XVの売り時は?買取査定や中古車価格も上々な都会派コンパクトSUV

XVは、世界的な人気を誇るコンパクトSUVで、高値での買取りが期待できる車です。SUVは、現在、世界の自動車市場でもっとも人気のあるジャンルで、XVが競合するクラスはライバル車が目白押し。トヨタC-HRにホンダ ヴェゼル、マツダCX-3といった強敵がひしめいており、人気車とはいえ、厳しい査定額がつけられる不安もあります。

XVをより高く売るためには、どうすればよいのか?買取相場の状況や中古車の価格、車の特徴や人気の秘密など、都会的でおしゃれなSUV、XVについて解説します。

インプレッサをベースにしたSUV スバルXVの特徴


XVは、2010年に登場した、スバルの小型車<インプレッサ>をベースにしたSUVです。インプレッサの派生モデル、<インプレッサXV>として発売された初代モデルは、通常の乗用車を元にクロカン4WD風に仕立て上げた、今流行りのクロスオーバーSUV。XVは、2012年にフルモデルチェンジされ、<スバルXV>となります。

XVは 米国市場で月に1万5,000台を販売!

2017年5月に、現行型の3代目XVが登場。3代目のベース車は5代目のインプレッサですが、まるでXVのためにデザインされたような武骨なスタイリングが魅力。直噴化された2,000cc水平対向エンジンにより、軽快でスムーズな走りを実現し、新車は月2,500台を手堅く販売する人気車です。XVの主力市場となるアメリカでは、月に1万5,000台を売る大ヒットモデルです。

XVは手ごろに乗れる小型SUV

XVは、比較的リーズナブルな価格から、手ごろなSUVとして、中古車市場でも高い人気を誇ります。スバルには、SUVの上級モデルとして大人気の<フォレスター>があり、1970年代の<スバル レオーネ>の時代から続く4WDの伝統から、XVは多くのユーザに支持されています。

立体駐車場が利用できる工夫

オフロード走行時に重要な最低地上高が、200mmと高めに設定されたXVは、キャンプ場や河原といった悪路を走行する際に威力を発揮。それに対し、高さを低く抑えたボディスタイリングで、全高は1,550mmと立体駐車場を利用でき、使い勝手に優れたSUVです。

現在のXVの相場は横ばいか値上がり傾向


XVの現在の相場は、ほぼ横ばいもしくは値上がり傾向にあります。特に現行型3代目の人気は高く、最上級グレードの2.0i-Sアイサイトでは、買取時の残価率が111%と、新車の車両本体価格より高値がついたケースも。現行型スバルXVは、中古車市場で200万~260万円という新車並みの値段で販売されており、非常に人気が盛り上がっています。

4WDでありながら都市部でも人気

XVは、高性能な電子制御4WDシステムを搭載し、コンパクトSUVの中では悪路走行を意識した車ですが、オフロードを走らない都会派ユーザーにも人気です。その理由は、押しの強いボディのデザインや、車高が高い4WD車のイメージを、とてもおしゃれだと感じているからです。

普通のコンパクトカーに乗るよりも、SUVの方が街中で目立つしカッコいいと、スバルXVは、流行に敏感な都会人たちの視線を集めています。

燃費が良くなった!

かつて、スバルの車は燃費が悪いというイメージがあり、特にターボエンジンの<インプレッサWRX>は、実燃費が7.84km/Lとガソリン代のかかる車でした。最近のスバルは燃費性能の向上に力を入れており、XVに搭載される直噴2,000ccボクサーエンジンは、カタログ燃費で16.4km/L、実燃費が11.46km/Lと改善されています。

さらに、XVには<e-ボクサー>と呼ばれる、CVTトランスミッションに電気モーターを組み合わせた、ハイブリッドも用意。注目の燃費性能は、カタログ値で20.4km/L、実燃費で11.94km/Lとなかなか優秀です。スバル車は燃費が良くなったという、イメージアップに一役買っています。

現在のXVの買取相場は?


