マツダのフラッグシップモデルに位置付けられたアテンザの買取事情って?

2002年5月にカペラの後継車として初代アテンザが発売されましたが、自社製の新型車としては2000年10月に発表されたトリビュート以来の事でした。

2002年~2008年の間に、世界中で132個もの賞を受賞したマツダを代表する中型乗用車のアテンザ。今回は、マツダのフラッグシップモデルでもあるアテンザの買取について紹介します。

アテンザの特徴

アテンザに用意されたボディタイプは、ハッチバック、セダン、ステーションワゴンの3種類で発売されました。アテンザのベースとなるプラットフォームは、ハッチバックとセダンにはマツダ・GFプラットフォームの後継として開発されたマツダ・GGプラットフォームが採用されて、ステーションワゴンにはマツダ・GYプラットフォームが採用されました。

アメリカの大手自動車メーカー・フォードのフュージョンなどに採用されたCD3プラットフォームは、アテンザのハッチバックとセダンに採用されたマツダ・GGプラットフォームをもとにして作られています。

マツダと言えばロータリーエンジンが有名ですが、アテンザに搭載されたレシプロエンジン・MZRエンジンは、マツダだけでなく、フォードグループの基本エンジンにもなっていますが、マツダの主導によって新開発されたエンジンと言う事で当時、話題を集めました。

初代アテンザスポーツは、RX-7やロードスターに次ぐ5ドアスポーツカーとして発売され、評論家やスポーツカーファンの評価も高く、マツダの真骨頂でもある走る楽しさを前面に出したのもアテンザの特徴です。

アテンザの人気が結果として表れたのが、2002年5月に発売されてから僅か4年ほどで、マツダ車としては歴代最短で世界累計生産台数100万台を達成する偉業を成し得ました。

エモーショナル部門賞を受賞

アテンザの人気は国内に留まらず、世界中で愛された車と言って良いでしょう。2002年11月に2003RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞を皮切りに、2002年12月には世界各国で23の賞を獲得2003年5月には世界各国で50の賞を獲得2003年12月には中国のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど2008年までに世界中で132個もの賞を受賞しました。

又、日本国内で最も権威のある日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する2013~2014日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考においても、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー・エモーショナル部門賞を受賞しています。

日本カー・オブ・ザ・イヤー・エモーショナル部門賞とは、その年に販売された500車種以上とも言われる乗用車の中から最も秀でたデザイン、ドライブ・フィール等を最も持つ乗用車に与えられる名誉ある賞です。

15年経った今でも人気車種

アテンザが発売されてから15年経った現在でもマツダの中核を担うセダンとして人気のある車種ですが、2016年以降は年間販売台数が10,000台を切った状態で推移しています。フラッグシップモデルに採用された2012年11月から販売されている3代目アテンザの年間販売台数を簡単に紹介します。

2012年11月~2012年12月: 3,304台

2013年 1月~2013年12月:22,388台

2014年 1月~2014年12月:11,387台

2015年 1月~2015年12月:12,360台

2016年 1月~2016年12月: 9,407台

2017年 1月~2017年12月: 6,394台

2018年 1月~2018年12月: 7,782台

新車販売台数参照サイト:https://www.atenza.biz/hanbaidaisu.html

改良で最新の安全装備を搭載

3代目アテンザになってから、安全性能もかなり強化されていますが、最新のアテンザに採用されている安全装備を紹介します。

<360°ビュー・モニター>

アテンザの前後左右に装着された4つのカメラで、アテンザを上空から見る形のトップビューモニターと言う機能があります。狭い場所での駐車する時や狭い道でのすれ違いやT字路で進入する時など、目視では直接確認する事が困難なエリアの安全確認をサポートしてくれる機能です。

<アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート【SCBS】>

前方の車や歩行者をカメラで検知して、自動でブレーキを制御して衝突回避のサポートを行ってくれる機能です。

<アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート【SCBS・R】>

アテンザで時速約2km/h~8km/h以下でバック走行している時に、壁や障害物をセンサーが検知して、自動でブレーキを制御して衝突被害を軽減してくれる機能です。

<AT誤発進抑制制御>

例えば壁のある駐車場へ前から駐車した場合、前方が壁があるのに誤ってブレーキとアクセルを踏み間違えた時など、アクセルが一定以上強く踏み込まれた場合に警報と同時にエンジンの出力を抑えて急発進を抑制してくれる機能です。

バック走行の時も同じで、バックで駐車している時に、シフトポジションがバックのままアクセルが一定以上強く踏み込まれた場合、警報と同時にエンジンの出力を抑えて急発進を抑制してくれます。

<ブラインド・スポット・モニタリング【BSM】>

時速約15km/h以上で走行している時、隣の車線の側方及び後方から接近してくる車両を検知してドアミラーのインジケーターが点灯します。インジケーターが点灯した状態で、そのままウインカーを出すとインジケーターが点滅して警報音で警告してくれる機能です。

<リア・クロス・トラフィック・アラート【RCTA】>

駐車場などからバックで道路へ出る時に、接近してくる車を自動で検知して警告してくれる機能です。

<リアパーキングセンサー>

バックで駐車している時に、障害物などへ接近した時に超音波センサーが感知して、警告音で知らせてくれる機能です。

<車線逸脱警報システム【LDWS】>

アテンザのフロントガラスに設置しているカメラで自分が走行している車線を認識して、車線をはみ出しそうな可能性があると判断した時に注意を促してくれる機能です。

<マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール【MRCC】>

ミリ波レーダーで、前を走行する車と一定の車間距離を保ちながら追従走行してくれる機能です。

<アダプティブ・フロントライティング・システム【AFS】>

夜間でコーナーを走行している時に、車の速度とステアリングの操作舵角を検知して進行方向を照射してコーナーリングに応じた視野を確保してくれる機能です。

<レーン・キープ・アシスト・システム【LAS】>

走行車線からの逸脱を防ぐ為の逸脱回避支援と、コーナーを走行している時にコーナーに沿って走行するようアシストするライントレースの機能を選ぶ事が出来ます。

<交通標識認識システム【TSR】>

制限速度の標識を見落として、速度超過をしないように走行中に交通標識をカメラで読み取って警告してくれる機能です。

<ドライバー・アテンション・アラート【DAA】>

運転者の運転とアテンザの動きを学習する機能で、時速65km/h以上になるとDAAが作動します。DAAが作動して学習したデータと実際の運転状況が大きく異なった場合に休憩をするように促してくれます。

<スマート・ブレーキ・サポート【SBS】>

時速約15km/h以上で走行している時に、前方を走行している車に衝突する危険があると判断した場合、音と表示で警告をして、ブレーキを自動的に抑制してくれる機能です。

アテンザの買取で必要な基本情報

アテンザの買取で大切なのは、一般的な車と同じで【年式】【走行距離】【グレード】の3点がポイントとなります。

特にアテンザの場合は、CX-5に次いで2車種目となるSKYACTIVが採用されて、マツダのフラッグシップモデルにもなった3代目アテンザの相場が安定しています。2012年11月から販売されている3代目アテンザの買取について紹介します。

3代目アテンザのモデルチェンジ情報・GJ系

2012年11月:2代目アテンザからフルモデルチェンジ

2014年11月:大幅な改良によるマイナーチェンジ

2018年 6月:大幅な改良によるマイナーチェンジ

高額査定を狙う場合は、マイナーチェンジ後のモデルが同じ年式でも相場が高くなっています。特に大幅な改良が施された2014年11月以降と2018年6月以降のアテンザは、相場が安定しているので買取に出す場合は狙い目となっています。

