしては最上級車種の位置づけで、エクステリアのデザインやインテリアの質感なども、高級セダンのクラウンやレクサスにも引けを取らない高級感を持っています。

現在では、飛行機のファーストクラスのような後部座席で、大手企業の社長車や芸能人などの送迎用としても使われるほどで、ファミリー層には少し手の届かない高級車種となっています。

ヴェルファイアの特徴

2008年のアルファードのモデルチェンジに合わせて、ネッツ店で販売していた「アルファードV」が生産終了となり、後継車種としてヴェルファイアが発売されることになりました。

それまでのアルファードは、フロントグリルが違うくらいで素人目には区別がしにくかったデザインでしたが、ヴェルファイアは2分割のッドライトを採用したことで、アルファードとは全く別の車になっています。

アルファードは高級路線のデザインに仕上がっていますが、ヴェルファイアは顧客の年齢層が比較的若いネッツ店のため、カスタマイズし易いスポーティなデザインが特徴となっています。

最上級ミニバンのヴェルファイアは、現在でもネッツ店で販売されている車種の中でも最も高額なフラッグシップ車になっています。

アルファード/ヴェルファイアのサイズスペック比較

アルファードとヴェルファイアのエクステリアと室内のサイズスペックを紹介していきます。

アルファード/ヴェルファイアのエクステリアサイズスペック

●アルファードのエクステリアサイズスペック

・全長      :4,945mm~4,950mm
・全幅      :1,850mm
・全高      :1,935mm~1,950mm
・ホイールベース :3,000mm

●ヴェルファイアのエクステリアサイズスペック

・全長      :4,935mm
・全幅      :1,850mm
・全高      :1,935mm~1,950mm
・ホイールベース :3,000mm

アルファード/ヴェルファイアの室内サイズスペック

●アルファードの室内サイズスペック

・室内長さ    :3,210mm
・室内幅     :1,590mm
・室内高さ    :1,400mm

●ヴェルファイアの室内サイズスペック

・室内長さ    :3,210mm
・室内幅     :1,590mm
・室内高さ    :1,400mm

アルファード/ヴェルファイアのサイズスペック比較結果

ビッドちゃん
アルファードとヴェルファイアのサイズスペックは、車体の全長以外は全て同じサイズで設計されています。ヴェルファイアよりもアルファードの全長が長いのですが、バンパーの形状で若干違うだけで、気になるほどではありません。

アルファードも標準ボディとエアロボディで長さが5mm違うだけで、見た目にはほとんど分かりません。

アルファードもヴェルファイアも、同じプラットフォームを使用していますが、低床化が殆ど施されていないため、他のミニバンと比べて乗降がしにくいかもしれません。

アルファードとヴェルファイアは、ボディサイズが大きなLL型ミニバンのため、最小回転半径も5,600mm~5,800mmもあるため、小回りが利く車種とは言えません。

アルファード/ヴェルファイアのエンジンスペック比較

アルファードとヴェルファイアに用意されているエンジンスペックを紹介していきます。

アルファード/ヴェルファイアのエンジンスペック

●アルファード/ヴェルファイアのガソリンエンジン

・エンジン種類 :直列4気筒DOHC直噴
・総排気量   :2,500cc
・最高出力   :182ps
・最大トルク  :24.0kgm
・燃費     :11.4km/L~12.8km/L(JC08モード)

・エンジン種類 :V型6気筒DOHC直噴
・総排気量   :3,500cc
・最高出力   :301ps
・最大トルク  :36.8kgm
・燃費     :10.4km/L~10.6km/L(JC08モード)

●アルファード/ヴェルファイアのハイブリッドエンジン

・エンジン種類    :直列4気筒DOHC直噴+電気モーター
・総排気量      :2,500cc
・最高出力      :152ps
・最大トルク     :21.0kgm
・Fモーター最高出力 :143ps
・Fモーター最大トルク:27.5kgm
・Rモーター最高出力 :68ps
・Rモーター最大トルク:14.2kgm
・バッテリー     :ニッケル水素電池
・燃費        :18.4km/L~19.4km/L(JC08モード)