車の価値は、基本的に古くなり走行距離が伸びるほどに下がります。買取相場は市場の動きによって上下するため、中には1年後の価格が同じだったり、逆に高くなっていることも。XVを売却したら、現在は、いくらぐらいで買取してもらえるのでしょうか?世代別に、具体的な買取相場を紹介します。

初代

3代目インプレッサがベースの初代モデルは、2012年6月から2012年2月まで、1年と8カ月間のみ販売された車です。歴代インプレッサの中では唯一FF(前エンジン前輪駆動)モデルがラインナップされ、市場にはFFモデルが多く流通。新車時の価格は179万円~215万円。現在の買取相場は16万~160万円で、SUV人気の影響もあって、比較的安定した相場を維持しています。

初代XVの中古車は、現在流通している車は12台と少なく、販売価格は50万~120万円で、走行距離が少なく状態の良い車は希少となっています。程度の良い車なら高額の買取査定が期待できますが、現行型XVの中古車が増えてくるにつれて、初期型の相場は下がるとみられ、売却するなら今がチャンスです。

二代目

4代目インプレッサが元となる二代目スバルXVは、2012年~2017年まで販売され、現在は598台が流通する、中古車市場ではメインとなるモデルです。二代目にFFのモデルはなく、全車が4WDで、新車時の価格は214万~333万円。初代より大幅に値上げしていますが、飛びぬけて価格が高いのは333万円のハイブリッド2.0tsで、通常のガソリン車の価格は214万~246万円です。

現在の買取り相場は、120万~290万円で、人気なのはガソリン車のトップグレード、アイサイト プラウドエディション。XVプラウドエディションは、中古車市場での流通量も少ないため、買取相場は上昇しており、状態の良い車は242万円の高値で買取られています。

今がまさに売り時と言えるのが、二代目のガソリン車です。ハイブリッドの方は、新型の3代目では一時カタログから消えていたこともあり、買取相場は安定していました。しかし、2018年10月にハイブリッドを搭載した<advance>が復活したことで、今後は値下がりが予想され、売却するのなら早めにした方が良いでしょう。

XVの最高査定額は?

現在までに買取されたXVの中で、最高の査定額がついた車は、2018年10月に改良が施された新しいモデルで、グレードは2.0i-sアイサイト。価格は311万6,000円という、新車価格270万円に対して、残価率が115%となっています。XVは、全体的にみてリセールバリューの高い車となっており、売却の方法や査定時の交渉次第で、高値買取が期待できるでしょう。

XVを高く買取ってもらうには?


XVを高く売る方法は、車一括査定や新車への買い替えなど、いろいろな手段があります。いずれの方法も、決め手となるのは売却時の価格交渉です。買取交渉を有利に進めるために、人気のボディーカラーやグレードを、事前にチェックしておきましょう。

人気のカラーは白と黒系の定番色

XVで人気のボディーカラーは、クリスタルホワイトパールやクリスタルブラックシリカといった、定番の色です。特に、クリスタルホワイトパールは、幅広い年齢層から支持される色で、3万2,400円の有償カラーということもあって人気となっています。

デザートカーキとクールグレーカーキのミリタリー風も人気

XVのカラーラインナップで特に注目は、二代目のデザートカーキや、現行モデルにラインナップされた、空軍のジェット戦闘機を思わせるクールグレーカーキです。デザートカーキは、2013年のオートカラーアウォードでグランプリを受賞。ミリタリー風カラーをベースに、上品さを加えた二つのソリッドカラーは、XVのイメージによく似合っています。

他には、クオーツブルーパール、ダークブルーパールといったブルー系も、WRCで活躍したスバルのイメージから人気があります。

グレードによる価格の揺れ幅は小さい

XVの人気グレードは、2代目では2.0i-sアイサイト プラウドエディション、3代目では2.0i-sアイサイトです。プラウドエディションではないアイサイト付きモデルやハイブリッド、3代目の1.6Lモデルも人気があり、XVはグレードによる価格の揺れ幅は小さいです。

