ユニークなデザインで世間を驚かせた日産ラシーン!買取での評価は?

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90年代のRVブームの波に乗り、斬新なデザインで注目を集めたラシーン。「ラシーン、発進!」という遊び心の詰まったTVCMを覚えている人も多いでしょう。

日産のユーモアが詰め込まれたラシーンは、2000年の販売終了後も中古車市場で高く評価されいる1台です。そんなラシーンの買取事情について、詳しく紹介します。

古くても年齢問わずファンの多いラシーンの特徴

日産の可愛い車と言えば、パオやBe-1を思い浮かべる人も居ると思いますが、ラシーンもパオやBe-1を手掛けた坂井直樹氏によるデザインです。パオやBe-1と同じく、日産が特徴的な車を販売する商品企画の中で誕生したのですが、製造自体は日産では行わず、企画と販売は日産が行っていましたが、製造はパオやBe-1など特殊少量生産が得意だった高田工業で行われていました。

販売当初からレトロ感の雰囲気の強いラシーンなので、販売終了から18年経った現在でも、性別年齢国籍問わずラシーンの人気は根強いです。

1994年登場の日産クロスオーバーSUV

ラシーンは、レトロ感のある個性的なデザインですが、ベースとなった車は日産を代表する大衆車・サニーの4WDがベースで、全車4WDのコンパクトクロスオーバーSUVです。しかし面白い事に、サニーがベースになっているにも関わらず、サニーとの共通部品は殆ど無く、ラシーンと同じサニーをベースにしたパルサーとの共通部品がラシーンには多く利用されています。

パオやBe-1とハッキリと違う点は、ラシーンはコンパクトクロスオーバーSUVで、全グレードにフルタイム4WDが採用されているところです。1990年代の自動車業界は、丸みを帯びたデザインの車の人気が高く、ラシーンは時代と逆行した角ばったフォルムでしたが、それが逆に人気を集めていました。

背面タイヤの付いたコンパクトクロスオーバーSUVで、普通なら男性ユーザーからの指示が多そうですが、SUVらしからぬ可愛いデザインや低い車高で運転もし易い事から女性の指示も高かった珍しいSUVでした。1994年から販売が終了する2000年までの間、一度もフルモデルチェンジが行われなかったからこそ、変わらぬ外観が現在でも人気がある理由の一つかもしれません。

海外からも強い支持を受け高い買取が期待できる

ラシーンは、4WDのコンパクトクロスオーバーSUVと言う事で、国内のみならず海外でも人気の高い車です。特にレトロ車好きの欧州では、パオやBe-1と並んでラシーンも大変人気のある車になっています。

一般的なSUVとは違うので、輸出用としてアフリカや中東圏での需要は少なく、ファッション性を求めるイギリスやフランスでの儒湯が高いので、買取相場も車両の状態によっては高額で取引されています。

ラシーンの前期型と後期型の各グレード

ラシーンは、フルモデルチェンジが一回も行われなかったのですが、マイナーチェンジは1997年に行われています。1994年12月~1997年1月まで販売されたラシーンを前期型と言いまして、1997年1月~2000年8月まで販売されたラシーンを後期型と一般的には呼ばれています。

前期型と後期型の違いは、フロント周りのデザインが少し変更された事と、安全装備で全車SRSデュアルエアバッグ+ABSが標準装備された事です。また、1997年1月のマイナーチェンジでそれまでは1500ccエンジンしか設定されていませんでしたが、タイプⅢが廃止された代わりに1800ccエンジンを搭載したFTタイプⅡとFTタイプSの2グレードが追加されました。

1994年から1997年のラシーン

1994年12月からマイナーチェンジが行われた1997年1月まで、全車1500ccエンジンの4WDのみの設定で、タイプⅠ、タイプⅡ、タイプⅢの3グレードが用意されて販売されていました。

3グレードの諸元を比較してみますと全長、全高、車両重量の違いがあるのと、タイプⅠを基準に標準装備品が追加されていく度にタイプⅡ、タイプⅢとグレードが上がっていきます。また、1995年~1997年には特別仕様車として、タイプF、タイプL、タイプJが限定販売されましたので、各グレードの諸元と主な標準装備品を紹介します。

タイプI

ラシーンタイプⅠは、基本となるベースグレードで、SRSエアバッグ、チルト機構付パワーステアリング、パワーウィンドウ、エアコン、集中ドアロック、パワーアンテナ、フロント2スピーカーシステム、ツイングローブボックスなどが標準装備されています。

