特徴から見る車のリセールバリュー【国産メーカー別】

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車のリセールバリューに影響する要因は色々あります。年式や走行距離、エクステリアやインテリアの程度、そして車種。人気車種であれば高いリセールバリューがつくことがあります。

人気車種になる要因のひとつにメーカーの特徴があります。安心感があるメーカー、モータースポーツに力を入れているメーカー、環境に配慮したメーカーなどなど。

ここでは、国産メーカー別特徴をご紹介しながらリセールバリューはどうなのかをお話ししていきます。

トヨタ

国内シェアNo.1

トヨタは、言わずと知れた国内シェアNo.1の自動車メーカーです。2019年の1~9月累計では普通車で45.2%とダントツのシェアを誇っています。世界規模で見ても第3位のシェアを確保しており、2018年の売上高では30.8兆円でトップのフォルクスワーゲンに僅差の30.2兆円で第2位というとてもスケールの大きな自動車メーカーです。

ハイブリッドカーの先駆者

トヨタが1997年に発売した「プリウス」は、日本初の世界初の量産ハイブリッドカーです。トヨタはハイブリッドカーの先駆者と言えます。プリウスは20年以上販売され続けており、時代とともにハイブリッド技術を向上させています。ハイブリッドカーと言えば「プリウス」と多くの人が連想するくらい、トヨタのハイブリッド技術は優れています。

このハイブリッド技術はレース業界でも活かされており、世界的に有名なル・マン24時間耐久レースに出場しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」は2018年に悲願の総合優勝を達成しました。日本車でのル・マン総合優勝は1991年に総合優勝したマツダ787B以来となります。

高い信頼性

トヨタ車は多くの人に指示されているのですが、その大きな理由は「高い信頼性」にあります。車も機械ですから、トヨタ車と言えど初期不良や故障が無いわけではありません。しかし、その数字はとても低く「丈夫で長持ち」というイメージは実績から来ています。

リセールバリューについて

トヨタ車のリセールバリューは、全体的に高くなっています。これはトヨタの特徴である「高い信頼性」によるものでしょう。最近ではプリウスやシエンタなど奇抜なデザインを採用しているものもありますが、多くの車種のデザインは万人に受けやすいデザインを採用しているところにもあります。

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日産

最先端技術が満載

「技術の日産」というキャチコピーが有名な日産。最近では、その高い技術力で最先端技術を搭載した車種の販売が目立ってきています。車を駐車するときに自車を真上から見ている様にモニターに映す「インテリジェント アラウンドビューモニター」や、最近ではエンジンは発電専用でモーターのみで走行する「e-POEWR」や世界初の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」が話題となっています。

電気自動車の先駆者

日産「リーフ」は、最近の電気自動車ブームの火付け役と言えるでしょう。リーフは国産初の電気自動車ではありませんが、発売された2010年から約10年近く販売され続けています。2017年にフルモデルチェンジした2代目では、ガソリン車やハイブリッド車と変わらない航続距離を実現しています。電気自動車は今後、主力になっていくでしょう。日産は時代を先読みし、高い技術力でいち早く実現させています。

人気のスポーツカーを多数製造

日産のスポーツカーと言えば「GT-R」でしょう。初代のスカイラインGT-Rは、日本ツーリングカーレースにおいて不滅の50連勝を達成した名車です。現在はスカイラインから分かれて「日産GT-R」となりましたが、今でもモーターレースで活躍し、国内はもちろん海外でも人気があります。GT-R以外には、フェアレディZや過去にはシルビアや180SXといったFRスポーツがとても人気でした。

リセールバリューについて

最近の日産車は、先進技術が搭載されていることによりひと昔前よりはリセールバリューが良くなっています。特にスポーツカータイプでは、プレミアがつく車種が多く絶版となった車種ほど程度が良ければ当時の新車価格以上になることもあります。

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ホンダ

普通車・軽自動車は自社製造

ほとんどの国産自動車メーカーは、他の自動車メーカーとOEM供給(他社の車を自社ブランドで販売する)という形で結ばれる中、ホンダだけは販売している普通車・軽自動車を自社製造のみとしています。また自社の車を他社へOEM供給もしていません。国産メーカーで唯一、独自路線を貫いている自動車メーカーです。

