マツダ・アテンザの年間維持費は?項目別に詳しく紹介!

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マツダのフラッグシップセダン「アテンザ」。2002年から発売され現在の3代目は、新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」と新デザイン「魂動(こどう)」の採用によりとても人気が高くなっています。

フラッグシップモデルセダンとなれば、年間にかかる維持費は高いのでしょうか?マツダ・アテンザの気になる維持費や購入するにはいくら必要なのか、維持する上で注意する点などをご紹介します。

マツダ・アテンザの特徴

現在販売されている3代目のマツダ・アテンザの特徴をご紹介します。

燃費性能に優れたエンジン

マツダ・アテンザにはガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジンの2タイプがあります。ガソリンエンジンは水冷直列4気筒 直噴DOHC16バルブエンジンのSKYACTIV-G 2.5とSKYACTIV-G 2.0の2種類がラインナップされています。

SKYACTIV-G 2.5エンジンには新技術の「気筒休止システム」が搭載されています。一定速度の走行では4気筒のうち外側の2気筒を休止させ燃料消費を抑えることで燃費を向上させています。

クリーンディーゼルエンジンはSKYACTIV-D 2.2の1種類のみで、ターボチャージャーが搭載されています。ディーゼルエンジンのウィークポイントである「ガラガラガラ」という大きなノック音を「ナチュラル・サウンド・スムーザー」という新技術を採用しディーゼルエンジンとは思えない静かさを実現しています。

  • ガソリンエンジン

SKYACTIV-G 2.5
・最高出力:140kW(190PS)/6,000rpm
・最大トルク:252N・m(25.7kgf・m)/4,000rpm

SKYACTIV-G 2.0
・最高出力:115kW(156PS)/6,000rpm
・最大トルク:199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm

  • クリーンディーゼルエンジン

SKYACTIV-D 2.2
・最高出力:140kW(190PS)/4,500rpm
・最大トルク:450N・m(45.9kgf・m)/2,000rpm

美しいボディ

3代目のマツダ・アテンザのボディデザインには「魂動(こどう)- Soul of Motion」が採用されています。躍動的で生命力あふれるこのデザインは多くのユーザーに受け入れられ、瞬く間に人気が出ました。マツダ車を良い意味でイメージチェンジさせたボディデザインと言っても過言ではないでしょう。

魂動デザインはボディカラーもデザインの一部という考えを持ち、「匠塗 TAKUMINURI」という塗装技術も取り入れています。魂動デザイン×匠塗のボディカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」の組み合わせは特に人気があります。

マツダ・アテンザでかかる維持費は年間どのくらい?

自動車を維持するためには税金や保険、ガソリン代に駐車場代などさまざまな物ごとに「維持費」というお金がかかります。マツダ・アテンザを1年間維持するために必要な維持費はいくらなのかを調べたところ、約30万円~だとわかりました。その内訳をご紹介します。

税金

自動車には「自動車税」と「自動車重量税」という税金がかけられています。それぞれの納税するタイミングと税額を紹介します。

自動車税

自動車税とは、毎年4月1日現在の自動車の所有者に対してかかる税金のことです。自動車税の税額は排気量や年式、エコカー減税の有無によって決まってきます。クリーンディーゼル車はグリーン化特例により新規登録翌年度の自動車税のみ概ね75%の減税が受けられます。マツダ・アテンザの1年間の税額は以下になります。

  • クリーンディーゼル車:新規登録翌年度のみ11,500円、以降45,000円(排気量2.2L)
  • ガソリン車:39,500円(排気量2.0L)、45,000円(排気量2.5L)

自動車重量税

自動車重量税とは、新車購入時および車検実施時に必要となり自動車の重量と新規登録から13年および18年超過しているかどうかで税額が決まる税金です。マツダ・アテンザの車両重量は1,430kgから1,680kgまで存在するため、自動車重量税の区分は1,500kg以下と2,000㎏以下に分かれます。エコカー減税により、新車購入時のみクリーンディーゼル車は全額免税、ガソリン車は25%減税されます。自動車重量税は毎年の税金ではないため1年あたりの税額を算出すると以下になります。

  • クリーンディーゼル車

・新車購入時から初回の車検までの5年間:0円
・6年目以降:15,000円÷2=7,500円(1,500kg以下)、20,000円÷2年=10,000円(2,000kg以下)