全長の3,980mmも全グレード中で最も短く、ルーフレールも無い為、全高の1,450mmも全グレードの中で一番低い高さです。1994年から1997年まで生産されたラシーンは、全タイプフルタイム4WD駆動のGA15DE型1500cc水冷直列4気筒DOHCが搭載されていて、最高出力105psを発揮します。

タイプⅡ

ラシーンタイプⅡは、タイプⅠの標準装備品に加えて一体型ラジオ付カセットデッキ、背面型スペアタイヤ、ルーフレール、14インチホイールキャップが追加で装備されています。

タイプⅢ

ラシーンタイプⅢは、タイプⅡの標準装備品に加えてフロントグリルガード、大型ガラスサンルーフ、フッ素樹脂塗装、14インチアルミホイールの装備が追加されて、タイプⅠやタイプⅡに比べて大変豪華な装備になっています。特に、大型サンルーフは中古車市場でも人気が高いので、買取に出す時は高額査定を狙う事が出来ます。

タイプF

ラシーンタイプFは、1995年8月にタイプⅠをベースにした特別仕様車として限定販売されました。タイプⅠの装備に加えて、ルーフレール、ウッド調メーターパネルが追加装備された、ボディカラーのブラックもタイプF専用となっています。ブラックカラーがラシーンには無かったので、タイプFも中古車市場や買取市場でも人気のグレードになっています。

タイプL

ラシーンタイプLは、1996年4月にタイプFと同じでタイプⅠをベースにした特別仕様車として限定販売されました。追加装備はタイプFよりも増えて、ルーフレール、背面型スペアタイヤ、ホワイトホイールキャップ、ボディ同色ドアミラー、タイプL専用ドアステッカー、タイプL専用シート、タイプL専用ボディカラー・アクティブレッドとなっています。

背面型スペアタイヤがつくだけで、ワンランク上のグレードに見える所や内装も専用シートなどでよりオシャレな雰囲気になっています。

タイプJ

ラシーンタイプJは、1996年9月にタイプⅠをベースにした特別仕様車として限定販売されました。同じタイプⅠをベースにした特別仕様車のタイプFやタイプLと大きく違う点は、安全面での強化でABSが追加装備された事と、便利アイテムとしてキーレスエントリーが装備されています。ボディカラーもタイプJ専用カラーで、プラチナシルバーが採用されました。

1997年から2000年のラシーン

前期型ラシーンが発売されてから3年目の1997年1月にマイナーチェンジが行われ、それまでの最上級グレードだったタイプⅢが廃止となりタイプSが誕生、新たに1800ccエンジンを搭載したFTタイプⅡとFTタイプSの2グレードが追加されました。また、このマイナーチェンジから全車SRSデュアルエアバック+ABSが標準装備となっています。

1997年~1998年には特別仕様車として、タイプA、タイプMが限定販売されましたので、後期型の各グレードの諸元と主な標準装備品を紹介します。

タイプI

後期型のラシーンタイプⅠは、前期型とボディサイズには変更が無いのですが、安全面での強化が行われてSRSデュアルエアバッグとABSが標準装備されています。便利装備では、電動格納式ドアミラーが装備されたのも後期型のラシーンタイプⅠからです。

タイプⅡ

ラシーンタイプⅡは、タイプⅠの標準装備品に加えて、ルーフレール、背面型スペアタイヤ、フロント・リア4スピーカーが追加装備されています。

FTタイプⅡ

ラシーンFTタイプⅡは、後期型から新たに追加されたグレードで、これまでのラシーンは1500ccエンジンの設定しか無かったのですが、1800ccのSR18DE型水冷直列4気筒DOHCが搭載された事で話題になりました。タイプⅡの標準装備品に加えて、アテーサフルタイム4WDの採用とホワイトメーター、ヘリンボーンモケットシートが追加装備されました。

FTタイプS

ラシーンFTタイプSは、FTタイプⅡの標準装備品に加えて、フロントグリル一部グレーカラー、バックドアUVカット断熱グリーンガラス、リア&リアサイド熱反射ハーフミラーグリーンガラス、15インチアルミホイール、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、本革巻きパーキングレバーが追加装備されています。

FTタイプⅡと比べて、本革巻きパーツが装備されてインテリアの雰囲気がかなり豪華になっていますが、中古車市場では低年式車の本革パーツは経年劣化でハゲてボロボロになっている物があるので、敬遠される場合があります。

