【車の買取交渉術】愛車を高く売却するために知っておくべきこと

愛車を高く売却するには、売却先の選定や買取商談の進め方など、自分自身で決断しなければいけないことが多くあります。

買取相場は単なる目安で、安く買い叩かれることもあれば、高値で売却することも可能です。営業マンとの兼ね合いが重要なため、コミュニケーション能力が求められます。

今回は、車を高く売るための交渉術について紹介します。

愛車の買取相場を知ることから始める

大切な愛車を売却するとき、どれくらいの金額で取引が行われているのかが、分からなければ車買取業者で査定を行っても交渉することができません。愛車の売却を決めたら、まず初めに「愛車の価値がどれくらいなのか?」を調べるところから始めなければいけません。

シンデレラ
車買取業者へ愛車を持ち込む前に、おおよその買取価格を把握することで、車買取業者から買取金額を提示されたときにも、適正な買取価格かどうかの判断を自分ですることができます。

誰でも簡単に愛車の買取相場を調べることができる方法を紹介しますので、買取相場の参考にして下さい。

買取シミュレーションの利用

車の買取相場は日々変化します。年式・グレード・変速機の種類・装備品・走行距離・修復歴の有無・内外装の状態などで、同じ年式の車種でも価値が全く違うため、新車と違って中古車は世界に1台しか存在しません。

世界に1台しか存在しない愛車ですが、年式・グレードなどの簡単な情報を入力するだけで、おおまかな下取価格が分かるサイトがあります。

安心して利用できる大手カーディーラーが提供している下取り参考価格シミュレーションサイトですが、自社の車だけではなく、全ての国産車が検索の対象になっています。無料参考価格シミュレーションで、最も利用されている「日産下取り参考価格シミュレーション」と「トヨタ下取り参考価格シミュレーション」の2つのサイトを今回は紹介していきます。

●日産下取り参考価格シミュレーション

日産下取り参考価格シミュレーションは、大切な個人情報などの入力は不要で、愛車の簡単な情報だけを入力するだけで利用することができます。「メーカー」「年式」「車名」「グレード」を入力することで、参考価格が即時に分かるようになっています。

●トヨタ下取り参考価格シミュレーション

トヨタ下取り参考価格シミュレーションも日産下取り参考価格シミュレーションと同じで、面倒な個人情報などの入力をしなくても、無料で利用することができます。

ただ、トヨタ下取り参考価格シミュレーションは、「グレード」を入力する項目がないため、日産下取り参考価格シミュレーションと比べると下取り参考価格に大きな幅があります。

中古車にとってグレードの違いは下取り価格にも大きな差がでるため、実際の査定金額と下取り参考価格に大きな差が出てしまいます。あくまでも参考程度に利用するようにして下さい。

上記の大手2社の下取り参考価格シミュレーションサイトは、現車を実際に査定をする訳ではないので決して正確とは言えませんが、愛車と同じ年式の車種がどれくらいの金額で取引されているのかは分かります。

日産自動車とトヨタ自動車は、日本を代表する大手自動車メーカーですが、「日産下取り参考価格シミュレーション」と「トヨタ下取り参考価格シミュレーション」では、基本的な価格設定に若干のずれはあります。

それぞれ全ての国産メーカーのデーターを取り扱っていますが、自社の車の価値を下げることを回避するため、自社が取り扱っている車のデーターは少し高かめに設定されています。

シンデレラ
両社が提供する下取り参考価格シミュレーションは、簡易的な相場になっているため、正確な買取金額を知りたい場合は店舗へ車を直接持ち込んで車を査定する必要があります。あくまでも買取査定交渉をするときの基準となる金額を知るためのサイトなので、その辺りを理解した上でご利用下さい。

車買取業者へ査定依頼

先ほど紹介した無料下取り参考価格シミュレーションは簡易的な物であり、正確な買取金額を知ることはできません。

やはり正確に愛車の買取相場を知るためには、車買取業者で査定を行わなければいけません。車買取業者で査定依頼を行う方法には、車を直接店舗へ持ち込む方法と、電話やインターネットを利用して無料出張査定を依頼する方法があります。