アルファード/ヴェルファイアのエンジンスペック比較結果

アルファードとヴェルファイアには、ガソリンモデルが「2,500cc 直列4気筒DOHC直噴エンジン」と「3,500cc V型6気筒DOHC直噴エンジン」の2種類のエンジンが用意されていて、ハイブリッドモデルには「2,500cc 直列4気筒DOHC直噴エンジン+電気モーター」が用意されています。

ガソリンエンジンで注目されているのは、高級セダン・レクサスにも搭載されている「3,500cc V型6気筒DOHC直噴エンジン」が、アルファードとヴェルファイアに採用されています。

このエンジンは、直噴技術として筒内噴射とポート噴射を併用する「D4-S」を採用したことで、スポーツカー並みの最高出力・301ps&最大トルク・36.8kgmを発揮します。ガソリンモデルとハイブリッドモデルともに、全く同じエンジンがアルファードとヴェルファイアに用意されています。

アルファード/ヴェルファイアのグレード比較

アルファードとヴェルファイアにラインナップされているグレードと車両本体価格を紹介していきます。尚、表示価格に消費税は含まれておりません。

アルファード/ヴェルファイアのガソリン車・グレードと新車車両本体価格

●アルファードのガソリン車・標準ボディ グレードと新車車両本体価格

・X          :¥3,126,000-~¥3,357,000-
・G          :¥3,895,000-~¥4,126,000-
・3.5 GF       :¥4,840,000-~¥5,020,000-
・3.5 Executive Lounge:¥6,508,000-~¥6,687,000-

●ヴェルファイアのガソリン車・標準ボディ グレードと新車車両本体価格

・X          :¥3,126,000-~¥3,357,000-
・V          :¥3,895,000-~¥4,126,000-
・3.5 VL       :¥4,840,000-~¥5,020,000-
・3.5 Executive Lounge:¥6,508,000-~¥6,687,000-

●アルファードのガソリン車・エアロボディ グレードと新車車両本体価格

・S           :¥3,479,000-~¥3,671,000-
・S A パッケージ    :¥3,636,000-~¥3,867,000-
S C パッケージ    :¥4,059,000-~¥4,290,000-
・3.5 SC        :¥4,601,000-~¥4,780,000-
・3.5 Executive Lounge S:¥6,646,000-~¥6,826,000-

●ヴェルファイアのガソリン車・エアロボディ グレードと新車車両本体価格

・Z           :¥3,439,000-~¥3,711,000-
・Z A エディション   :¥3,636,000-~¥3,867,000-
Z G エディション   :¥4,059,000-~¥4,290,000-
・3.5 ZG        :¥4,601,000-~¥4,780,000-
・3.5 Executive Lounge Z:¥6,646,000-~¥6,826,000-

アルファード/ヴェルファイアのハイブリッド車・グレードと新車車両本体価格

●アルファードのハイブリッド車・標準ボディ グレードと新車車両本体価格

・HYBRID X        :¥4,060,000-~¥4,099,000-
・HYBRID G        :¥4,627,000-
・HYBRID G F パッケージ :¥5,140,000-
・HYBRID Executive Lounge:¥6,808,000-

●ヴェルファイアのハイブリッド車・標準ボディ グレードと新車車両本体価格

・HYBRID X        :¥4,060,000-~¥4,099,000-
・HYBRID V        :¥4,627,000-
・HYBRID V L エディション:¥5,140,000-
・HYBRID Executive Lounge:¥6,808,000-

●アルファードのハイブリッド車・エアロボディ グレードと新車車両本体価格

・HYBRID S         :¥4,289,000-
・HYBRID SR        :¥4,761,000-
・HYBRID SR C パッケージ  :¥5,274,000-
HYBRID Executive Lounge S:¥6,947,000-

●ヴェルファイアのハイブリッド車・エアロボディ グレードと新車車両本体価格

・HYBRID Z         :¥4,289,000-
HYBRID ZR        :¥4,761,000-
・HYBRID ZR G エディション :¥5,274,000-
・HYBRID Executive Lounge Z:¥6,947,000-