タイプA

ラシーンタイプAは、1997年12月にタイプⅡをベースにした特別仕様車として限定販売されました。タイプⅡの装備にキーレスエントリー、タイプA専用シート、UVカットガラスが追加されています。

タイプM

ラシーンタイプMは、1998年5月にタイプAをベースにした特別仕様車として限定販売されました。タイプAの装備に、ホワイトウッド調パネル、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、本革巻きパーキングレバー、カラードセンターキャップ、一体型CD+ラジオ付デッキの装備が追加されています。1500ccグレードの中では一番装備が充実している特別仕様車です。

タイプS

ラシーンタイプSは、最上級グレードFTタイプSの1500ccバージョンと思って頂けたら分かり易いかもしれません。主な装備品は、フロントグリル一部グレカラー、キーレスエントリー、14インチアルミホイール、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、本革巻きパーキングレバーなどで1500ccの最上級グレードの位置付けです。

ラシーンの最新の買取相場

ラシーンの最新の買取価格は以下の通りです。

<1.5タイプ S 4WD>
2000年(平成12年)式 カラー:ブルー
走行距離:6.0万km新車価格:224.4万円 買取価格:7.0万円 残価率:約3%

<1.5タイプ Ⅱ 4WD>
1998年(平成10年)式 カラー:ブルー
走行距離:7.0万km新車価格:138.0万円 買取価格:16.5万円 残価率:約11%

<1.8ftタイプ Ⅱ 4WD>
1997年(平成9年)式 カラー:ホワイト
走行距離:9.0万km新車価格:212.0万円 買取価格:14.5万円 残価率:約6%

値がつかなかったラシーンの特徴

買取値が付かないラシーンは、よっぽど状態が悪い他ありません。外装の凹みや傷なら少し手を入れるだけで済みますが、ボディ全体が色褪せをしてしまっている場合は、全塗装するしか方法が無い為、買取値が付かない場合があります。

又、室内もシートの破れや内装に割れている場合は、買取評価が下がってしまうので、思うような買取値が付きません。すでに生産が終了している人気車種なので、買取値が付かないラシーンの場合は、部品取りとして売却する事が出来ます。

年式の古さ

ラシーンは、販売開始されてからは今年で24年経ちますし、販売が終了した2000年からも今年で18年が経ちます。さすがに20年落ちの車ですから年間走行距離が1万kmと考えても、20万km前後は走っている計算になります。

10万km時でもメンテナンスにかなり手が掛かるのですが、20万kmともなると車の部品全てを交換しなければいけない程、大掛かりなメンテナンスが必要です。20万kmは大げさかもしれませんが、逆に新車から20年以上経つ車で、走行距離が8万kmだったとしたらどうでしょう?

走行距離が少ないのも、定期的に動かしていなかったとも考えられるので、定期的に動かしていた20万kmのラシーンよりも部品の劣化が激しく、メンテナンスをしていたかどうかが大切になります。年式の古さや走行距離の多さだけではなく、低年式車で走行距離が少ないのも不調の原因となるので、新車から現在に至るまでの整備記録簿の存在が重要になってきます。

車両の状態が非常に悪いのにも関わらず、走行距離が異常に少ないラシーンで、整備記録簿がない場合は、メーター改ざんの恐れがある為、買取値が付かない場合があります。値が付かなかった低年式のラシーンは、年式相応の内装・外装・エンジンの状態で、走行不能な状態だったと考えれらます。

ボディと内装の劣化

ラシーンの人気カラーでもあるライトブルーは、塗装が弱いボディカラーなので、殆どの車で色褪せをしてます。

特にフロントグリル、ワイパーアーム、背面タイヤのステー、ルーフレール、直射日光や酸性雨に晒されたルーフやボンネットの色褪せが特に目立ちます。

色褪せはバフで磨く事でいくらか復活しますが、過去に何回もバフ掛けしたラシーンだと、塗装がかなり削られている為、磨くのにも限界があります。バフ磨きで誤魔化すくらいなら、新車と同色の全塗装を行ったラシーンの方が買取相場が良いのもラシーンの特徴です。

外装の色褪せが酷く、内装もインパネのメクレやシートのヘタリなどで補修や部品交換が必要なラシーンは、購入後に多額な費用が掛かるので、採算が取れないと判断して買取値が付きません。

ラシーンを高く買い取ってもらうには

ラシーンを高く買い取ってもらうには、過走行車でもエンジンの不調が無く、内装や外装の状態が良い車両なら高額で買い取ってもらえます。又、カスタマイズされているラシーンは特に良い条件で買取の取引が行われています。最近でもTVドラマや映画などで使用されるほどファンの多いラシーンなので、状態さえ良ければ高額査定を狙う事が出来ます。

ラシーンの人気カラーは【ドラえもんカラー】?