走行性能を意識した車づくり

ホンダ車の特徴と言えば、気持ちよく高回転まで回るエンジンです。ホンダは二輪車の製造・販売からスタートした企業で、バイクのエンジンは高回転型のため、その流れを汲んでいるのではないでしょうか。一部のスポーツカータイプを除いてエンジンはNA(自然吸気)タイプ、駆動方式はFF(前輪駆動)をほとんどの車種で採用しています。

足回りは比較的固めのセッティングがされており、普段使いでは乗り心地がちょっと固い感じになりますが、山道などのワインディングロードでは安心して気持ちよく走行させることができます。日本国内屈指の国際サーキットである鈴鹿サーキットを作ったホンダだけに、スポーツカーのみならず全ての車において走行性能を意識した車づくりをしています。

F1で大活躍

ホンダのモータースポーツ活動において「F1」での活躍は有名です。その歴史は古く、1964年に日本製マシンを初めて出場させたのがホンダです。1988年には、アラン・プロストとアイルトン・セナがドライブするマクラーレン・ホンダが16戦中15勝と驚異的な記録を打ち立てました。

2019年現在はレッドブルとトロロッソにエンジン供給しており、コンストラクターズランキングでレッドブルが3位、トロロッソが6位と大健闘しています。

リセールバリューについて

人気車種のリセールバリューには期待ができる状況です。特にハイブリッド車のリセールバリューが高くなっています。具体的車種としては、ヴェゼルハイブリッドやフィットハイブリッドです。そして軽自動車で人気No.1のN-BOXは軽自動車の中ではトップのリセールバリューとなっています。

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マツダ

鼓動デザインが大ヒット

現在のマツダ車の大きな特徴のひとつにデザインがあります。2012年以降に採用した「魂動デザイン」がユーザーに受けて大ヒットしています。今ではマツダ車の象徴となっています。また、ボディーカラーは「ソウルレッドプレミアムメタリック」という特別色が一番人気となっています。

クリーンディーゼルエンジン

マツダが推し進めている「SKYACTIV TECHNOLOGY」の中で、マツダが新開発したクリーンディーゼルエンジンが人気です。環境問題によりディーゼルエンジンは「悪」というイメージを持たれたのですが、マツダのクリーンディーゼルの登場で一気にディーゼルエンジンのイメージを変えました。今では多くの自動車メーカーがクリーンディーゼルエンジンを開発・採用するようになっています。

ル・マン24時間耐久レースで優勝

マツダが唯一製造していたロータリーエンジンで、世界的に有名なル・マン24時間耐久レースに参戦していました。そして1991年に日本車として初の総合優勝を果たしました。これにより耐久性がないと言われていたロータリーエンジンの耐久性の高さとマツダの技術力を証明することとなりました。

リセールバリューについて

魂動デザイン採用以前のマツダ車ではリセールバリューはそれほど高くない印象です。しかし、2012年以降の魂動デザイン採用モデルでクリーンディーゼル搭載車は人気があり高いリセールバリューが期待できます。

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スバル

運転支援システムのパイオニア

スバルが開発した「アイサイト」は現在の運転支援システムの発展に大きく影響したと言えるでしょう。「アイサイト」とは、フロントにカメラが設置され前方の人や車を感知し、自動でブレーキをかける、高速道路において先行車に追従走行する、走行車線からはみ出さないようにする、誤発進を抑制する、などの安全運転を支援するものです。アイサイトの採用によりスバル車の人気はさらに高まったと言えるでしょう。

水平対向エンジンと4WD

スバル車の特徴は水平対向エンジンと4WD(スバルはAWDと表現)の採用です。水平対向エンジンはOEM車を除いて全車種に採用されています。これはスバルの前身は中島飛行機という航空機メーカーで、ピストンが向かい合う星形エンジンを作っていたことからです。また水平対向エンジンは国産メーカーではスバルのみが製造しています。4WDはトヨタと共同開発した「BRZ」以外の全車種に採用されています。

