自動車の譲渡証明書が必要なときは?書き方と注意点も知っておこう

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自分が乗っていた自動車を下取りや買取で手放す場合や、家族や友人・知人に譲り渡す場合、家電商品やおもちゃのように売るだけや譲るだけでは済みません。自動車を売ったり譲ったりする場合には「譲渡証明書」という書類を用意する必要があります。

自動車をディーラーや買取店などに売る場合なら、業者が用意してくれることがほとんどですが、個人的に売買したり譲渡する場合は、自分自身で譲渡証明書を用意しなければなりません。ここでは、自動車の譲渡証明書について詳しくお伝えします。

自動車の譲渡証明書とは?

自動車の譲渡証明書は、「どの自動車」を「誰が」「誰に」譲るのかを証明するための書類です。譲渡証明書には「車名」「形式」「車体番号」「原動機の型式」「譲渡年月日」「譲渡人および譲受人の氏名又は名称および住所」「譲渡人印」を正確に記入し捺印します。

この譲渡証明書が偽りでないことの証明をするため、譲渡人となる旧所有者の譲渡人印には「実印」での押印が必要となっています。

自動車の譲渡証明書が必要なときはいつ?

売買や譲渡によって自動車の使用者や所有者が変わる場合、陸運支局または自動車検査登録事務所に出向いて手続きをする必要があります。使用者が変わるだけの場合は「変更登録」で、所有者も変わる場合は「移転登録」の手続きを行います。

この所有者も変わる場合の「移転登録」のときに、譲渡証明書が必要になります。またそれは、普通自動車の場合です。

移転登記に必要なものと入手方法

1.自動車検査証(車検証)

自動車のダッシュボードなどに保管されています。

2.申請書

運輸支局の窓口、あるいはホームページからダウンロードして入手します。

3.手数料納付書

運輸支局の窓口で入手します。

4.検査登録印紙

運輸支局構内の売店などで購入して入手します。

5.旧所有者の印鑑証明書

旧所有者の市区町村役所で入手します。発行後3か月以内のものが必要になります。

6.新所有者の印鑑証明書

新所有者の市区町村役所で入手します。発行後3か月以内のものが必要になります。

7.ナンバープレート

管轄が変更になるような場合や同時にナンバープレートを変更したいときには必要

8.譲渡証明書

運輸支局の窓口、あるいはホームページからダウンロードして入手します。新旧所有者を記入して旧所有者の実印を押印しておきます。

※旧所有者の実印

旧所有者本人が手続きする場合です。

代理人による申請の場合は、旧所有者の実印を押印した委任状が必要になります。車検証の記載内容と現住所や氏名・名称が変わっている場合は、変更内容の確認ができる書類(住民票や戸籍謄本など)も必要です。

※新所有者の実印

新所有者本人が手続きをする場合です。

代理人による申請の場合は、新所有者の実印を押印した委任状が必要になります。

譲渡証明書が必要ない場合もある

譲渡証明書は、普通自動車において移転登録の手続きをするときに必要となります。

例えば、親の自動車を子供が使用する場合で、所有者は変更せず使用者を変更するだけの場合は「移転登録」手続きではなく「変更登録」手続きとなります。そのため譲渡証明書は必要ありません。

また軽自動車の場合も、譲渡証明書は必要ありません。

自動車の譲渡証明書の入手の注意点

譲渡証明書は、運輸支局や自動車の販売店で入手することができます。もしくは、国土交通省のウェブサイトからダウンロードして入手することも可能です。

譲渡証明書のフォーマットは最新のものが必要になりますので、陸運支局か国土交通省のウェブサイトで入手すれば間違いないでしょう。自動車の販売店やどこかのウェブサイトからダウンロードする場合は、古い場合がありますので注意しましょう。

自動車の譲渡証明書の書き方

譲渡証明書の「車名」「形式」「車体番号」「原動機の型式」の項目は、自動車に関する情報なので、車検証を見ながら記入しましょう。

国土交通省のウェブサイトに、譲渡証明書の記載例がありますので、それも見ながら記入や捺印をすれば間違いないでしょう。

まとめ

ディーラーや買取店などの業者に下取りや買取をする場合は、業者が譲渡証明書を用意してくれ、記入方法も教えてくれるので悩むことはないでしょう。自分自身で個人的に普通自動車の売買や譲渡を行うときに、この記事を参考にしてください。