  • ガソリン車

・新車購入時:16,800円÷3年=5,600円(1,500kg以下)、22,500円÷3年=7,500円(2,000kg以下)
・新車購入時から13年未満:24,600円÷2年=12,300円(1,500kg以下)、32,800円÷2年=16,400円(2,000kg以下)
・新車購入時から13年経過:34,200円÷2年=17,100円(1,500kg以下)、45,600円÷2年=22,800円(2,000kg以下)
・新車購入時から18年経過:37,800円÷2年=18,900円(1,500kg以下)、50,400円÷2年=25,200円(2,000kg以下)

保険

自動車を運行する場合、必ず加入しなければいけない「自賠責保険」と自賠責保険だけでは補償しきれないためにさらに加入する「任意保険」があります。現在では自賠責保険だけは万が一の時に十分な補償ができなため任意保険にも加入するのが一般的です。

自賠責保険

自賠責保険は、新車購入時および車検切れの中古車購入時に加入する自動車保険です。自賠責保険は次の車検が来るまでの期間をカバーするような期間設定で作られていますので、新車購入時には3年間(37か月)、中古車購入の場合は2年間(25か月)で加入となります。これを1年間に計算しなおすと以下の保険料になります。

  • 新車購入時:36,780円÷3年=12,260円
  • 初回車検以降:26,680円÷2年=13,340円

任意保険

任意保険は、「任意」なので加入しなくても車の購入および運行は可能で車検も受けられます。しかし、自賠責保険だけでは補償しきれない重大な事故を起せば取り返しがつきません。

そのため任意保険にも加入することが一般的です。任意保険に加入する場合の補償条件で一番重要視されるのは対人保険と対物保険で無制限にするのが一番安心です。

任意保険は、その車を運転する人の年齢や過去に保険を適用した回数(事故回数とは異なる)、また保険会社や補償内容で保険料が変動します。マツダ・アテンザの任意保険料金の一例をご紹介します。

・車種:XD L Package
・保険対象者年齢:30歳以上
・等級:20等級
・免許の種類:ゴールド
・年間走行距離:5,000㎞
・運転者:家族限定
・対人賠償:無制限
・対物賠償:無制限
・車両保険:あり

  • 保険料:約73,200円

その他費用

車を走らせるためにはガソリンが必要になり、自宅に車庫がなければ駐車場を借りる必要があります。新車なら3年後、その後は2年後に車検も受けなければなりません。これらの1年間にかかる費用をおおよそで算出してみました。

ガソリン代

年間走行距離を5,000㎞、軽油を124円/L、レギュラーガソリンの価格を143円/Lとした場合、エンジン別の1年間のガソリン代は以下になります。
※クリーンディーゼル車:2WD/6EC-AT、ガソリン車:2WDのWLTCモード燃費の平均値を使用

  • クリーンディーゼル車:5,000km×124円/L÷17.8km/L=34,831円
  • ガソリン車:5,000km×143円/L÷14.6km/L=48,973円

駐車場代

駐車場代は、居住している地域によりばらつきがあります。1か月の駐車場代相場で1番高いのは東京都の31,077円、1番安いのは長野県の4,144円で全国平均は8,288円です。全国平均の駐車場代をもとに1年間の駐車場代を算出すると以下になります。

  • 8,288円×12か月=99,456円

車検代

マツダ・アテンザの車検は新車購入時のみ3年後、以降は2年毎に受ける必要があります。指定工場(民間車検場)に車検を依頼し、交換パーツが無かった場合の一般的な相場をご紹介します。

・車種:XD L Package
・自賠責保険:26,680円
・自動車重量税:20,000円
・印紙代:1,200円
・点検費用:25,000円
・車検代行料:10,000円
・合計金額:82,880円

  • 1年あたりの費用:82,880円÷2年=41,440円

消耗品

マツダ・アテンザに使われている消耗品の寿命はさまざまです。1年間の走行距離を5,000㎞としてマツダディーラーに依頼した場合、代表的な消耗品の年間費用は以下になります。

・エンジンオイル:年1回の交換で約4,500円
・ブレーキオイル:車検ごとに交換で約2,500円
・ブレーキパッド:30,000kmごとの交換で約3,000円
・タイヤ:3年ごとの交換で約24,000円
・ワイパーブレード:車検ごとの交換で約1,500円

マツダ・アテンザの購入時にかかる費用は?

