目の肥えたユーザーも満足なアウディA3セダン!買取市場では高値をキープ?

正統派のアウディA3セダンは、扱いやすいサイズ感とどんなシーンにも馴染む使い勝手の良さが、高く評価されています。しかしその高い評価は買取相場にも反映されているのでしょうか。今回はA3セダンの買取相場について検証します。

A3セダンの特徴

小さな高級車というコンセプトを持ったA3の異なるボディタイプとして、A3セダンが登場したのは2014年でした。セダンらしいフォーマル感や落ち着きがあり、A3独自の使い勝手の良さも兼ね揃えていて、狭い道が多い日本では程よいサイズ感も受け入れられやすい特徴を持っています。

価格もアウディ車の中ではお手頃なので、普段使いの車として気軽に購入を検討しやすく、日本でもユーザーが徐々に増えています。コンパクトセダンではありますが、室内のゆとりや上質さは、他の高級車にも引けを取らない仕上がりで、スポーティな走行性能も持っています。

さらに、クルマと対話することができる最先端のバーチャルコックピットや先進技術が惜しみなく注ぎ込まれた安全性能により、次世代型の車と言える技術を体感することができます。

A3セダンは、どの場所に乗りつけても全く恥ずかしくないフォーマル感と、アウディならではのスポーティな個性を両立させている車です。

A3セダンのデザインについて

A3セダンのプレミアム感は、デザインに対する強いこだわりから生まれています。高い製造技術によって生まれたシャープなプレスラインは、派手なデザインではありませんが、ボディラインが完璧に計算されています。

ワイド&ローのプロポーションと、まるでクーペのような美しいルーフラインは、ワンランク上のセダンと比較しても遜色ない存在感を持っています。アウディの特徴とも言えるシングルフレームグリルとヘッドライトは、シャープなデザインに昇華し、グレードによって異なる個性も見せてくれます。

インテリアも先進性と上質さを両立したデザインで、ドライブへの期待感を煽ってくれます。手のひらで感じられるステアリングシステムの精度も高く、身体を正しい姿勢に導いてくれる上質なシートは、同乗者にもストレスを与えません。

A3スポーツバックとA3セダンは重量バランスが異なりますが、単純にプラットフォームを共有しているのではなく、細かに設計変更を行なっています。その結果、それぞれが上質かつスポーティなデザインを妥協なく実現しているのです。

A3セダンのボディサイズ

続いては、A3セダンのボディサイズをご紹介します。

  • 全長:4,47m
  • 全幅:1,8m
  • 全高:1,38m~1,41m

A3セダンとA3スポーツバックを比較すると、全長と全幅はA3セダンの方が大きく、全高はA3スポーツバックの方が大きくなっています。その差はわずかなものではありますが、A3セダンはボディタイプの特徴を活かして、室内空間のゆとりや走行時の静粛性に優れるメリットがあります。

後部座席においても足元にスペースが確保されているので、成人男性が乗車しても快適なドライブを楽しむことができます。

A3セダンの燃費性能

A3セダンには高効率・高出力が特徴なTFSIエンジンが搭載されています。1.4Lと2.0L(マイナーチェンジ前は1.8L)の排気量が異なるエンジンを選択することができますが、それぞれ低速域から力強い推進力を持ち、快適なドライブへと誘ってくれます。

TFSIエンジンは環境性も高く、低燃費かつ低排出ガス性能も特徴な、次世代型エンジンだと言えます。A3セダンのカタログ燃費は、16.0~19.5km/Lとなっています。

燃費には車重も大きく関わってきますが、A3セダンのボンネットには軽量なアルミが使用され、ボディシェルには、薄くても強度の高い超高張力鋼板がふんだんに使用されています。

組み立てにはレーザー溶接を始めとする最先端の溶接・接着技術が投入され、最高の精度と強度を追求しています。そして車重の軽量化にも成功しているため、結果的に燃費の向上にも繋がっています。

A3セダンの買取相場

続いてはA3セダンの最新買取相場をご紹介します。

  • 2017年式 (平成29年)<A3セダン1.4TFSI>ブラック系
    走行距離 2.0万km 新車販売価格311.0万円 参考買取価格233.2万円 残価率74%

年式を考えると走行距離が若干多いようにも見えますが、人気グレードで追加オプションも豊富だったため限界に近い買取価格となっています。

  • 2017年式 (平成29年)<A3セダン2.0TFSIクワトロ>ホワイト系
    走行距離2.0万km 新車販売価格417.0万円 参考買取価格196.7万円 残価率47%

