方法によって雲泥の差がある!軽自動車の廃車にかかる費用は?

軽自動車を廃車にするには、どんな手段を選びますか?このページでは3つの方法とその相場を紹介します。
人生のうちでそうそう経験することのない廃車手続き。廃車の方法により、お金を払わなければいけなかったり、逆にお金がもらえたりもするのです。3つの方法をしっかりと理解して一番良い方法で廃車手続きをしてください。
まずは、軽自動車の定義を改めて確認していきたいと思います!

軽自動車の定義


軽自動車の定義はどんなものか、詳しくご存じですか?ここではまず、軽自動車の定義とは何かを、軽自動車の定義の変遷にも少し触れながら解説していきます。軽自動車についてよくわかっていたつもりでも、実は知らないことがあったりして面白いので是非読んでみてくださいね。

車体の規格

軽自動車の車体は、普通車と比較すると小さいというイメージがあります。昔はもっと小さいイメージがありましたが、現在の軽自動車は規格が変わっていき軽自動車の規格が制定された昭和24年のものは、想像以上に小さかったのです。規格の変遷とともにみていきましょう。

初めて軽自動車の規格が制定された昭和24年は、車体の長さが2.80m以下、幅1.00m以下、高さ2.00m以下、排気量は150㏄以下(4サイクル)もしくは100㏄以下(2サイクル)という小ささでした。ここから現在まで、時代の流れとともに軽自動車の車体はどんどん大きくなっていきます。
そこから二輪、三輪、四輪の区別がされたり、軽自動車の中に農耕作業用の車が追加されたりしながら昭和50年改定の規格では、長さ3.20m以下、幅1.40m以下、高さ2.00m以下、排気量550㏄となります。それまでの軽自動車の車体よりも格段に大きくなります。

さらに平成元年には長さが3.30m以下、排気量660㏄にまで拡大され、平成8年の改定で現在の規格である長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.00m以下、排気量660㏄以下の三輪および四輪の自動車と定められました。
上述の通り制定当時の軽自動車の規格は現在の軽自動車よりもかなり小さかったですし、二輪、三輪、四輪の区別もありませんでした。【軽】自動車とはいえ、現在のものは大きくなりましたね。

ナンバープレートの違い

最近の軽自動車は大きいですから、ナンバープレートを見て軽自動車か普通車かを判別する人も少なくないのではないでしょうか。軽自動車のナンバープレートは黄色というのは常識ですよね。
ではなぜ軽自動車のナンバープレートは黄色なのか、ご存じでしょうか?理由は大きく2つに分けられます。

まず一つ目は、高速道路の料金所の係員が普通車と見分けやすいということです。今でこそETCの普及に伴い無人の料金所が増えましたが、少し前までは料金所に係員がいて、お金を受け取ってくれていました。
軽自動車は普通車よりも高速道路の通行料がおよそ2割ほど安いので、瞬時に区別する必要があったのです。そこで昼も夜も見分けがつきやすいやすい、黄色が採用されたということです。

もう一つは、スピード違反の取り締まりの時にわかりやすいようにするためです。現在では軽自動車の最高速度は普通車のそれと同じく100㎞/hですが、平成12年までは軽自動車の最高速度は80㎞/hでした。そこで、わかりやすいように色を変えたということです。
しかしながら現在ではETCの普及により約9割の車がETCゲートを通るようになったことと、速度制限も普通車と同様となったため、黄色いナンバーである必要がなくなりつつあります。

そこで、2019年のラグビーワールドカップと2020年の東京オリンピックの特別仕様のナンバープレートとして、普通車と同じ白地のナンバープレートの装着が可能になりました。(但し2020年9月までの期間限定の為、ご注意ください。)

維持費が安い

軽自動車のメリットの一つに維持費が安いことが挙げられます。維持費の安さに惹かれ、所有している人も多いと思います。そこで実際にどのくらい違うのかを普通自動車と比較してみましょう。
車検代や保険代、駐車場代といった費用はほぼ変わりません。軽自動車の維持費で何が安いのかというと【税金】です。車にかかる税金には自動車税と自動車重量税がありますが、この両方が安くなります。

あくまで相場ですが、普通車の自動車税が39,500円に対し軽自動車は10,800円、自動車重量税は普通車20,000円に対し軽自動車は何と5,000円という安さです(車体によって変わってくるので普通車は2000㏄クラス、車体の重量は1.5t超と仮定しています)。
そして、車それぞれの燃費にもよりますが、軽自動車は街乗りでも燃費の良い車種が多いので、ガソリン代にも差が出てくるはずです。ちょっとそこまで、の街乗りには軽自動車はとても便利ですよね。
このように、軽自動車は車体が小さい分税金が安くなり、維持費が少なく済むというメリットがあります。

