プジョーの人気車種ステーションワゴン308SWの買取相場が気になる!

<308SW>は、フランスのメーカー、プジョーのCセグメントモデルである308シリーズのステーションワゴン(Station Wagon)です。308シリーズといえば、プジョーの屋台骨を支えるといっても過言ではないほど売れている名車揃い。

今回は<308SW>がどのような車種なのか、高価買取のポイントと併せてご紹介します。

308SWの特徴

プジョーの<308シリーズ>は、2007年の9月に<307シリーズ>の後継車として発表され、日本では2008年から販売を開始しています。プジョーは3桁の数字でモデルチェンジ毎に末尾の数字を増やし、末尾が7→8となりましたが、2012年を境にネーミング手法が変更。

モデルチェンジをしても末尾は「8」のままになることが決まりました。2013年5月にフルモデルチェンジしましたが、308シリーズとして発表されています。

<308シリーズ>には、基本モデルのハッチバック(308HB)、2ドアのクーペカブリオレ(308CC)、ステーションワゴン(308SW)、中国専売モデルのセダン、の4種類が設定されています。

<308SW>は、ハッチバックモデルの後ろ部分を伸ばした形状をしており、 <308シリーズ>の中で車内空間の広さは随一です。

308SWのエンジンと燃費

プジョーは19世紀から自動車製造を行う、世界でも歴史の長い自動車メーカーです。1913年にはアメリカのインディ500で優勝を果たし、1980年代にはラリーでも何度も優勝するなど、エンジンについては信頼性が非常に高いことで知られています。

<308SW>はディーゼルエンジンとガソリンエンジンから選ぶことができます。

ディーゼルエンジン BlueHDi

欧州ではディーゼルエンジンが主流ですが、プジョーも1958年からディーゼル車を製造する老舗メーカー。60年以上の販売実績を持ち、最新型のディーゼルエンジンは<BlueHDi>と呼ばれています。

<BlueHDi>の一番の特徴は、突出した環境性能です。酸化触媒装置、選択還元触媒、微粒子フィルターといった排気制御メカニズムにより、NOx(窒素酸化物)の90%を除去、発がん性が指摘されているPM(粒子状物質)については99.9%の除去に成功。

CO2排出量の低減性能も高く、同程度の性能を誇るガソリンエンジンと比較しても15%程度CO2排出量が低減されているのです。環境性能が良いということは、燃費も向上しているということ。実燃費で14〜18km/Lと、前モデルの<307シリーズ>よりも向上しています。

それでは<308SW>のディーゼルエンジンの加速についてみていきましょう。カタログ上の車両重量はガソリン車よりも130kg増しですが、超低回転から大トルクをなだらかに発生するエンジン特性のため、非常に力強い発進が可能です。ディーゼルエンジンは1.5Lと2.0Lエンジンの2つが用意されていますが、1.5Lでも十分な加速力があります。

ガソリンエンジン PureTech

1.2リッターPureTech 3気筒ターボ付きガソリンエンジンは、2015年から2018年の4年間に渡って毎年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞している超優秀なエンジンです。

最近はエンジンの小排気量化(ダウンサイジング)がトレンドですが、気筒数を減らすことによりエンジン内部の抵抗が減り、燃焼効率がアップ。

昔は3気筒=軽自動車のイメージがありましたが、3気筒特有の振動や、薄かったトルクも最新技術で改善され、最大出力130馬力、最大トルク230Nmと、低速時から十分な性能を発揮するエンジンに仕上がっています

ディーゼルエンジンモデルに比べてもボディが軽く、前モデル比でエンジンも小さくなり、サスペンションの負担が低減。もともとプジョーは凸凹した路面でも跳ねない、しなやかな足回りの通称<猫足>が魅力ですが、そんなプジョー特有の走行感覚を活かせるエンジンといえるでしょう。

実燃費で13〜14km/Lと、車体サイズ・重量の割によく走る車です。ただしハイオク車なので燃料代は若干かさむかもしれません。

308SWのボディサイズ

ハッチバックモデルより、全長32cmも長いロングボディ。ラゲッジスペースとリアスペースに広い空間を与えており、荷物の積み降ろしはとても楽です。積載量はハッチバックよりも140L多い610Lです。

全長 4,600mm
全幅 1,805mm
全高 1,475mm

車両重量はガソリンモデルが1,340kg、ディーゼルモデルは1,470kgとなっています。

308SWのボディデザイン

Cセグメントとしては若干大きめの作りですが、リアエンドに向けて緩やかに下降していく伸びやかなルーフラインがエレガントさを醸し出しており、存在感のあるデザインと言えるでしょう。

<308SW>の特徴は、なんといってもリア席まで広がる<パノラミックガラスルーフ>でしょう。1.68平方メートルとそのサイズは巨大で、乗車すると天井全体がガラスになっています。都心では夜景が広がり、木漏れ日の射すワインディングロードでは流れる景色に目を奪われること間違いなし。 

流線型のステーションワゴンならではのスポーティー感だけでなく、LEDを用いてデザインされたヘッドライトやテールライトが夜間でも<308SW>であることを識別できる特徴になっています。

308SWのインテリア

<308SW>のコックピットはプジョーが開発した<i-Cockpit>と呼ばれるもので、小径のステアリングホイール、視線移動が少ないヘッドアップインストルメントパネルが特徴です。