先にご紹介した車と状態は近いものがありますが、人気グレードでないため残価率が大きな差が出てしまいました。輸入車を得意とする販売業者であればもう少し買取価格が上がったかもしれません。

  • 2014年式 (平成26年)<A3セダン1.4TFSIシリンダーオンデマンド> ブルー系
    走行距離3.0万km 新車販売価格374.0万円 参考買取価格142.2万円 残価率37%

ブルー系はヨーロッパで人気の高いボディカラーです。海外への販売ルートを確保している買取業者であればそういったニーズも加味して、高価買取の可能性も出てきます。

A3セダンの人気グレードと残価率

A3セダンは、1.4Lと1.8L(2017年のマイナーチェンジ以降は2.0L)と排気量の異なるエンジンで、それぞれ基本グレードと上級グレードに分類されます。

5ドアタイプのA3スポーツバックは、1.4TFSIという基本グレードの人気が圧倒的に高い傾向にありますが、A3セダンもそのコストパフォーマンスの高さから、1.4TFSIが人気を集めています。

基本グレードと上級グレードの新車価格は、30万円程度の差がありますが、もともと小さな排気量で本格的な走りを体感できる車なので、1.8L(2.0L)のグレードはあまり人気が高くない傾向にあります。その差は、買取相場にも顕著に現れますので、残価率を考慮するのであれば、1.4TFSIがオススメです。

ただし、日本の市場においては、輸入車のコンパクトセダンはあまり人気が高くありません。A3セダンの売れ行きも厳しく、中古車マーケットでの流通量も少ない状況です。

ただA3セダンの中古車を購入したいと考えているユーザーは多く、A3セダンの中古車価格は比較的高値を維持しています。特に、登録から3年以内の車であれば、国産車ともリセールバリューに差のない状況です。

1.8L(2.0L)のグレードは新車価格が高額なので、その分買取価格も高くなっています。人気グレードと比較すると残価率では劣りますが、高額で買い取ってもらえるのは、1.8L(2.0L)のグレードや特別仕様車である傾向が見られます。

A3セダンをより高額に買い取ってもらうポイント

続いて、A3セダンをより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。

人気のカラー

A3セダンでは、下記のボディカラーを選択することができます。

  • アイビスホワイト
  • コスモスブルーメタリック
  • フロレットシルバーメタリック
  • グレイシアホワイトメタリック
  • モンスーングレーメタリック
  • ミトスブラックメタリック
  • タンゴレッドメタリック
  • マコウブルークリスタルエフェクト

A3セダンの人気色は、アイビスホワイト・グレイシアホワイトメタリックなどのホワイト系や、ミトスブラックメタリックのブラック系となります。

ホワイト系は優美で上品な印象を与え、ブラック系は存在感に迫力を増すことができます。見る人の印象は全然異なるボディカラーですが、A3セダンの中ではおよそ半数のユーザーが選択しています。

他のボディカラーも手入れがしやすく、A3セダンのデザインを引き立てる色合いですが、リセールバリューにはボディカラーの人気度も関わってきます。

高額に買い取ってもらうことを考えるのであれば、人気色であるホワイト系・ブラック系のボディカラーを選択することをオススメします。

人気のオプション

A3シリーズでは、パッケージオプションを搭載した車は、高価買取をされる傾向にあります。A3セダンでは、コンビニエンスパッケージというオプションが人気で、査定額にも反映されやすいです。

コンビニエンスパッケージには、下記の4つのオプションを追加することができます。

  • デラックスオートマチックエアコンディショナー
  • アドバンストキー
  • アウディパーキングシステム
  • リヤビューカメラ

デラックスオートマチックエアコンディショナーは、太陽光を自動感知し、室温・風量・風流などを自動調整してくれ、運転席と助手席でもそれぞれ好みの温度に調整することが可能な機能です。

そして、アドバンストキーは、エンジンの始動やドアの開閉が非常に楽な機能です。アウディパーキングシステムやリヤビューカメラは、駐車時の操作をサポートし、後退時なども安全性を高めてくれます。

まとめ

今回は、A3セダンの買取情報をご紹介しました。A3セダンは歴史の浅い車ですが、プレミアムコンパクトカーであるA3シリーズの伝統がしっかりと受け継がれた車です。車業界全体の動向を見ると、セダン車の売れ行きが厳しい時代ですが、今後買取市場でもますます存在感を高めてくることでしょう。