コンパクトミニバンの定番!フリードの維持費はどのくらい?

コンパクトミニバンの中でもファミリー層からの支持が高いフリードは、ホンダの人気車種のひとつです。コンパクトなボディサイズとゆとりのあるシートを持つフリードは、様々な場面で活躍します。

フリードを購入する上で気になるのは、やはり維持費や諸費用です。フリードの年間維持費や、購入の際にチェックしておきたいポイントを解説します。

コンパクトなボディとコスパの良さが特徴のフリード


最新版のミニバン。安全性と走行性能、快適な居住空間などのあらゆる面で完成度を高めた車がフリードです。普段使いしやすいサイズでファミリーカーによく選ばれています。

  • 新車価格:199~297万円
  • 全長4,265㎜×1,695㎜×1,710/1,735㎜
  • 車両重量1,340~1,440kg
  • 定員:6/7人
  • 燃費:16.4/19.0km/L

ホンダフリードは1.5Lガソリン車とハイブリッドモデルの2種類があります。

  • 新車価格:256~327万円
  • 全長4,265㎜×1,695㎜×1,710/1,735㎜
  • 車両重量1,430~1,510kg
  • 定員:6/7人
  • 燃費:26.0~28.0km/L
四角い箱の中で最大限の機能を盛り込んだホンダらしさ満点のコンパクトミニバン「フリード」。その主な特徴を一つずつ見ていきましょう。

コンパクトで居住性が高い

フリードはミニバン最小クラスのコンパクトなボディですが最大7人乗れます。全高が1,710㎜と高いのにプラスして低床設計になっているので、車内は広々としており居住性が高いといえます。

6人乗りのグレードを選択すれば、キャプテンシートが採用されているので1列目から3列目までを中に移動できるという魅力。7人乗りのグレードになるとベンチシートが採用されており、荷室が広々と確保できます。

燃費性能と安全性能が充実

フリードが魅力的な2つ目のポイントは燃費と安全運転支援システムです。フリードはミニバンの中でトップレベルの燃費性能を誇っています。ハイブリッド、ガソリン車関わらず2005年度排出ガス基準75%をクリアし、2020年度燃費基準+40%をクリアしているエコカーです。

フリードはホンダセンシングという最先端の安全装備を選択できます。

【Honda SENSING
  • 衝突軽減ブレーキ
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • アダプティブ・クルーズコントロール
  • 車線維持支援システム
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

ホンダセンシングの緊急ブレーキシステムは車両だけではなく歩行者にも対応しているので、より安全性の高いといえます。2016年度の安全性能テストでは最高ランクASV++を達成している車です。

乗降性が高い

フリードは床が低いので乗降性が高いという点も、他のミニバンに比べて優れているところです。小さいお子さんや高齢者の方でも楽に乗り降り出来ます。

フリードの後席はスライドドアを採用しているので、子どもを抱いたままお母さんが乗り降りできるスペースを確保できる点も魅力。このドアは勢いよく開けて隣に駐車していた車を傷つける心配がないので安心です。

フリードの維持費は年間どのくらい?

コンパクトミニバンのフリードは、主にファミリーユースで使われる車です。普段使いで活躍する車となれば、維持費のコストパフォーマンスの良さは大いに気になる点でしょう。車の維持費の内訳は、税金や保険、車検代、ガソリン代など様々です。フリードにかかる年間の維持費を、項目別にまとめてみました。

フリードはどれくらい税金がかかる?

自動車に関する税金にはいくつか種類がありますが、定期的に支払う必要がある税金は自動車税と重量税の2種類です。

自動車税

自動車税の税額は、排気量で決まります。フリードの排気量は1500㏄なので、排気量1000cc超から1500cc以下のランクに該当します。よってフリードの自動車税は、年30,500円となります。

フリードの自動車税
  • 2019年10月以降登録:30,500円
  • 2019年9月以前登録:34,500円

2019年10月に消費税が10%に増税されたことに関わって、自動車税が恒久的に引き下げられました。2019年10月以降に新車登録された自動車は(軽自動車以外)最大4,500円減税されています。

フリードはエコカー減税対象車ですが、自動車税の減税はありません。普通自動車の中では比較的低いランクの税額ですが、毎年定期的に支払う金額と考えると、維持費の中では大きな割合を占めるでしょう。

