日産初の軽自動車の維持費が気になる!日産モコの維持費を大調査

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モコモコとしたデザインが印象的な日産モコ。かわいらしいネーミングと、まるい見た目が特徴のモコは、女性から大人気の軽自動車です。

そんなモコの維持費はどのくらいなのか気になる人も多いでしょう。そこで、モコの維持費について調べてみました。

モコの特徴

モコは2016年まで日産から販売されていた軽自動車です。日産にとって初めての軽自動車で、スズキMRワゴンのOEMでもありました。

過去15年間で3回ものモデルチェンジを行ってきたモコは、丸みのあるかわいらしいデザインとポップなカラーリングを武器に、多くの女性ファンを魅了してきた1台です。

小回りの利く車体だけでなく、軽自動車にしては広めの車内が特徴的で、さまざまなライフスタイルに合わせた使い方もできます。

モコのスペック

<2WD S>

  • 全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,625
  • 車両総重量(kg):1,020
  • 燃料消費率(JC08モード)km/L:30.0

<4WD S FOUR>

  • 全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,625
  • 車両総重量(kg):1,070
  • 燃料消費率(JC08モード)km/L:28.4

<4WD X>

  • 全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,625
  • 車両総重量(kg):1,040
  • 燃料消費率(JC08モード)km/L:30.0

<4WD X FOUR>

  • 全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,625
  • 車両総重量(kg):1,090
  • 燃料消費率(JC08モード)km/L:27.2

モコでかかる維持費は年間どのくらい?

 

税金

モコの維持費のなかで大部分を占めるのが税金でしょう。ただし、モコは軽自動車ですので、普通自動車に比べると税金が安いのが特徴です。

自動車税

日産モコは軽自動車ですので、軽自動車税を納めます。軽自動車税は、毎年4月1日時点での軽自動車の所有者に発生する納税義務です。5月末日までに年度末である翌年3月31日までの税金を納めます。

普通車の自動車税は都道府県に納めますが、軽自動車は各市町村に納める地方税です。そういった理由から、車検証に記載された住所の役所において納税確認や納付書の発行などが行われます。

軽自動車税の税額は、最初に登録された年度によって異なるのが特徴です。2015年4月1日以降に新車として登録された場合は、自家用乗用車で10,800円を納めます。

しかし、2015年3月31日より以前に購入した軽自動車であれば、軽自動車税は7,100円です。ただし、2015年年3月31日より以前に購入した軽自動車も、新車登録より13年以上が経過すると増額されます。

また、軽自動車税には<軽自動車税グリーン化特例>というのがあります。これは、2015年4月1日から2019年3月31日までに新車登録されたクルマの翌年度の軽自動車税が減額されるというものです。

モコSとXでは、軽自動車グリーン化特例によって新車登録翌年度の軽自動車税が50%減税となります。ドルチェX FOUR 4WD・ドルチェGでは25%の減税です。

2014年に購入したモコSにおいて、新車登録から5年分の軽自動車税を計算すると、初年度の軽自動車税が10,800円、翌年度は5,400円となります。

その後、3年間の軽自動車税はそれぞれ10,800円に戻ることから、

10,800円+5,400円+10,800円×3年=48,600円となり、1年あたりで計算すると9,720円が軽自動車税としてかかります。

重量税

重量税は、自動車の重量ごとに課税される税金です。しかしながら、軽自動車の場合には重さに関係なく3年分で9,900円が課税されます。

そのため、1tにも満たない普通車に比べるとお得だといえるでしょう。さらに、環境性能に優れた軽自動車はエコカー減税の対象車になります。

モコSやXは、エコカー減税の対象車であり、自動車重量税が全額免税です。つまり、新車登録時には自動車重量税が課せられません。さらに、初回の車検時の自動車重量税も免税です。

ドルチェX FOUR 4WDやドルチェGは自動車重量税が75%減税され、3年分で1,800円となります。1年あたりに計算すると、75%減税対象車の自動車重量税は600円です。

保険

モコの維持費には保険も忘れてはいけません。保険には2種類ありますので、それぞれについて詳しく説明していきましょう。

自賠責保険

自賠責保険は自動車を所有する人に加入が義務付けられている保険です。国の保険のため、どこで加入しても保険料は同じであり、新車購入時には3年分をまとめて支払います。

モコの場合は軽自動車ですので、新車登録時の3年分の自賠責保険は34,280円です。その後、車検ごとに2年分として25,070円がかかります。

モコを9年間所有したとして考えると、34,280円+25,070円×3=109,490円となり、1年あたりで計算するとおよそ12,170円です。

任意保険

自賠責保険は加入が義務付けられていますが、任意保険への加入は自分で選べます。ただし、自賠責保険だけでは万が一の事故の際に補償しきれないといえるでしょう。

そのため、多くの人が任意保険にも加入しています。任意保険の保険料は等級や年齢、車種などによって決まり、モコの場合には60,000円程度が相場です。

ただし、任意保険は定期的に見直すと安くなることがあります。そのため、更新のタイミングなどで保険料を見直すのがいいでしょう。

その他費用

モコを維持していくためには、ガソリン代や駐車場代、車検代も必要です。

ガソリン代

モコはカタログ燃費で30.0km/L、実燃費では19.58km/Lと軽自動車らしい燃費性能をもつクルマです。モコの年間のガソリン代は、走行距離÷燃費×ガソリン代で求められますので、燃費を実燃費で計算していきましょう。