自宅の近くに車買取業者がある人は、直接店舗へ車を持ち込む方法でも良いのですが、時間やガソリン代が掛かってしまうのが欠点になります。インターネットや電話で無料出張査定を依頼する方法は、時間とガソリン代を節約することができます。

ご自身にあった査定方法をご利用して下さい。

複数の車買取業者へ依頼

車を少しでも高く売却するには、1社だけで査定を行うのではなく複数の車買取業者に競わて、買取金額を吊り上げる方法があります。時間を掛けて複数の車買取業者を自分の足で1社ずつ回る方法もありますが、近場に複数の店舗がない地域もあるため、時間と手間が掛かるかもしれません。

自分の足で複数の車買取業者を回るのは大変ですが、電話うあインターネットを使って無料出張査定に依頼する方法がありますが、その中でも特に人気があるのが「一括査定サイト」です。

一括査定サイトに査定依頼をすると、複数の車買取業者によって買取金額を競いあうため、1社だけに査定依頼をするよりも買取価格が吊り上がるため、通常の買取査定よりも高値で売却することができます。

一括査定サイトを利用することで、時間やガソリン代を節約するだけではなく、高価買取の期待が持てるため、効率良く愛車を高値で売却したい人にオススメの方法です。

【最新2019年版】車の買取業者オススメ12社を徹底比較!

車買取業者の選定

シンデレラ
愛車を少しでも高く買い取ってくれる車買取業者を探すことが、1番難しいことかもしれません。

特定の業者だけが参加することが許されている「オートオークション」での落札金額履歴を参考にしている中古車販売店や車買取業者が殆どですが、中古車販売店や車買取業者の規模によっても買取金額に差が出てきます。

何を基準に車買取業者を選定すれば良いのか?選定するポイントを紹介していきます。

何を基準に車買取業者を選ぶのが良い?

皆さんが車を売却するとき、車買取業者に期待することと言えば「高価買取」をしてもらえるかどうかが1番ではないでしょうか。車買取業者を選ぶ決め手となる1番の理由は、「満足の行く金額だったから」と答える人が多いです。

「接客が良い」とか「店の雰囲気が良い」なども車買取業者を選ぶ理由として挙げられますが、いくら接客が良くても提示された買取金額が安ければ愛車の売却先には選ばないと思います。車買取業者も接客業ですから、接客が良いのは当然のことで、車買取業者を選定する基準としては正解とは言えません。

複数の車買取業者で査定を行った人で、最終的に売却先に選んだ理由として最も多いのは、「1番高い金額を提示してくれた」「希望の金額で買い取ってくれた」などの答えがほとんどです。

もちろん、多少買取金額が安くても接客してくれた人の対応が気に入って選ぶこともありますが、「何を基準に車買取業者を選ぶのが良い?」と聞かれた場合には、「どの車買取業者よりも、高い買取金額を提示してくれる車買取業者を選ぶこと」と答えるのが正直なところです。

大手車買取業者は?

車買取業者でも、全国規模で店舗展開をしている大手企業や、地域密着型で営業を行っている小規模店舗があります。大手車買取業者は、提示する買取金額のベースは大きく変わることはありませんが、他社と顧客が競合したときに大手車買取業者の強味が出てきます。

大手車買取業者は全国に店舗展開をしている企業が多いため、例えオートオークションでの流通相場よりも多少高く買い取っても、全国展開している自社店舗で注文を抱えている場合もありますし、在庫として仕入れても販売する力があります。

大手車買取業者は、「販売流通経路が豊富」「自社の販売店舗数が多い」「海外にも販売経路がある」「独自の販売ネットワークが構築されている」など、高価買取ができる基盤が整っています。

特定車種に特化している車買取業者は?