ガソリン車とハイブリッドとの査定額にも大きな差はなく、XVは、リセールバリューを気にしても、好きなグレードを選べる車といえます。

フルモデルチェンジのサイクルが長めなXV

スバル車は、マイナーチェンジとして、モデルイヤーごとに毎年改良を加え、フルモデルチェンジまでのサイクルを長くする方針をとっています。XVは、ユーザーが、フルモデルチェンジ以外はマイナーチェンジ前後のモデルを判断しにくのが、相場が安定している理由です。

安くなりがちなXVの特徴


XVの人気カラーやグレードなど、査定額アップにつながる条件を紹介しましたが、次に、XVの査定が安くなってしまう要素について説明します。

シルバー系のカラーは人気がイマイチ

XVの人気カラーは、クリスタルホワイトパールやクリスタルブラックシリカなど、定番の白と黒ですが、新車では登録台数の多いシルバー系は人気がありません。XVに設定されているアイスシルバーメタリックという、やや青みがかった明るいメタリックグレーは、中高年ユーザーに支持されていますが、購入層の若い中古車のXVでは地味すぎて不人気です。

XVのイメージカラーの一つであるサンシャインオレンジや、まるでフェラーリみたいに鮮やかなピュアレッドは派手すぎて、XVの定番カラーとは大きく浮くために、マイナス要素になることもあります。

修復歴のあるXV

人気車のXVですが、他の車と同じで修復歴がある場合は、査定額はマイナスとなります。修復歴というのは事故歴のことで、例えば車庫入れの際に、自宅ガレージの壁にバンパーを擦ってしまい、補修をしてもらったなどは修復歴には該当しません。修復歴とは、衝突などの事故によって、走行に支障が出るほどのダメージを負ったために、修理された車のことです。

特に、衝突時に破損することの多い、フロント部のラジエーターコアサポートやクロスメンバー、インサイドパネルなどを修理した車は修復歴になります。

修復歴アリでは30万~50万円もダウン

XVでは、修復歴がある車の場合、通常よりも30万~50万円査定額が安くなってしまいます。修復歴の有無は、プロの査定士が見れば一目瞭然で、隠していても必ずバレるでしょう。また、事故をしたままで放置した車に査定を依頼し、修復はしていないと言っても、絶対に査定額は上がりません。

事故を起こしてしまった車の場合は正直に話し、その代わりに事故時の状態や、きちんと修理されたことを示す写真や見積書などを提示して、少しでも査定額が上がるように期待しましょう。

アイサイトが装着されていない車はマイナスになる

XVには、二代目モデルから、車載カメラを使用した、自動ブレーキなど予防安全装備<アイサイト バージョン2>が装備されています。さらに2014年11月のマイナーチェンジで、XVのアイサイトは最新のバージョン3へと進化。スバルは、このステレオ(二眼)カメラによる自動ブレーキシステムを、いち早く導入したことで知られ、ユーザーからの信頼性が高く人気です。

アイサイト装着は高額査定の必須条件

XVの中古車を購入するユーザーは、このアイサイトについては細かくチェックしていることが多いため、買取査定にも大きく影響してきます。XVでは、登録された車のほとんどがアイサイトを装備したモデルですが、一部にはアイサイト非装着の車が登録されているのも事実です。

残念ながら、アイサイトがついていない車は人気が無く、買取査定ではマイナスとなってしまうため、心得ておきましょう。

まとめ


XVは、中古車市場でも大人気のコンパクトSUVで、売却時には高価買取が期待できる車です。かつてセダンや小型ハッチバックが定番だった自動車市場ですが、今や世界的にSUVが人気となっており、各メーカーが開発に力を注いでいます。

SUVの人気は今後も続くと見られ、XVの買取査定も安定が見込めますが、ライバル車の台頭や現行モデルのタマ数が増えるにしたがって、売り時の見極めが重要になってきます。愛車のXVをより高く売却できるよう、相場の動向をチェックしてください。