この場合、走行距離を10,000km、ガソリン代は120円とすると10,000km÷19.58km/L×120円となり、年間のガソリン代はおよそ61,280円です。

駐車場代

軽自動車はお住いの地域によって車庫証明が必要な場合があります。自宅に駐車スペースが確保できている場合には問題ありませんが、駐車スペースがないのであれば駐車場代が必要です。

駐車場代は地域によって異なり、都内では1カ月30,000円というのもめずらしくありません。地方に行くと安くなり、全国の平均的な駐車場代は8,000円といわれています。

ただし、駐車場は1年ごとに契約を更新することも多く、更新時には更新料として1カ月分が必要です。これをふまえて考えると、年間にかかる駐車場代は全国平均は104,000円だといえるでしょう。

車検代

モコは新車登録から3年後、その後、2年ごとに車検を受ける必要があります。車検にかかる費用は業者によって異なりますが、ディーラーでの車検は高い傾向にあるといえるでしょう。

車検代の平均はおよそ60,000円です。ただし、年式が古くなると修理や部品の交換なども必要になります。車検代として100,000円がかかることもあるでしょう。

モコの車検を、車検業者に依頼した際の費用の内訳は以下の通りです。

  • 自賠責保険料(24カ月分):25,070円
  • 自動車重量税:0~1,800円
  • 印紙代:1,400円
  • 車検整備費用:25,000円
  • 車検代行料:10,000円
  • 消費税:2,800円

合計:64,270~66,070円

車検は2年ごとに受けますので、1年あたりにかかる車検代は32,135~33,035円となります。

その車種の購入時にかかる費用は?

車体価格

モコの生産は2016年5月に終了していますので、新車としての販売はありません。

オプション

モコには数多くのオプションが用意されていました。しかしながら、メーカーオプションは後付けが不可のため、生産が終了したモコに新たにメーカーオプションをつけることはできません。

ディーラーオプションであれば後付けは可能です。ただし、現行車種でないといった理由で、ディーラーオプションの中にも販売を終了してしまった商品があります。

自動車重量税

新車登録時には、3年分の自動車重量税をまとめて納めます。普通車であれば自動車重量税は自動車の重さによって課税されますが、軽自動車の場合には3年分で9,900円です。

ただし、モコはエコカー減税の対象車ですので、減税が適用されます。また、グレードによって課税も異なり、モコSやXの自動車重量税は免税です。

ドルチェX FOUR (4WD)やドルチェGなどのグレードでは自動車重量税が75%減税されるため、3年分で1,800円となります。

自動車取得税

軽自動車の取得税は取得価格の2%です。普通車の場合には取得価格の3%が課税されますので、軽自動車の負担は少ないといえるでしょう。

取得価格がグレードやオプションの有無によって異なります。ただし、モコSやXといったグレードはエコカー減税により取得税が全額免除されるのです。

つまり、モコSやXの場合には自動車取得税はかかりません。

自賠責保険

モコなどの軽自動車において、新車購入時に支払う自賠責保険は3年分で34,820円です。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、自動車リサイクル法によって定められた料金です。自動車を廃車にする際、シュレッダーダストやエアコン用のフロン類、エアバッグの3品目において、適正処理が必要となります。

その適正処理にかかる費用を、所有者が新車購入時に前もって支払うことが義務付けられているのです。これまで生産されたすべてのクルマが対象であり、メーカーごとにリサイクル料金が定められています。

モコのリサイクル料金は発売時期によって異なります。

  • SA2 2011年~:8,450~8,800円
  • SA1 2006年~:8,820~9,550円
  • SA0 2002年~:9,440円

ディーラー代行手数料

モコを購入する際には、車庫証明などの手続きが必要です。手続きは自分ですることも可能ですが、多くの場合手間と時間がかかるでしょう。そのため、ディーラーに手続きを依頼する人が多くみられます。

ディーラーに手続きを依頼する際、必要となるのがディーラー代行手数料です。ディーラー代行手数料は業者によって異なりますが15,000円程度が相場でしょう。

壊れやすいところや注意するべき点

加速時のノッキングや違和感

初代と2代目のモコでは加速時のノッキングといったトラブルが相次ぎ、リコールも行われました。これは、CVTの故障が原因といわれています。

リコールに該当しないモコでも、加速時のノッキングが見られますので、気づいた場合にはすぐに点検に出すのがいいでしょう。ただし、モコのCVTの修理代はおよそ30万円と非常に高額です。

そのため、新車時でない場合には、買い替えを考えるのもひとつの方法でしょう。

エンジンが止まる

モコに搭載されているK6A型エンジンには点火系のトラブルが非常に多くみられています。K6A型エンジンのプラグコードの品質に問題があるとされ、エンジンが始動しないこともあるのです。

さらに、アイドリングが上手く保てず、エンジンが止まることもあるでしょう。こういったトラブルの際には、プラグコードの交換が必要です。

プラグコードの交換は工賃と部品を含めても10,000円程度ですので、早めに修理に出しましょう。

まとめ

 モコはエコカー減税の対象車ですので、自動車税や重量税、取得税などで大幅な減税が受けられます。さらに、軽自動車ですので基本的な維持費も安く済むといえるでしょう。

残念なことに生産は終了してしまいましたが、中古車としても人気があります。モコで維持費を抑えたカーライフを楽しんでくださいね!