走行距離

アテンザを買取に出す場合は、ガソリン車に限っては他の自動車と同じで、走行距離が少ない方が買取査定の相場が高くなっています。

しかし、クリーンディーゼルの4WDに関しては、走行距離が100,000kmを超えた場合でもガソリン車よりも高値で取引が行われているので、買取に出す場合は輸出に強い業者に査定を依頼する事をオススメします。ディーゼル車の4WDは、海外での需要が高く輸出に使用される為、想像以上の高値で取引が行われています。

グレード

3代目アテンザは、ハッチバックが廃止となってセダンとワゴンの2種類のみで、グレードはセダンとワゴン共通の6グレードが設定されています。又、ガソリン車は2WDのみの設定で、クリーンディーゼル車においては2WDと4WDが設定されています。

SKYACTIV-G(ガソリン車)

<20S>

ガソリン車のベースグレード。

<20S PROACTIVE>

ベースグレードの20Sに装備を追加した売れ筋のグレード。

<25S L Package>

20Sとはエンジンでも差別化を計った、ガソリン車最上級グレード。

SKYACTIV-D(クリーンディーゼル車)

<XD>

クリーンディーゼル車のベースグレード。

<XD PROACTIVE>

ベースグレードのXDに装備を追加した売れ筋のグレード。

<XD L Package>

クリーンディーゼル車の中で、豪華装備の最上級グレード。

アテンザの買取査定額とは

初代アテンザ~3代目アテンザの買取相場を簡単に紹介します。但し、かなりの数になってしまうので、走行距離やグレードなどに関係なく、ボディタイプ別の2WDと4WDの買取価格に絞らせて頂きます。

初代アテンザ・GG/GY系

アテンザスポーツワゴンにだけ4WDの設定がありますが、初代アテンザはボディタイプや駆動方式に関係なく、買取相場は殆ど無い状態です。

<アテンザセダン、アテンザスポーツ>

2002年~2008年(2WD):¥0-~¥40,000-

<アテンザスポーツワゴン>

2002年~2008年(2WD):¥0-~¥20,000-

2002年~2008年(4WD):¥0-~¥20,000-

相場参考サイト:https://toyota.jp/service/tradein/dc/top

2代目アテンザ・GH系

2代目アテンザセダン、アテンザスポーツは、低年式では買取査定は殆どありませんが、アテンザスポーツワゴンは低年式でも買取相場が高い事が分かります。

<アテンザセダン、アテンザスポーツ>

2008年~2012年(2WD):¥ 40,000-~¥670,000-

2008年~2012年(4WD):¥ 60,000-~¥700,000-

<アテンザスポーツワゴン>

2008年~2012年(2WD):¥330,000-~¥670,000-

2008年~2012年(4WD):¥230,000-~¥500,000-

相場参考サイト:https://toyota.jp/service/tradein/dc/top

3代目アテンザ・GJ系

3代目アテンザからクリーンディーゼルが採用されましたが、ガソリン車に比べて相場が高く、特に4WDは高額査定が期待出来ます。

<アテンザセダン>

2012年~2018年(2WD):¥ 730,000-~¥2,300,000-

<アテンザワゴン>

2012年~2018年(2WD):¥1,000,000-~¥2,290,000-

<アテンザセダン・クリーンディーゼル>

2012年~2018年(2WD):¥ 930,000-~¥2,400,000-

2012年~2018年(4WD):¥1,740,000-~¥2,550,000-

<アテンザワゴン・クリーンディーゼル>

2012年~2018年(2WD):¥1,010,000-~¥2,490,000-

2012年~2018年(4WD):¥1,810,000-~¥2,800,000-

相場参考サイト:https://toyota.jp/service/tradein/dc/top

走行距離や状態などにより異なる

アテンザの買取査定額には、走行距離は殆ど関係ないと言って良いでしょう。走行距離よりも年式によって相場がかなり変わってきます。

新車から3・5年落ちで相場が異なる

新車から3年落ちは、新車を購入してから初めての車検がくる年なので、買取相場でも期待が持てます。新車から5年落ちになると、新車を購入してから2度目の車検の年になりますので、走行距離も増えていますし、車検整備費用も掛かってくる頃なので、買取相場も厳しくなってきます。