アルファード/ヴェルファイアのグレード比較結果

上記の通り、アルファードとヴェルファイアの車両本体価格を見比べて頂くと分かる通り、ガソリンモデルもハイブリッドモデルもグレード名こそ違うのもありますが、基本的には全く同じと思って頂いて構いません。兄弟車種のため、パーツの互換性も高く、仕様自体は両車とも殆ど同じ設計が行われています。

アルファードで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルがエアロボディ最上級グレードの「2.5 S Cパッケージ」で、ハイブリッドモデルがエアロボディ最上級グレードの「HYBRID Executive Lounge S」です。

ヴェルファイアで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルがエアロボディ最上級グレードの「2.5 Z G エディション」で、ハイブリッドモデルではヴェルファイアとしては価格が安く、装備が充実している「HYBRID ZR」の人気が高くなっています。

アルファードとヴェルファイアは、メーカーオプションパーツも全く同じで、グレードや車両本体価格だけでは比較することが難しいのが実情です。

アルファード/ヴェルファイアの便利装備比較

ビッドちゃん
アルファードとヴェルファイアの装備品は、どちらも同じものが用意されています。アルファードとヴェルファイアに装備されている便利な装備や機能について紹介していきます。

アルファード/ヴェルファイアの便利装備

●ウェルカムパワースライドドア

ミニバンのセレナではボディの下に足をかざすことで、スライドドアを自動で開閉することが可能ですが、アルファードやヴェルファイアクラスでは、スマートキーを持って検知エリアを設定するだけで、車に近づくとスライドドアが自動で解錠&オープンします。

●パワーバックドア

スマートキー若しくは、オーバーヘッドコンソールのスイッチを押すだけで、重たいテールゲートを自動で開閉することができます。

●デュアルパワースライドドア

ウェルカムパワースライドドアの他に、スライドドアのボタンを押すと自動でスライドドアを開閉することができます。

●助手席スーパーロングスライドシート

助手席を最大で1,160mmスライドすることができる機能で、助手席で足を伸ばして乗車することができます。

●前席パワーシート

運転席が、「前後スライド+リクライニング+座面上下+チルトの4種類の調整ができる8Wayパワーシートと、助手席が、「前後スライド」「リクライニング」の調整ができる4Wayパワーシートが標準装備されています。

●マイコンプリセットドライビングポジションシステム

運転席に、シートとドアミラーのポジションを3種類記憶することができる「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」が標準装備されています。

●後席用サンシェード

乗車した人を強い日差しから守る「格納式サンシェード」が、スライドドアとリアクォーターガラスに標準装備されています。

アルファード/ヴェルファイアの便利装備比較結果

アルファードとヴェルファイアの便利な装備について紹介してきましたが、両車とも装備品・メーカーオプションなどは全く同じ設定になっています。

予算に余裕のある人は、査定額の大幅アップの期待が持てる「電動サンルーフ」をメーカーオプションで取り付けることをオススメします。

アルファード/ヴェルファイアの走行性能比較

 

アルファードとヴェルファイアの燃費や走行性能について紹介していきます。

アルファード/ヴェルファイアの走行性能

通常の大型ミニバンは、走行性能の良いFR駆動を採用することが一般的でしたが、アルファードとヴェルファイアは操舵性と走行安定性に優れているFF駆動を採用しています。

また、後輪へ駆動を伝えるプロペラシャフトを必要としないFF駆動を採用したことで、FR駆動車よりも室内を広く確保することができます。

3,500cc V型6気筒DOHC直噴エンジン搭載車には、トランスミッションも高級セダンと同じ8速ATが搭載されているため、スムーズな吹け上がりとスポーツカーにも引けを取らないパワフルな走りを実現しています。

2,500cc 直列4気筒DOHC直噴エンジンは、V型6気筒DOHC直噴エンジンと比べて重量が軽く、4気筒直列エンジンのため整備もしやすいことが特徴ですが、アルファードやヴェルファイアの重たい車体を動かすには少し非力さを感じるかもしれません。