大手車買取業者と言っても買取をするだけではなく、買い取った車を直接自社で販売する企業が年々増えています。

ただ、買い取った車を適当に展示するのではなく、「軽自動車専門店」「SUV専門店」「スポーツカー専門店」「ミニバン専門店」「輸入車専門店」「高級車専門店」など、特定の車種を専門に取り扱う店舗が増えています。

特定の車種に特化している車買取業者は、その特定した車種の集客力販売経路が確立されているため、一般的な車買取業者よりも高価買取ができる利点があります。

特定車種に特化している車買取業者は、専門的な知識が豊富なため、一般的な車買取業者では買取査定に反映することができない細かいパーツなどを、付加価値として査定価格に反映することができます。

シンデレラ
例えば、新車から30年が経過した走行距離・20万kmのパジェロの場合、一般的な車買取業者だと廃車扱いになってしまいますが、4WD専門店などでは旧車を求めるユーザーを多く抱えていることや、海外への販売経路などを持っているため、廃車寸前のパジェロでも需要があり、50万円以上で買取が行われる場合もあります。

また、国産ディーゼル車の4WDは海外でも人気が高い貴重な車種のため、想像を超える価格で取引が行われることもあります。このように、ある車種に特化している専門店では、一般的な車買取業者にはない「特別な中古車相場」が存在するのが最大の特徴と言えます。

個人経営の中古車販売店の買取は?

車買取業者と言えば、「ガリバー」などの大手買取業者の印象が強いのですが、昔から地域に根付いた中古車販売店も数多く残っています。

個人経営の中古車販売店の買取事情は、出張査定を積極的に行っている中古車販売店もありますが、小規模で営業を行っているため出張範囲が狭いところが難点かもしれません。

そのため、個人経営の中古車販売店で買取査定を行う場合は、車を店舗に持ち込むことが基本になっているのと、査定価格の基準もオートオークションが発行してる「オークションブック」を参考にしているケースが多いため、想像を超えるような高価買取を望むことは難しいかもしれません。

個人経営の中古車販売店でも特定車種に特化してる専門店は、得意分野の車種に限っては高価買取の期待も持てますが、多くの場合は基本的な相場で買取を行う中古車販売店が多いです。

車買取業者との査定交渉

シンデレラ
車買取業者との買取査定交渉では、少しでも高く売却するために必要なポイントがいくつあります。愛車を高く売却するために必要な査定交渉ポイントをいくつか紹介します。

綺麗にし過ぎるのもNG?

買取査定で車を店舗に持ち込むときや、出張無料査定に依頼したときでも、愛車を綺麗に見せるためにも洗車をしてから買取査定の依頼を行うようにして下さい。特別綺麗にする必要はありませんが、車内のゴミや不要な荷物などは降ろして掃除機を掛けや、簡単な拭き掃除をして少しでも査定員へ好印象を与えるようにして下さい。

ただ、ボディカラーがソリッドブラックなどの場合は、綺麗にし過ぎてしまうと小傷や板金修理跡が逆に目立ってしまうことがあります。内装を綺麗にするのは大切ですが、外装に関しては洗車をしてから2~3日経過した頃が小傷も目立たず丁度良い状態かもしれません。

内装・外装が綺麗な車は、買い取った直後に即展示・販売ができるため、買い取る側の印象も良く高価買取の期待が持てるので、適度に清掃を行ってから買取査定をするようにして下さい。

セールスポイントを促す

車買取業者と買取査定の交渉を行う上で、査定員に愛車のセールスポイントをアピールすることも重要です。例えば、ボディに特殊なコーティングを施工している場合などは、施工証明書などを提示できるように準備しておくようにして下さい。

また、車検整備以外に定期的に整備を行っている場合は、整備記録簿を全て揃えて説明できるようにして下さい。

ボディコーティングや整備状況などは、車を査定する際にもプラス評価になる大切なセールスポイントです。些細なことであってもアピールできるものがあれば、惜しまず査定員に伝えることで、買取査定に反映されるので、準備するようにして下さい。

車を売る意志を全面に出す

愛車の買取査定を依頼した時に、売るか売らないかの意思表示をしっかりとすることが、買取金額にも大きく影響してきます。

車買取業者では、毎日多くの買取査定を行っていますが、その大半が査定だけを行う「冷やかし」であったり、複数の車買取業者で買取金額を天秤にかける「買取金額の見積集め」の顧客が多いです。

車買取業者も警戒をしているので、思い切った買取金額を提示しにくい環境にあるため、本気で売る気がある意志表示をする顧客に対しては、誠心誠意接してくれます。車買取業者を本気にさせるためにも、冷やかしのような態度は見せずに、車を売る意志を全面に出すことが大切です。