整備記録が残っている

買取査定に有利な書類として、整備記録簿取扱説明書があります。整備記録簿は、人間で言う病院のカルテのような物です。

どれだけ愛車を大切にしているかを示す指標になります。整備記録簿が有ると無いとでは、買取査定に少なからず影響して来ますので、紛失しないよう大切に保管して下さい。

アテンザを買取に出す方法

アテンザを買取に出す方法としては、以下の4通りが考えられます。

ディーラー下取り

新車の購入が決まっている場合、現在乗っている車を頭金代わりにディーラーへ下取りとして売却する事が出来ます。

買取業者に出す

次車の購入に関わらず、自動車買取専門店へ車のみ売却に出す事が出来ます。

一括査定

日々忙しい人や自動車買取専門店を回る事が難しい人には、インターネットで一括査定を依頼する事が出来ます。
簡単な入力だけなので、忙しい人でも空いている時間に査定の申し込みが出来ます。又、1度の入力で複数の買取業者へ一括申し込みが出来るので、買取専門店を何店舗も回る必要もありません。

個人売買

知人や友人へ個人間で、愛車を売買する事が出来ます。個人売買で、名義変更の仕方や書類などが分からない人は、手数料が掛かりますが行政書士や自動車販売店へ名義変更の委託依頼をする事も可能です。

ネットオークション

近年では、ネットオークションでの売買も可能となっています。例えば、Yahooオークションでも愛車の車検証の内容を入力して、愛車を出品する事が出来ます。

少しでも高く売却する為に、セールスポイントを細かく記載する事も大切となりますので、高く売る為にはそれなりのセンスが要求されます。全く知らない人へ売却するので、名義変更完了するまで保証金を預かるなど、詐欺に合わないように注意しましょう。

アテンザの買取価格を上げる方法

アテンザを少しでも高く売却する方法を紹介します。

新車の3・5年落ち毎で買取に出す

少しでも高くアテンザを売却する方法として、新車から3年や5年落ちまでに買取に出すと言う方法がありますが、気を付けないと逆に安くなってしまう場合もあります。どうして相場が安くなる可能性があるかと言いますと、新車を購入して3年や5年落ちでは、ちょうど車検が切れる時期になります。

車検が切れそうな車を買い取っても、車検を受けなければ行けないので、車検代の事を考えるとその分、安く買い取らなければいけません。新車から3年や5年落ちで売却する場合は、最低でも車検が切れる半年前までに買取に出すようにして下さい。

定期点検を行い整備記録を残す

新車を購入してから1年点検や車検時の整備点検記録簿など定期的に点検を行った整備記録簿は必ず残すようにして下さい。日常的にメンテナンスが行き届いている車は、買取査定でもプラス評価になります。

改造車であれば交換記録を残す

改造を施している車の場合、どの部品をいつ交換したのか記録を残しておくと良いでしょう。又、純正部品と交換して装着している部品の場合は、純正部品も大切に保管するようにしないと次回の車検で不合格になる可能性もあります。取り外した純正部品は、絶対に捨ててはいけません!

車内の掃除や洗車を行う

買取査定に出す前には、外装・内装の掃除を必ず行って下さい。念入りに掃除をする必要はありませんが、綺麗に乗っている車の査定評価は高いので、外装の水洗いや内装の掃除機掛けくらいはして下さい。

まとめ

アテンザの買取について紹介してきましたが、人気車種とは言え、低年式では買取相場も非常に厳しいという事が分かりました。アテンザで高額買取を狙う場合は、国内のみならず海外への輸出にも出る3代目アテンザのクリーンディーゼル4WD車です。

ディーゼルエンジンは、丈夫でメンテナンスもガソリンエンジンと比べて構造が簡単なので、国内よりも海外での人気が高いのが特徴です。クリーンディーゼルのアテンザに乗っている人は、修復歴車や過走行車でも諦めずに買取査定に出すようにして下さい。