アルファードとヴェルファイアに用意されているハイブリッドモデルは、電気モーターの動力性能が高いため、高速道路などで追い越しをかけるときにもアクセルの反応が良く、力強い加速を体感することができます。

ハイブリッドモデルは、静粛性が高い上に低燃費+高出力のため、最上級ミニバンに相応しいモデルと言えます。ハイブリッドモデルの走行性能としては、2,500cc 直列4気筒DOHC直噴エンジンと、3,500cc V型6気筒DOHC直噴エンジンのちょうど中間と思って頂けたら分かりやすいかもしれません。

アルファード/ヴェルファイアの走行性能比較結果

アルファードとヴェルファイアは、全てにおいてほぼ同じ設計ですが、エクステリアの形状がスポーツタイプのデザインのヴェルファイアの方が、高速走行での安定性は高いかもしれません。

アルファード/ヴェルファイアの安全装備比較

 

アルファードとヴェルファイアに装備されている先進安全装備について紹介していきます。

次世代安全運転支援システム・トヨタセーフティセンス

アルファードとヴェルファイアの安全装備で最も注目されるのは、トヨタ最新安全運転支援システム「トヨタセーフティセンス」です。アルファードとヴェルファイアに搭載されている安全運転支援システム・トヨタセーフティセンスは、以下の6つの機能が備わっています。

●プリクラッシュセーフティ

前を走る車や歩行者を、自動ブレーキ機能で素早く検知して、衝突するのを回避するトヨタブランド初の機能です。

●レーントレーシングアシスト

車を運転している時に、隣の車線にはみ出すことを防止するため、車線の中央を走行するようにステアリング操作を支援するトヨタブランド初の機能です。

●ロードサインアシスト

見知らぬ場所を走行している時は、運転する事に気がとられているため、一方通行などの道路標識を見落とすことがあります。ロードサインアシストは、道路標識を検知してマルチインフォメーションディスプレイに表示し、道路標識の見落としを未然に防ぐトヨタブランド初の機能です。

●オートマチックハイビーム

環境に応じてヘッドライトのハイビームとロービームを、自動で切り替える機能です。高速道路を走っている時など、トンネルの入口・出口で便利さを体感することができます。

●レーダークルーズコントロール

時速30km/h以上で走行している時に、レーダークルーズコントロールを使用するとアクセルを踏まなくても、前の車を自動で追従することができる機能です。

●先行車発進告知機能

信号待ちや渋滞時に、前の車が発進した事に気付かず停止し続けた時に、ブザーと表示の両方で知らせてくれる機能です。

ブレーキアシスト

アルファードとヴェルファイアに装備されているブレーキアシストは、ブレーキを踏む力を補助してくれるため、事故を未然に防ぐことと、衝突事故を起こした時でも衝撃を最小限に軽減することができます。

横滑り防止装置

アルファードとヴェルファイアは、2,000kgを超える大変重たいボディのため、コーナーを曲がる時に遠心力で外に大きく膨らんでしまいます。

路面状況が悪い時には、スリップを起こして大事故に繋がる恐れがありますが、アルファードとヴェルファイアに装備されている横滑り防止装置が、車体の挙動を抑えてくれるため、安定したコーナーリング走行を行うことができます。

セーフティ・サポートカー

セーフティ・サポートカーは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているもので、全運転者を対象とした「セーフティ・サポートカー」と、高齢者を対象とした「セーフティ・サポートカーS」の2つに分けることができます。

●セーフティ・サポートカー

車を運転する全ドライバー向けのセーフティ・サポートカーは、自動ブレーキを搭載した車両を対象としています。

●セーフティ・サポートカーS

高齢者のドライバー向けのセーフティ・サポートカーSは、追加する安全機能によって「ベーシック」「ベーシック+」「ワイド」に分類されます。

●セーフティ・サポートカーS ベーシック

セーフティ・サポートカーS ベーシックは、ペダル踏み間違いなどの抑制装置や、30km/h以下の低速自動ブレーキシステムが条件になっています。

●セーフティ・サポートカーS ベーシック+

セーフティ・サポートカーS ベーシック+は、セーフティ・サポートカーS ベーシックの低速自動ブレーキシステムの「30km/h以下」と言う条件が外され、全速度に対応した自動ブレーキシステムが対象になっています。