熱狂的ファン「スバリスト」の存在

どこの自動車メーカーにもファンが存在しますが、スバルのファンはとても熱狂的です。スバルファンのことを「スバリスト」と呼ぶのですが、日本国内はもちろん、海外にも「スバリスト」は多数存在します。スバルの中でも人気が高いレガシィとインプレッサの登場でスバリストはさらに増えて若い層も増えました。

スバルは自動車メーカーとしては大きくないですが、スバリストのような熱狂的ファンがスバルを支えていることでスバルの売上や販売台数は好調のようです。

リセールバリューについて

スバル車は、水平対向エンジンと4WDという特殊性があるためリセールバリューはどこで買取してもらうかで左右されることがあります。インプレッサやWRXなどで発売された一部の限定モデルではプレミアがついてかなり高いリセールバリューが期待できるでしょう。

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三菱

SUVが得意分野

三菱の代名詞的な車と言えば「パジェロ」ではないでしょうか。初代が1982年に発売されてから実に40年近く販売され続けました。その流れを受けて三菱の得意分野はSUV車やミニバンであり、それらを中心に車種をラインナップしています。

過去にはパジェロや「ランエボ」と呼ばれたランサーエボリューションなどの人気車種が存在しましたが、現在のラインナップはパジェロが2019年8月31日でサイトから削除されており、SUVで3車種、ミニバンで1車種、コンパクトカーで3車種、軽自動車で3車種とライバルに比べて少なく、これと言った人気車種も存在していません。

リセールバリューについて

三菱車全体で見ればリセールバリューは高くない印象です。しかし、デリカD:5はリセールバリューが高い傾向にあります。ミニバンの中でもオフロード寄りの作りのため、国内のファンのみならずアフリカや中東諸国など舗装されていない道路が多い国で人気があるためです。

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スズキ

軽自動車のイメージだが普通自動車も豊富

スズキは軽自動車のイメージが強い通り、軽自動車に強い国産自動車メーカーです。軽乗用車だけで11車種ものラインナップを揃えています。しかし、普通自動車も同じく11車種をラインナップしています。スズキは意外と普通自動車にも力を入れていることがわかります。

さらにハイブリッド仕様車も同じく11車種をラインナップしています。スズキはハイブリッドにも力を入れていることがわかります。ハイブリッドシステムは、モーターでアシストする「マイルドハイブリッド」という独自技術が採用されています。さらに、アイドリングストップシステムや新軽量衝撃吸収ボディ「テクト」の採用により低燃費を実現しています。

リセールバリューについて

スズキ車でリセールバリューが高い車といえばジムニーでしょう。ジムニーは根強い人気でファンも多く、ジムニー専門に扱う中古車販売店もあるほどです。オフローダーという性格上、トランスミッションはMT(マニュアルトランスミッション)の方が人気高となっています。その他にはワゴンRやラパンも人気があり高いリセールバリューが期待できそうです。

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ダイハツ

軽自動車メインで製造

ダイハツは、スズキと人気を二分する国産軽自動車メーカーです。軽自動車のラインナップは10車種と豊富にそろっています。普通自動車は4車種と軽自動車より少なく、その多くはトヨタからのOEM供給なので、ダイハツは軽自動車メインの自動車メーカーと言えるでしょう。

リセールバリューについて

ダイハツ車で比較的リセールバリューが高い車種は、コペン、タント、ウェイクになります。もし、ダイハツ車でリセールバリューを意識して購入するなら、この3車種がおすすめでしょう。

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まとめ

国産メーカー別特徴とそこから見えてくるリセールバリューについてお話しました。メーカー自体に人気と信頼があればリセールバリューが高くなる車種もあれば、その車種自体が大人気でリセールバリューが高くなる車種、一部のファンに対してのみリセールバリューが高くなる車種などいろいろありました。

これから車の購入をお考えならば、リセールバリューも気にかけておけば乗り換えとなった時に損がありません。もし、今の愛車を買取に出そうと思っているなら、この記事を参考にしてどこに買取に出すかを考えてみても良いでしょう。

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