もともとプジョーのステアリングはスポーツカーのような小径タイプですが、更に小型化。タッチスクリーンは大型化し、エアコン操作も画面上から行います。

シートはホールド性に優れたスポーツタイプで、長時間の運転でも疲れにくい仕様となっています。

フルモデルチェンジ前は7人乗りモデルもありましたが、現在は5人乗りモデルのみ。Cセグメント車だと5人乗りは窮屈な印象がありますが、内装空間にも余裕がある作りです。

308SWの最新相場

  • 2017年式(平成29年)<308SW Allure BlueHDi>パール
    走行距離1万km 参考買取価格148.9万円

新車価格で320万円を超えてくる<308SW Allure BlueHDi>ですが、年式が新しく、走行距離が短いものについては約半額程度の買取査定額になります。

  • 2017年式(平成29年)<308SW Allure BlueHDi>青
    走行距離4万km 参考買取価格136.2万円

こちらは走行距離が4万kmと若干伸びていますが、買取査定額は比較的高い金額となっています。2013年のフルモデルチェンジ後のモデルはそれなりに高価な価格になることが多いようです。

  • 2016年式(平成28年)<308SW Allure BlueHDi>パール
    走行距離3万km 参考買取価格115.9万円

こちらは2016年式の車両です。現行型モデルですが、2017年式と比べても1年の差があると買取価格は下がります。売却するかどうかで悩んだら、早めに買い取りに出したほうが高価な値段がつくといえそうです。

308SWの人気グレードとは

プジョーというメーカーは男女問わず人気の車種ですが、<308SW>はプジョーの中でも一番積載量があり、特にファミリーに人気の車種です。

そんな<308SW>には、<Allure>、<Allure BlueHDi>、<GT Line BlueHDi>、<GT BlueHDi>の4つのグレードが用意されていますが、この中からおすすめの2種をご紹介します。

 Allure 1.5L BlueHDiターボディーゼルエンジン

やはり欧州車の持っている国産車にない魅力はディーゼルエンジン。

308SWには1.5L ターボディーゼルエンジンの上に2.0Lが設定されており、そちらも人気なのですが、1.5Lエンジンでも十分なトルクの厚みがあるため、コストパフォーマンスに優れるこのモデルに人気が集まっているようです。

新車価格はつぎの通りです。

  • 標準価格:3,297,000円
  • パノラミックガラスルーフ付:3,407,000円

そして<308SW>のポイントは社内から空を眺められるパノラミックガラスルーフ。段違いの開放感があり他の車種と一番差別化しているポイントなので、買取時にも評価されるポイントかもしれません。

Allure 2.0L GT BlueHDiターボディーゼルエンジン

<308SW>のなかでも最高級グレードで、2.0Lのディーゼルエンジンを搭載する国内外の車種と比較してもリーズナブル。<GT>という名前の通り、強靭なエンジンからは180馬力を生み出しますが、これはDセグメントに搭載されるエンジンとほとんど変わらない馬力です。

エンジンだけでなく、スポーティーなエクステリアやインテリアを搭載しており、見た目の美しさや乗り心地の良さはドライバー以外も楽しませることができます。

新車価格はつぎの通りです。

  • 標準価格:3,838,000円
  • パノラミックガラスルーフ付:3,948,000円

Cセグメントなのにもかかわらず、500万円を超えるDセグメントと同じレベルのエンジンを搭載しているだけで魅力的な車種です。人気ボディーカラーの<マグネティック・ブルー>はプラス59,400円になります。

308SWをより高額に買い取ってもらうポイント

人気のカラー

<308SW>はファミリー層によく売れている車種なので、趣味性よりも実用性が重視され、個人よりも夫婦やカップル双方の意思によって購入される可能性の高い車。そうなると車両性能と同じくらい車選びの重要なポイントになるのが見た目。人気のカラーは高く買取られる傾向があります。

それでは人気のカラーについてご紹介します。中古車の中で市場流通量の多いカラーを調べてみました。

第1位:マグネティック・ブルー(青)
第2位:ペルラ・ネラ・ブラック(黒)
第3位:パールホワイト(白)

プジョーは赤系の車種も非常に売れていますが、<308SW>については青系がよく売れているみたいです。スポーティーなイメージを持つプジョーにおいても、ファミリー層に人気の<308SW>については落ち着いたカラーを選択している人が多いということなのかもしれません。

いずれの色も、59,400円の有料カラーになりますが、人気カラーは買取査定にもプラスポイントになります。

パノラミックガラスルーフ

パノラミックガラスルーフは、他車種と比較しても大きめのガラス屋根です。リアまで天井いっぱいに続くガラスルーフによって搭乗者が壮大な景色を楽しめるだけでなく、外からの明るい光を最大限取り組むことが可能です。

まとめ

今回は<308SW>についてお伝えしました。<308SW>は趣味性が高いと思われているプジョーの中でも実用的な車種。

リセールバリューが特に高い車種ではありませんが、人気車種ゆえに状態の良い車であれば、買取査定額が高く出ることも十分にあり得る車です。売却を検討している方は一度、買取査定を受けてみるのもよいかもしれませんね。