重量税

重量税は、車体の重さで決まり、500kgにつき4,100円の重量税が発生します。ただし、エコカー減税対象車は、重量税が減税されます。フリードの車体重量は1340〜1360kg程度です。

≪1,001kg~1500kgの自動車重量税額≫

免税 0円
エコカー 15,000円
13年未満 24,600円
13年経過 34,200円
18年経過 37,800円

新車購入時と初回の車検時には自動車重量税が25~100%減税されることをエコカー減税と言います。フリードは1.5Lガソリン車とハイブリッド車の2タイプがあるので「2005年排ガス規制75%低減または2018年排ガス規制50%低減」を達成していれば自動車重量税が減税されるのです。

エコカー減税対象のフリードは25%の減税が受けられるため、初年度から3年目までの重量税は5,600円です。4年目以降は優遇率が変わるので、毎年7,500円の重量税となります。

フリードにかかる自動車保険

自動車保険には、必ず加入しなければならない自賠責保険と、加入が自由の任意保険の2つがあります。任意保険は補償内容などによって金額が大幅に変わるので、自動車の維持費を考える上で特にチェックしておきたいポイントです。

自賠責保険

自賠責保険は、自動車の所有者が必ず加入しなくてはならない保険です。自賠責保険料は毎年支払うのではなく、新車の購入時と車検のタイミングでまとめて支払うようになっています。

フリードの自賠責保険は新車購入時に3年分の39,120円を支払い、それ以降は車検ごとに2年分の27,840円がかかります。1年あたりの自賠責保険料は1年目から3年目までは13,040円で、それ以降は13,920円かかります。

任意保険

ソニー損保のホームページによると、年間走行距離3,000km以下、運転者が30歳20等級のゴールド免許の場合、年間保険料は24,120円です。これは車両保険ありの金額ですが、車両保険をはずすと年間9,010円と大幅に保険料が安くなります。

任意保険は運転者の年齢や補償内容、年間走行距離など細かい条件で変わってきます。自分に合った補償内容を選べる保険会社と契約するのが、任意保険料を抑えるポイントです。

フリードの維持にかかるその他の費用

自動車の年間維持費は、税金や保険だけではありません。ガソリン代や車検代など、フリードの維持にかかる細かいコストについてまとめました。

ガソリン代

日常的にかかる維持費の中で、特に生活に密接にかかわるのがガソリン代です。フリードはミニバンの中では比較的燃費が良いとされており、カタログ燃費は19.0km/l、実燃費は13.3km/l程度です。

2019年5月の全国のレギュラーガソリンの平均価格は145円です。年間1万km走った場合のガソリン代は、以下のように計算します。

走行距離 (1万km) ÷ 実燃費× ガソリン価格(145円/l )=年間のガソリン代。

フリードの実燃費13.3km/lで計算すると、年間のガソリン代は約109,000円です。

駐車場代

フリードはコンパクトなボディサイズなので、立体駐車場などでも問題なく利用できます。駐車場代の全国平均は約8,000円ですが、都市部の駐車場代は高く、東京都心の平均価格は3万円~4万円程度となっています。

月極駐車場を借りる場合のコストは、住んでいる地域によって大きく異なるため、自宅の駐車場を利用できない場合は周辺の駐車場相場を事前に調べておきましょう。

仮に月々の駐車場代が8,000円なら、年間で96,000円の駐車場代がかかります。任意保険料や車検代よりも高くなるので、フリードの維持費を節約するには、駐車場代をいかに抑えるかがカギとなります。

車検代

フリードの車検にかかる費用は、どこで車検を受けるかによって変わります。車検は新車を購入した際は3年後、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。

ディーラー車検は安心感がありますが費用は割高です。車検代を抑えるなら、民間業者を利用するのもおすすめです。

車検代はだいたい20,000円から100,000円程度が相場ですが、部品の交換などがあればその分費用がかさみます。そのため、年式が古くなるにつれメンテナンス費用もかさみ、車検にかかる維持費も高くなるのが一般的です。

フリードの購入時にかかる費用は?