●セーフティ・サポートカーS ワイド

セーフティ・サポートカーS ベーシック+までの自動ブレーキシステムは、対車両のみが対象となっていましたが、セーフティ・サポートカーS ワイドは、「対車両・対歩行者にも対応した自動ブレーキシステム」「ペダル踏み間違いなどの抑制装置」「車線逸脱警報装置」「先進ライト」を装備していることが条件になっています。

アルファードとヴェルファイアには、「セーフティ・サポートカーS ワイド」に該当しています。

アルファード/ヴェルファイアの安全装備比較結果

ビッドちゃん
アルファードとヴェルファイアは、自動車予防安全性能アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価で満点の「ASV+++」と、衝突安全性能評価で「ファイブスター賞」を獲得しています。

アルファードとヴェルファイアの予防安全性能が高く評価され、JNCAPの予防安全性能評価の中でも最高得点に贈られる「予防安全性能評価大賞」も獲得しています。アルファードとヴェルファイアには、両車とも全く同じ安全装備が搭載されていますが、トヨタブランドの中でも特にランクの高い安全装備が装備されています。

アルファード/ヴェルファイアのエクステリア比較

これまでアルファードとヴェルファイアの比較を色々と行ってきましたが、唯一違うところはエクステリアのデザインです。アルファードとヴェルファイアを選ぶ上で、殆どのユーザーがエクステリアのデザインを重要視するはずです。

アルファードとヴェルファイアのエクステリアで違う点は、「ヘッドライト」「フロントグリル」「フロントバンパー」「バックドアガーニッシュ」「リアテールランプ」が大きく異なります。アルファードとヴェルファイアのエクステリアの違いを紹介していきます。

アルファードのエクステリア

アルファードのヘッドライトは、メッキ加飾が施されている切れ長のデザインで、フロントバンパーとの一体感が特徴的です。ヘッドライトのデザインが大人しい分、立体的な大型フロントグリルはダイナミックで、かなりの存在感を出しています。フロントバンパーは、大型フロントグリルが張り出したように見えるデザインになっています。

もう1つの特徴であるリアテールランプですが、赤いテールランプが印象的です。また、バックドアガーニッシュが大きくなったことで、ワイドで低重心に見えるリアビューになっています。

ヴェルファイアのエクステリア

ヴェルファイアのヘッドライトは、上下2段に分かれているタイプで、サイドに流れるような幅広なデザインになっています。フロントグリルは、ヘッドライトと一体型のような横長のデザインで、メッキパーツが多く使用されています。

フロントバンパーは、大きく口を開けたようなデザインが特徴で、どっしりとした見た目になっています。リアテールランプは、ヘッドライトと同じで上下2段に分かれていますが、メッキパーツを引き立たせるようにクリアレンズが採用されています。

アルファードとヴェルファイアのボディーカラー

アルファードとヴェルファイアには、全7色のボディカラーが用意されていますが、1色だけそれぞれに専用ボディカラーがあります。

●アルファード/ヴェルファイア 共通ボディカラー

・スパークリングパールブラッククリスタルシャイン
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ダークレッドマイカメタリック
・スティールブロンドメタリック
・グラファイトメタリック
・ブラック

●アルファード専用ボディカラー

・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャイン

●ヴェルファイア専用ボディカラー

・バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク

アルファード/ヴェルファイアのエクステリア比較結果

アルファードとヴェルファイアは、フロントマスクとリアテールライトが最も大きく異なります。アルファードのフロントマスクは、ダイナミックな大型フロントグリルが最大の特徴ですが、好き嫌いが分かれるデザインかもしれません。

それに対して、ヴェルファイアはメッキパーツが目立つ華やかなデザインで、派手さがある分、高級車に必要な「落ち着き」と言う点では、アルファードに劣るかもしれません。

フロントマスクでは、落ち着いた印象のアルファードと、派手な見た目で若者からの指示も高いヴェルファイアと言ったところです。赤いテールライトのアルファードと、クリアテールライトのヴェルファイアで、一目で違いが分かるリアビューのデザインになっています。