ラシーンは、ドラえもんカラーと呼ばれたライトブルーが人気色でしたが、一般的なの車では、ホワイトとブラックが人気カラーに挙げられますが、タイプFが発売されるまでラシーンにはブラックの設定が無く、ライトブルーとホワイトに人気が集中しています。

他でもベールグリーンやイエローにサンドベージュなど、自動車には珍しい雑貨にあるようなカラー展開が女性受けをした理由かもしれません。

ラシーンの人気グレードはタイプA

ラシーンの人気グレードは、発売当初はタイプⅡが人気で、前期型の後半になると車両価格は据え置きで、装備が充実した特別装備車に人気が集まりました。後期型では、タイプⅡをベースにキーレスエントリーや専用シートなどの装備が追加されたにも関わらず、車両価格がベースのタイプⅡより¥70,000近くも安く販売されたタイプAの人気が高かったです。

タイプAの発売から5ヶ月後には、人気グレードのタイプAをベースにホワイトウッド調パネル、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、本革巻きパーキングレバー等の装備が追加されたタイプMも人気を集めました。

走行距離10万キロ以上でも買取可能な場合とは?

ラシーンは、販売が終了してから18年も経った車ですから、走行距離が10万kmを超えているのが普通です。とは言え、低年式で10万kmを超えた車は買取相場が付かないのも普通ですが、ラシーンの場合はフルモデルチェンジが無い車で、元々レトロ調なフォルムで10万kmを超えていても状態の良いラシーンは高値で取引が行われています。

特にレトロ調にカスタマイズされたラシーンや、純正の形をそのままにレストアされたラシーンも高値で買取取引が行われています。レストアをするには膨大な金額が掛かりますし、安いラシーンを購入してレストアをする事を考えると、多少値段が高くてもレストア済の中古車を狙うユーザーが多い事もうなずけます。

レストア済やエンジン載せ替え、エンジンオーバーホール済のラシーンは走行距離が10万kmを超えていても高額で取引が行われています。

ラシーン買取専門店は高額買取してくれるか

ラシーンは、その独特なスタイルから生産終了して18年も経つ現在でも、中古車市場ではパオやBe-1と同じで大変人気のある車種となっています。特にカスタマイズやレストア済の状態の良いラシーンは、買取市場でも高値で取引が行われていますし、一般的な買取専門店よりもラシーン専門に扱っている専門店の方が良い条件で買取査定を行ってくれます。

一般的な大手買取専門店は、査定相場表や自社での買取相場実績から査定金額を弾きますが、ラシーン専門店では自社で小売りが出来る状態に修理やカスタマイズを行う為、一般的な相場よりも良い条件で買い取ってくれます。

ラシーン専門店の立場だと、業者オークションで仕入れると落札手数料や陸送代がかかる為、少し高くても直接お客様から買い取った方が、新鮮なラシーンを購入する事が出来る為、高額査定を可能にしています。

ラシーン専門店は、買取では無く仕入れとして考えている為、高額買取を望んでいるならラシーン専門店のトップ・ラシーンとラシーン館をオススメします。

TOP RASHEEN

トップ・ラシーンは、一般的な査定に加えて、オプション品やカスタムパーツの付加価値を見つけ出して査定を行ってくれます。
買取金額にはマニュアルは無く、豊富な知識で大手には付けられない高額買取をしてくれます。

TOP RASHEEN:http://www.toprasheen.com/tradein.html

RASHEEN KAN

ラシーン館は、カスタマイズやレストアを得意にしているラシーン一筋の専門店です。

ラシーン館:http://www.e-rasheen.com/onlyone.html

まとめ

ラシーンの買取について紹介してきましたが、新車発売から24年も経つ大量生産された車に、多くの専門店が存在するほど人気がある車種は、国産車の中では珍しい事です。

ラシーンは、生産終了してしまった車なので、需要はあっても供給はありませんし、今後台数がどんどん減って行くので状態が良いラシーンは宝物のように価値が上がる可能性を秘めています。買取に出す場合、車両の状態に自信が有っても無くてもラシーン専門店へ出す事をオススメします。

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