軽自動車の永久抹消を解体業者に依頼した場合の相場

前置きが長くなりましたが、ここからは軽自動車の廃車について解説していきます。解体業者に依頼する場合とディーラーに依頼する場合、それから自分で抹消を行う場合について解説していきたいと思います!
この項ではまず、永久抹消を解体業者に依頼した場合のだいたいの相場を紹介していきます。

車両の処分料

解体業者にお願いした場合、処分量はかかりません。買取や下取りには出さずに廃車になるような車ですから状態の良い車でないことがほとんどですが、鉄クズ代(鉄スクラップ代)として逆に数千円~数万円貰えることもあります。こちらの値段ははその時の鉄の相場によるので変動します。

車の運送料

解体業者に自分で直接持ち込むことが可能ならばもちろん運送料はかかりませんが、レッカー移動となると運送料がかかってきます。移動費用は10,000円ほどで、こちらは普通車と同料金となります。

リサイクル料

こちらは、自動車の購入時に支払っている場合が多いですが、支払っていない場合は廃車のタイミングでリサイクル料が発生します。軽自動車の場合は8,000円ほどかかります。普通車ですと10,000円ほどですので少し安く済みますね。

抹消手続き代行料

解体業者にお任せするメリットとして抹消手続きを代行してくれるという点が挙げられます。こちらは0~10,000円ですが、解体業者に依頼するほとんどの場合は無料でやってくれます。

全体を含めた相場

解体業者に抹消を依頼すると、運送料やリサイクル料を差し引きするとだいたい、数千円~10,000円位を受け取ることができます。廃車の処分料としてお金がかかると思いがちですが、逆にお金をもらうことができます。まだ走れる車であればそのまま海外で使用できますし、鉄クズにしてしまえば使い道はいくらでもあります。
【売る】というよりは【廃車にしてもらう】という感覚で、さらにお金がもらえるのはとても魅力的ですね。廃車の仕方は他にもあるのでみていきましょう。

軽自動車の廃車をディーラーに依頼した場合の相場

それでは次に、ディーラーに依頼した場合はどのくらいの相場になるのかを紹介していきたいと思います。解体業者に依頼するのとどれ程の差があるのか気になるところですね。

ディーラーに廃車を依頼すると、レッカー代0~30,000円、解体費用0~30,000円、書類手続き代行費用10,000~20,000円がかかります。レッカー代は距離によりかかってくるガソリン代が変動するので、代金に幅があります。(持ち込みの場合は当然費用はゼロです。)
合計すると最大で80,000円ほどかかる場合もあります。廃車にするとお金をもらえることの買い取り業者とは比較にならないほどお金がかかります。ディーラーの場合はそこで解体をするわけではなく、ディーラーも結局解体業者に頼んだりするので中間マージンがかかり費用が膨らむのは当然といえば当然かもしれません。

軽自動車の抹消登録を自分で行う場合の費用


最後に抹消登録を自分で行う場合をみていきましょう。抹消登録は自分でもできるのです。ただ、車のナンバーを管轄する軽自動車検査協会で行わなければいけないなど面倒ですのでよく調べてから行うことをオススメします。ここでは、手数料についてのみ触れていきたいと思います。

永久抹消登録手数料

永久抹消登録の手数料はなんと0円です。自分で書類等を揃えて永久抹消の手続きをするのであれば無料でできます。
ただ、置いておいても邪魔なので引き取ってもらったり解体したりしなければなりませんので、その準備をしておく必要があります。よって、手続きだけで終われるわけではないので注意が必要です。

一時抹消登録手数料

一時抹消登録手数料は350円です。一時抹消登録とは、一定期間しばらくの間車を使わないので登録を外してもらう手続きです。一時抹消の場合は解体等の必要がないので自分で手続きするのもアリですね。

オススメの廃車方法は解体業者


これまで述べてきた内容から、軽自動車を廃車にする際は解体業者に依頼するのがオススメなのは言うまでもありません。解体してくれて、手続きもしてくれて、さらに鉄クズ代としてお金が戻ってくるとあれば、解体業者を使わない手はありません。お金がかかると思っていた廃車手続きでお金がもらえるならありがたいですね。

今回は触れませんでしたが、実は中古車買取店でも廃車処理してくれるところがあります。しかし、知識が豊富で解体作業を自社でできる廃車専門の業者の方がオススメです。
車を引き取って手続きをして解体するという一連の流れを一つの業者がすることにより、コストを抑えられるというメリットがあるので、昔から【餅は餅屋】というように、廃車専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

まとめ


今回は軽自動車の廃車についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
身近なことではないので面倒なイメージが拭えない廃車処理ですが、意外と面倒ではありません。解体業者に任せてしまえばおしまいなのでとても便利です。知識として、ディーラーや自分自身ででもできるということを覚えておいても良いかもしれません。
業界のサービスの質も向上していますので、廃車でお悩みの方は解体業者に相談されてみるのも良いでしょう。