フリードを購入する際にかかる費用は、車体価格以外にオプション費用や税金などが必要です。フリードの購入時にかかる費用についてまとめました。

車体価格

フリードの車体価格をグレード別に紹介します。

  • B:199万円
  • G:216~241万円
  • CROSSTAR:238万円
  • ハイブリッドG:256~279万円
  • ハイブリッドCROSSTAR:278~301万円
  • ハイブリッドModulo X:325万円

オプション

フリードのオプションにはさまざまな種類があります。特に純正ナビは人気のオプションで、最も高性能で画面が大きいプレミアム インターナビ9インチの価格は26,800円(税込)です。

フリードのオプションとして用意されている純正ナビは、画面の大きさや機能によって10万円代からあるので、機能と画面サイズのバランスを考えて選ぶのがお得です。

自動車重量税

フリードはエコカー減税対象車のため、購入時の自動車重量税は25%の減税が受けられます。エコカー減税適用前の自動車税は22,500円ですが、エコカー減税25%のフリードの場合、重量税は16,800円です。

自動車取得税

自動車取得税は2019年10月に廃止されました。その代わりに、環境性能割という制度が導入されました。

環境性能割とは?
中古車を含む新規登録する自動車購入時の取得価額の3%を徴税する制度。
環境性能割りの税率は基本3%です。軽自動車は2%となっています。

しかし、2020年の燃費基準を達成している乗用車は燃費性能に応じて減税されます。2019年度以前のエコカー減税よりも税率が低く維持費が安くて済む制度です。

フリードハイブリッドはすべて環境性能割は1%ガソリン車は2%です。

自賠責保険

フリードの自賠責保険は、新車購入時と中古購入時でそれぞれ必要な支払期間が異なります。一般的に、新車購入時に支払う自賠責保険は37か月分の36,780円です。中古で購入した場合、前の所有者が処分した時から次の車検までにかかる期間の自賠責保険を未経過分として支払います。

リサイクル料金

フリードを購入する際にかかるリサイクル料金は9,930円~11,960円です。リサイクル料金はシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類をリサイクルするのに必要な費用で、新車や中古車でフリードを購入する際に支払います。

ディーラー代行手数料

代行手数料というのは、車両の購入の際に必要な手続きをディーラーに代行してもらう際に必要な費用です。ディーラー代行手数料は、業者によって異なります。

ディーラーに手続き代行を頼むと、1万円~2万円程度の手数料が発生します。ディーラー手数料を抑えたいなら、多少手間はかかっても手続きを自分でするのがおすすめです。

フリードの壊れやすいところや注意するべき点

フリードを購入したユーザーの口コミを調べると、エンジンの異音やCVTの故障といったケースがよく挙げられています。新型フリードではこういった不具合はまだあまり報告されていませんが、2008年頃の初期型フリードでは、トランスミッションの故障によるエンジンの異音が多く発生するようです。

フリードでよく取り上げられる故障しやすい部分について、修理費用などを含めた詳細を説明します。

電動パワーステアリング

フリードには電動パワーステアリングが搭載されているグレードがあります。ステアリングが急に重くなり走行に悪影響を及ぼしたり、EPS警告灯が点灯したりするので早めに修理するようおすすめします。

電動パワーステアリングの不具合が生じた時には、エンジン制御ユニットのプログラムを書き換えることで修理できるので早めにディーラーか販売店に持っていきましょう。ECUの交換が必要な場合には費用相場は5万円以上となっています。

スライドドア

後席にスライドドアが採用されているフリードはスライドドアが開かなくなる故障事例が多く報告されています。一番多いのはパワーステアリングスライドドアの故障です。フリードのスライドドアが特別故障しやすいわけではありません。

故障原因としてよく考えられるものは給油後にフェールリッドの蓋を完全に締めていないことです。開けっ放しのまま放置しているとスライドドアにストッパーがかかるので締めにくく開けにくくなります。

スライドドアの交換は10万円以上かかりますので十分に注意してください。

スマートキー

フリードに搭載されているスマートキーは電池交換を行わなければなりません。電池切れが起きるとドアが開かなくなります。また、電池切れ後に電池交換をし、解除しようとしてもイグニッションが回らずドアが開かないという不具合が生じることがあるので修理が必要です。

ドアロック機構部分を交換するには2万円以上の修理費用が掛かります。また、スマートキーの電池切れにより開かなくなったドアを解除するにも2万円近くの費用が必要です。

まとめ

フリードはエコカー減税も適用でき、年間維持費も比較的かかりにくい車種です。燃費性能も高いため、コスパの良いファミリーカーを探している方にはオススメの1台です。

古い年式のフリードの場合は不具合も報告されているので、余計な修理代がかからないよう、中古での購入の際は念入りに確認しましょう。