車体価格

マツダ・アテンザは2012年に発売された3代目が現在も新車で販売されています。初代、2代目はすでに販売終了しているため中古車での購入となります。それぞれの本体価格相場をお伝えします。

  • 3代目(新車):2,829,600円~4,190,400円
  • 3代目(中古車):669,000円~3,980,000円
  • 2代目:178,000円~1,360,000円
  • 初代:150,000円~1,780,000円

オプション

マツダ・アテンザを新車で購入する場合には、オプションを選択して装着することが可能です。ボディカラーでは一番人気のソウルレッドクリスタルメタリック(75,600円)やヘッドライトの照明を演出するデイライトキット(27,648円)、駐車が安心のパーキングセンサー(26,460円)など自分の好みのオプションを予算内で選択して自分だけのアテンザにすることが可能です。

自動車重量税

マツダ・アテンザの自動車重量税は、クリーンディーゼル車とガソリンエンジン車で違ってきます。クリーンディーゼル車はエコカー減税により新車購入時と次回の車検時の自動車重量税が免除となります。

その後はエコカーの本則税率に従います。ガソリン車はエコカー減税により25%減税となり、その後は通常の税率に戻ります。

  • クリーンディーゼル車

・新車購入時から初回の車検までの5年間:0円
・6年目以降:15,000円(1,500kg以下)、20,000円(2,000kg以下)

  • ガソリン車

・新車購入時:16,800円(1,500kg以下)、22,500円(2,000kg以下)
・新車購入時から13未満:24,600円(1,500kg以下)、32,800円(2,000kg以下)
・新車購入時から13年経過:34,200円(1,500kg以下)、45,600円÷2年(2,000kg以下)
・新車購入時から18年経過:37,800円(1,500kg以下)、50,400円(2,000kg以下)

自動車取得税

マツダ・アテンザの自動車取得税は、エコカー減税によりクリーンディーゼル車は新車購入時のみ全額免税、ガソリンエンジン車は20%減税されます。自動車取得税は本体価格やオプション代金の合計で計算されますので、支払金額が大きいほどメリットが出ます。

  • クリーンディーゼル車:全グレードで免除となり0円。
  • ガソリン車:全グレードで20%減税。しかし、グレードにより自動車取得税額が違いますので注意が必要です。

自賠責保険

自賠責保険とは強制保険とも呼ばれ、自動車を購入し運行するために必ず加入しなければいけない保険です。また次回の車検までの期間をカバーできるだけの期間を一括で支払ってかけなければいけません。

新車で購入する場合は3年間分(36か月)の35,950円、車検切れの中古車なら2年間分(25か月)の26,680円が必要となります。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、自動車を解体したあとに出たゴミをリサイクルもしくは廃棄するために必要な料金です。新車購入時に支払います。マツダ・アテンザの世代別リサイクル料金は以下になります。

  • 初代:12,620円~13,190円
  • 2代目:12,290円
  • 3代目:11,200円

ディーラー代行手数料

マツダ・アテンザをマツダディーラーで購入する場合の代行手数料は、参考価格の消費税込み69,100円(マツダ公式サイト参照)になります。内訳は以下の内容になります。車庫証明など自分自身で行なえば、その分費用を安くすることも可能です。

  1. 登録費用
  2. 車庫証明費用
  3. 整備費用
  4. リサイクル法関連費用
  5. 納車費用

マツダ・アテンザの壊れやすいところや注意するべき点

DPF

マツダ・アテンザのクリーンディーゼルエンジンは低燃費でエコカー減税も受けられるため大変人気がありますが、ディーゼルエンジンだからこそ注意する必要があります。それは「DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)」です。DPFとは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集し、除去するパーツです。

通常走行においてDPFで捕集されたPMは自動で除去されるのですが、ある条件下では自動で除去がされず、それが原因でDPFにPMが蓄積してしまいトラブルを引き起こします。

DPFに異常が出た場合、インパネの警告灯が点灯し異変を知らせてくれるため容易に気付くことができます。もし警告灯が点灯したら放置せず、すぐにディーラーなどで点検してもらいましょう。もし、交換修理となった場合の費用は約150,000円とかなり高額になりますので注意が必要です。

まとめ

マツダ・アテンザの年間にかかる維持費や購入費用、乗り続ける上で注意する点をご紹介しました。フラッグシップモデルのセダンですが維持費は意外と低予算な印象です。

特にクリーンディーゼルエンジンを選択すればその恩恵は大きいでしょう。維持費を気にせず高級なイメージのセダンに乗りたい人には、マツダ・アテンザはおすすめの一台です。