不具合箇所の報告

買取査定時には、実際に試運転などを行うことは少ないのですが、車を引き渡した後で不具合が見つかった場合には、車買取業者によっては減額や返金交渉が行われる場合があります。

不具合箇所が事前に分かっている場合は、自ら申告をすることで契約後のトラブルを避けることができます。お互い気持ちの良い取引を行うためにも、下手に隠すことは避けて、正直に不具合箇所の報告を行うことをオススメします。

車買取業者との買取契約交渉

車買取業者との買取契約をスムーズに進めるために、最低限守らなければいけない交渉術を紹介しますので、商談を行うときの参考にして下さい。

1回目では決めない

車の買取査定を行う場合、面倒だからと言って1回目の査定で即決をしてはいけません。1回目の査定では、そこまで時間を掛けずに買取金額を聞くだけでも問題はありません。1社だけでは買取金額の基準になりませんから、同じような感じで複数の車買取業者で査定を行い、買取金額だけを聞いて本格的な交渉のヒントを得るようにして下さい。

どの車買取業者でもそうですが、初回から限界の買取金額を提示してくることはないため、最低でも2回に分けて買取交渉に臨むようにして下さい。また、1社だけにしがみつくような交渉は避けて、最低でも2社~3社と交渉を続けて、安い価格で買い叩かれることを防ぐことも大切です。

営業マンを味方につける

車の買取査定の交渉を行う上では、担当する営業マンの存在は、買取金額を大きく変えるほど重要な存在になります。相性の良い営業マンが担当だと良いのですが、自分と相性の悪い営業マンが担当になると、思うように買取査定の交渉が進まない可能性もあります。

営業マンは、良い車を安く買い取ることが仕事ですが、月間のノルマや目標も抱えているため、多少高くても買い取ることが最優先になります。

車買取業者の組織体系にもよりますが、一般的には営業マンに買取価格を決める権限はなく、査定書を元に「指値」を提示する担当者が別にいます。そのため、車買取業者内の指値役と顧客との間に挟まれる立場の営業マンですが、買取契約を決めるためにも顧客の味方として頑張ってくれます。

そのため営業マンに対して強気な言葉で交渉を行ったり、不快にさせるような言葉で煽ってしまうと協力してくれなくなります。営業マンをガッチリ味方につけることが、高価買取を目指す上では重要なポイントになるため、コミュニケーション能力が試される場でもあります。

あまり商談を長引かさない

複数の車買取業者を一通り回って、愛車の買取相場を把握したところで、どこの店舗で愛車を売却するのかを予め決めて買取商談に入ります。同じ店舗で買取査定の交渉を無理に長引かせて、何回も店に足を運んだとしても買取金額が上がる訳ではありません。

逆に冷やかしと思われたり、煙たがれる恐れがあるため、売却する意思を伝えてからは、あまり買取商談を長引かせないことがコツになります。

「今日、決めてくれるなら〇〇円で買取ますよ」などの営業マン主導の商談ではなく、「今日車を置いて帰るつもりですが、〇〇円で買い取ってくれませんか?」と言うように、積極的な商談が理想的です。

買取商談を優位に進ませるためにも、あまり商談を長引かせずに、こちら側が主導権を持って強気な商談を短期間で攻めるように心がけて下さい。

まとめ

大切な愛車を少しでも高く売却するために必要な買取交渉術について紹介してきましたが、少しは参考になりましたでしょうか?

愛車を売却する場合は、車買取業者を1社だけに執着するのではなく、複数の車買取業者で査定を行い、気に入った店舗で営業マンを味方につけてから積極的に買取商談を行う流れが高価買取を目指す第一歩になります。

車買取業者によっても買取金額は異なりますし、担当する営業マンによっても買取金額が大きく変わってきます。商談を無理に長引かせたり、傲慢な態度で買取交渉を行ってしまうと、営業マンを敵に回すことになって、逆効果になってしまいます。

大切な愛車を高く売却するためには、今回ご紹介した買取交渉術をもう一度読み返して頂き、買取商談を優位に進めて高価買取を狙って下さい。

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