ボディカラーは、クリーム系ホワイトパールのラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレークがアルファード専用カラーで、パープル系のバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレークが、ヴェルファイア専用カラーとしてそれそれ用意されています。

高級感のある大人の雰囲気を好む人は、アルファードがオススメで、カスタム系の好きな人はメッキパーツが引き立つ濃いめのボディカラーで、ヴェルファイアを選択することをオススメします。

アルファード/ヴェルファイアの中古車相場比較

 

アルファードとヴェルファイアで、人気のあるグレードの中古車相場を調べてみましたので紹介します。

アルファードの中古車相場

アルファードで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルが「2.5 S C パッケージ」、ハイブリッドモデルが「HYBRID Executive Lounge Z」です。

・2.5 S C パッケージ        :¥3,625,455-~¥6,353,636-(新車価格 ¥4,059,000-~¥4,290,000-)
・HYBRID Executive Lounge S:¥6,370,000-~¥8,000,000-(新車価格 ¥6,947,000-)
※新車・修復歴車を除く、マイナーチェンジが行われた2017年12月25日以降の中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。

ヴェルファイアの中古車相場

ヴェルファイアでは、ガソリンモデルが「2.5 Z G エディション」、ハイブリッドモデルが「HYBRID ZR」が1番人気のあるグレードです。

・2.5 Z G エディション    :¥3,809,091-~¥5,436,364-(新車価格 ¥4,059,000-~¥4,290,000-)
・HYBRID ZR      :¥4,453,636-~¥4,907,273-(新車価格 ¥4,761,000-)
※新車・修復歴車を除く、マイナーチェンジが行われた2017年12月25日以降の中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。

アルファード/ヴェルファイアの中古車相場比較結果

マイナーチェンジが行われた2017年12月25日以降のアルファードとヴェルファイアの中古車相場を調べましたが、ガソリンモデルでは、両車とも同じグレードにあたる「2.5 S C パッケージ」と「2.5 Z G エディション」が人気グレードですが、中古車相場ではヴェルファイアよりもアルファードの方が、高い価格で取引が行われています。

ハイブリッドモデルは、アルファードが最上級グレードの「Executive Lounge S」で、ヴェルファイアがハイブリッドの中でも装備が充実している割に価格の安い「ZR」が1番人気があるグレードです。

ハイブリッドモデルもガソリンモデルほど価格に開きはありませんが、ヴェルファイアよりもアルファードの方が中古車相場が高いことが分かります。

アルファードを購入するユーザーの中には法人用として使用する企業も多く、中古車相場が高い位置で安定しています。ヴェルファイアは、メッキパーツが多く使用されているため、エクステリアが派手なこともあり、社用車として使用することが困難なことも相場に差が出ているのかもしれません。

アルファードとヴェルファイアは、たいへん高額な車両のため、新車で購入することが難しい場合は、マイナーチェンジが行われたばかりの「2018年式」の中古車を選択することをオススメします!

中古車の場合は、メーカーオプションの装備が充実していて、初期費用が安く新車で購入するよりもワングレード上の車を購入することができます。

まとめ

日本を代表する最上級ミニバンであるとともに、兄弟車でもあるアルファードとヴェルファイアを色々な面から比較をしてきました。比較をした結果、「サイズ」「エンジン」「グレードラインナップ」「装備」「安全性能」「走行性能」「車両本体価格」が全く同じで、エクステリアでしか差別化を図ることができません。

両車とも、ミニバンとしては世界トップクラスの位置付けで、どちらを選択しても失敗することはありません。また、エスティマの販売終了に伴って、2019年10月7日からアルファードはトヨタ店で、ヴェルファイアはカローラ店でも購入が可能となりました。

単純に予算とエクステリアだけで選択することになりますが、アルファードもヴェルファイアも国産車の中でも最上級車の位置づけのため、どのグレードを選択しても後悔することはありません。

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